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紹介記事

監督藤澤経清氏に聞く「真紅の焔真田忍法帳 for Nintendo Switch」の魅力。後編は筧十蔵（CV：鈴村健一）と由利鎌之介（CV：保志総一朗）を紹介

2024/01/31 17:00

　アイディアファクトリーの女性向けブランド「オトメイト」より，2024年2月15日に発売されるNintendo Switch専用ソフト「真紅の焔真田忍法帳 for Nintendo Switch」。本作の魅力を前後編（全2回）でお届けする連載企画後編は，攻略キャラクターの筧十蔵（CV：鈴村健一）と由利鎌之介（CV：保志総一朗）を取り上げます。

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　「真紅の焔真田忍法帳」の概要はもちろん，攻略キャラクターの魅力やルートごとのキーワード，どんな人におすすめなのかなどを聞いた，監督の藤澤経清氏のコメントをお届けするので，ぜひチェックしてください。

「真紅の焔真田忍法帳 for Nintendo Switch」の監督藤澤経清氏に聞いた各キャラの魅力や，ルートのキーワードを前後編でお届け！

　2024年2月15日に発売される「真紅の焔真田忍法帳 for Nintendo Switch」の魅力を，前後編（全2回）でお届けする連載企画がスタート！　攻略キャラクターの魅力やルートごとのキーワード，どんな人におすすめなのかなどを聞いた，監督の藤澤経清のコメントをチェックしよう。

［2024/01/24 17:00］

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「真紅の焔真田忍法帳 for Nintendo Switch」公式サイト

※ゲーム画面は開発中のものです
※メーカーからの資料をもとに掲載しています

「真紅の焔真田忍法帳」とは？

　「薄桜鬼」シリーズや「緋色の欠片」シリーズなどの制作陣がお届けする「真紅の焔真田忍法帳」は，戦国時代を舞台に【真田信繁】と彼に仕える【真田十勇士】らの熱い絆と生き様を描いた作品です。

　真田十勇士の一人として真田信繋に仕えることになった主人公は，徳川幕府に兵を挙げた豊臣家に呼応する信繁らと戦に挑みます。

主人公
望月六実（もちづきむつみ）
※名前変更可能

十六才。真田忍の一人であった望月六郎の娘。
真田の忍の里で，猿飛佐助の師匠でもある戸沢白雲斎から忍として鍛えられる。
真田信繁の大坂入りに際して，白雲斎から信繁の元に使わされる。

　忍たちの忍術や主人公にしか使えない秘術，死人（鬼）の集団【鬼火】の存在など，「大坂の陣」という史実に沿った物語ながらも，本作ならではの要素が満載です。

　武士や忍の生き様，忍という影の存在の在り方……と，この時代を描く本作でしか味わえない，熱くそして心打たれる彼らの勇姿を余すことなく楽しみましょう。

※本作は，2018年6月28日に発売されたPlayStation Vita専用ソフト「真紅の焔真田忍法帳」が移植されたタイトルです

Nintendo Switch「真紅の焔真田忍法帳 for Nintendo Switch」
オープニングムービー

攻略キャラクター紹介～第2回～
筧十蔵，由利鎌之介

真田信繁の懐刀
筧十蔵（かけいじゅうぞう）
CV：鈴村健一

**「喧嘩するほど仲がいい、というやつです。ご心配なく」**

元真田家家臣。真田信繁の従者。
元々真田家の家臣で信繁の小姓として仕え，蟄居となった後も九度山に従っている。
その後は真田忍としても働き，改造した銃火器や爆薬物，火薬の扱いを得意としている。
過去に真田家からの恩があるため，信繁のことを第一に考えている。常識的な判断をもち，女性に対しては優しくふるまう。

恋愛のテーマ：対等なパートナーとしての認め合い

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筧十蔵
「まさか、この真田丸を正面から攻撃してくるとは」

絶体絶命のこの危機に、筧さんが駆けつけてくれるなんて……。
夢でも見ているのではと思うほどの僥倖に、とっさに言葉が出なくなる。

筧十蔵
「六実さん、怪我はありませんか？」

望月六実
「は……はい、平気です」

筧さんの優しいお気遣いで、私はようやく口を利けるようになる。

望月六実
「それよりも筧さん、彼らは――」

筧十蔵
「わかっています。この者たちは、妙な術を使うようですね。私も、黒いモヤのようなものに阻まれ、ここへ辿り着くのに手間取ってしまいました」

どうやら筧さんも、私と同じ術をかけられていたらしい。

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筧十蔵
「……やめなさい。もはや私たちで解決できる問題ではありません」

