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液冷+水冷のハイブリッド冷却対応モデルなど,Palitがグラフィックスカードのコンセプトモデルを公開
なお,いずれの製品も発売時期や価格は明らかになっていない。
RTX 4090 Neptūnusは,GPUに「GeForce RTX 4090」を搭載したPalit製グラフィックスカード「GeForce RTX 4090 GameRock OC」をベースに,簡易液冷ユニットを組み込んだ製品だ。Palitによると,空冷ファンのみの製品と比べて,GPU温度が10℃下げられるという。
「GeForce RTX 4080」を搭載した「GeForce RTX 4080 SUPER MASTER」は,カードの表面と裏面に金属製のカバーを採用した製品だ。金属の質感に加えて,ねじが見えないデザインにより,一般的なグラフィックスカードよりも高級感があるデザインとなっている。
そのほかにも,合わせ鏡とLEDを組み合わせた「インフィニティミラー」をカードの装飾に利用した「BEYOND LIMITS SERIES」として,GeForce RTX 4080を搭載した「GeForce RTX 4080 SUPER BEYOND LIMITS - Quartz」と,「GeForce RTX 4080 SUPER BEYOND LIMITS - Crystal」を展示していた。
GeForce RTX 4080 SUPER BEYOND LIMITS - Quartzは,カラーLEDで「BEYOND LIMITS」の文字が側面に浮かび上がるデザインとなっている。背面に排気孔を備えているのもポイントだ。
一方のGeForce RTX 4080 SUPER BEYOND LIMITS - Crystalは,あわせ鏡による奥行き表現をさらに強調したデザインとなる。
また,Palitは,NVIDIAが新たに提唱するグラフィックスカードのガイドライン「SFF-Ready Enthusiast GeForce Cards」に準拠した製品も公開した。
SFF-Ready Enthusiast GeForce Cardsは,「GeForce RTX 4070」以上を搭載するグラフィックスカードに対するサイズの基準を定義した規格だ。具体的には,グラフィックスカードの全長が304mm,奥行きが151mm,厚みが50mm(2.5スロット相当)以内に収まるものをSFF-Ready Enthusiast GeForce Cardsとするというもの。SFF-Readyという言葉からイメージするほど小さくはないものの,グラフィックスカードの大型化に,ある程度の歯止めをかけられるかもしれない。
Palitは,SFF-Ready Enthusiast GeForce Cardsに準拠した製品として,以下の4製品を披露した。
- GeForce RTX 4080 SUPER Infinity 3
- GeForce RTX 4070 Ti SUPER Infinity 3
- GeForce RTX 4070 SUPER Infinity 3
- GeForce RTX 4070 Infinity 3
公称本体サイズは,いずれも293(W)×116(D)×49(H)mmで,特別小型なカードというわけでもない。ただ,サイズの基準が明確になったので,PCケースとの相性が分かりやすくなったのはメリットといえるだろう。
Palit公式Webサイト
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