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「FIFA 23」最新情報公開。試合日のゲーム体験がさらに豊かなものに。キャリアモードでは実在する監督としてのプレイも可能
「FIFA 23」公式サイト
7月28日に掲載した記事で紹介したとおり,「FIFA 23」には,PCおよび最新コンシューマ機向けの次世代モーションキャプチャ機能となる「HyperMotion 2 Technology」が使われており,マーカースーツを着たプロ選手が2試合を行ったデータからアニメーションが作り出されている。
同様に,今回発表された「マッチデイ体験」は,PCとPlayStation 5,Xbox Series X,そしてGoogle Stadia限定の新機能で,リアルで臨場感のある試合当日のスタジアムの雰囲気が体験できる。
具体的には,試合が始まる前のカットシーンにスタジアム内外の様子が映し出され,人々が期待と共にスタジアムに吸い込まれる様子や,出場チームのバナーを使ったファッションの観客達が登場したりするという。FUTやプロクラブでは審判団が男女混合に変更されており,多くの試合で女性の主審や副審がピッチを走り回ることになるようだ。
臨場感という点では,芝生が3D化されることで,選手のスライディングやゴールパフォーマンスでピッチが乱れたり,芝生に跡が残ったりなどの状況が再現できる。さらにゴールネットも3D化されており,リプレイなどで描かれるネットの揺れが格段にリアルになっている。
こうした新要素の中で最も注目できるのが,「HyperMotion 2」を活用した「HyperMotion 2 AR リプレイ」だろう。これは,シュートやフリーキックのリプレイの際,シュート力やゴールからの距離といった情報がAR風のオーバレイで表示されるというもの。さらに,最新コンシューマ機の処理能力を活かしてカメラも被写界深度の浅いものが使われ,テレビニュースで見られるような,選手にフォーカスしつつ背景がボケているといった視覚効果も再現されている。
「FIFA 23」で一新されるという「キャリアモード」では 「プレイヤーパーソナリティ」という新要素が登場し,各選手は「マーベリック」「ヴァーチュオソ」 ,そして「ハートビート」という3つのパーソナリティ要素で性格付けが行われる。3つの合計は常に100ポイントで,ゲーマーの操作によるプレイスタイルに加え,練習や自由行動でどのようなチョイスを行ったかでもバランスが変化するという。パーソナリティによって,例えば同じポジションに新しい選手が移籍してきたときのリアクションも違ったものになるとのこと。
それぞれのパーソナリティ要素を説明しておくと,「マーベリック」は直感的に行動し,ゴール前では貧欲にショートを放ち,個人を優先してプレイするタイプで,ピッチの外でもスターらしく振舞う。「ヴァ―チュオソ」はスキルとインテリジェンスにあふれたストイックさが持ち味で,自分で試合の展開を変えていくことができ,ピッチ外でも他人の意見に左右されることなく自分の考えに基づいて行動する。そして「ハートビート」は,まさしくチームの鼓動としてゲームの一歩先を読みながら献身的にプレイし,ビッチの外でも模範的な振舞いをするという。
「FIFA 23」では,これまでファンに熱望されてきた,キャリアモードでの監督(マネージャー)の追加も行われている。実在する350人以上の監督が登場するが,そのうち,固有のモデルが用意されているのは,カルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリード),ペップ・グラディオラ(マンチェスター・シティ),トーマス・トゥヘル(チェルシー),アントニオ・コンテ(トッテナム・ホットスパー),パトリック・ヴィエラ(クリスタル・パレス),スティーヴン・ジェラード(アストン・ヴィラ)の各氏となっている。背広にするかジャージにするかといったオプションもあるが,選手の移籍にも関与できるだけに,マネジメントが好きなプレイヤーにとっては気になる新要素だろう。
なお,本作を以てFIFA(国際サッカー連盟/Federation Internationale de Football)とのライセンス契約が終了する本シリーズだが,イタリアの強豪チーム「ユヴェントス」との4年契約が新たに発表されており,Electronic Artsが大きな展開を計画しているのは疑いないところだ。発売に向けて続々と最新情報が公開される「FIFA 23」だが,さらなる情報も楽しみにしたい。
「FIFA 23」公式サイト
※掲載した画像はトレイラーをキャプチャしたものですキーワード
(C)2022 Electronic Arts Inc.
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