私の身体を引っ張った十蔵さんにより、阻止されてしまった。

望月六実
「離してください……！」

抵抗するが、十蔵さんの力は強く、逃れることはできない。

筧十蔵
「……今は、耐えなさい」

振り絞るように、十蔵さんはこぼした。
諦めの色が滲むその一言を、私はどうしても受け止めることができなくて……。

望月六実
「十蔵さんは、悔しくないのですか。あなたの望みは、こんな卑怯な真似で御屋形様を侮辱されることではないでしょう……！」

筧十蔵
「……当然です。許されるのなら私も、あの兵たちを撃ち抜いてしまいたい」

ですが、と十蔵さんは続けた。

筧十蔵
「裏切りは徳川方が、一枚上手だった。……その敗北を受け入れましょう」

十蔵ルートのキーワード，注目シーン

●キーワード
自立と許し

【藤澤経清氏コメント】
　真田家，とくに信繁が最優先で，その為ならば味方も裏切る志を持ちます。人を信じない十蔵が主人公たちと関わることで，その殻を壊していく物語です。

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十蔵のキャラ萌えポイント

●キーワード
絶大な腹心

【藤澤経清氏コメント】
　信繁とは別の意味で大人の魅力が満載です。腹心的なクールさと安心感があります。一線を引いているような恋愛からどう発展するのか，ぜひ見守ってほしいです。

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こんなシチュエーションが好きな方におすすめ!!

●キーワード
屈折愛

【藤澤経清氏コメント】
　真田信繁の腹心的な立場ですが，ルートを辿っていくとかなり屈折した真田愛を見ることができます。御家のためならどんなことも厭わない方は，ぜひどうぞ。

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十蔵ルートで敵対するキャラクター

グラシア
CV：井上喜久子

鬼火の一人。
自分を愛してくれる人，自分を守ってくれる人を求める愛の探求者。自分の為に戦う，裏切る，血を流す，などを見て興奮状態に入る。

真田忍の兄貴分
由利鎌之介（ゆりかまのすけ）
CV：保志総一朗

**「ごっそさん！　おまえ本当、料理が上手いんだな！」**

真田忍の一人。元傾奇者。
元は天下の傾奇者で，天下に名だたる真田家の元に押しかけて部下になった。
表裏のない一本気な性格で，人情や義理，仲間，約束などを大事にする。真田忍の若手三人組の中では年長であるため，兄貴分を自称する。ムードメーカー的存在。
武器は大鎌の鎖鎌で，背の低さとは裏腹の怪力自慢。

恋愛のテーマ：共に手を取り合って道を歩める仲に

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怪我が治りかけている部分の肌は、ひび割れた陶器のようだった。
顔にも切り傷が無数にあり、よく動く表情のせいか、傷も治りにくいみたい。

由利鎌之介
「……っおい、顔、近いって」

望月六実
「顔を背けないでください。傷口をちゃんと見せてくれないと治療できません」

私は傷口の具合をしっかり確かめ、その傷に適した薬を塗布する。
顔の治療を終えると、今度は酷い手や腕の傷に取り掛かった。

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外に出てみると、もう日が落ちて暗くなっていた。
夜空にぽっかりと浮かぶ月を眺めていると、少しだけ落ち着いた気分になる。
ふと視線を横に向ければ、鎌之介さんも同じように月を見上げていた。

由利鎌之介
「なんか……帰ってきたって感じだな」

望月六実
「……そうですね。とても安心できる気がします」

ここは大坂城――。
徳川と戦う豊臣方の拠点だ。
私たちの家があるわけではないし、ましてや故郷でもない。
だけど、それでも……。

由利鎌之介
「やっぱり俺の……俺たちの帰るべき場所は、ここなんだろうな。真田信繁に仕える家臣として……。真田十勇士としての居場所なんだ。今回の旅は色々ありすぎたが、そのことを思い知らされた気分だぜ」

望月六実
「そうですね……私も、あんな波瀾万丈な旅は初めてでした」

あまり旅をしたことがなく、里からも出たことが少ない私には、新鮮なことも多かった。