紹介記事
「トリッカル・もちもちほっペ大作戦」開発元のEPID Gamesを見学に韓国へ。同人グッズやミームに溢れるオタクカンパニー
もともとトリッカルのエピソードを聞くのが目的で,オフィスツアーの予定はなかったのだが,ひょんなことからEPID Gamesのオフィスを一通り見せてもらえたので紹介する。
※グローバル版で未実装のキャラも記事中に登場する。読み進める際は注意してほしい
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[インタビュー]家を抵当に入れた真因は,PDの確信犯的な嘘だった。「トリッカル」開発元の代表と,「代表を売った」副代表が語る波瀾万丈な物語
家を抵当に入れてまで「トリッカル・もちもちほっペ大作戦」を作ったEPID Gamesのハン・ジョンヒョン代表と,「代表を売る」覚悟で資金繰りに奔走したシム・ジョンソン副代表にインタビューする機会を得た。波瀾万丈な開発の歴史や今後の目指しているものについて,韓国本社で話を聞いた。
EPID Gamesには,主に2つのオフィスがある。トリッカルの再開発のために,融資を受け,それを元に人員を当初の2倍以上に増やしたことに伴い,新しいオフィスを追加したという経緯だ。
現在の社員数は,170人から180人ほどだという。
最初に訪れたのは,第1オフィス。ストーリーチームやバックオフィスチームが在籍するフロアだ。
エレベーターホールには,エルフィンとネルがいた。
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シャイニングなネルの顔を横目に,オフィス中に入って,まず目に入るのがこれだ。
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でも,ここまでよ。鎖鎌のバターが相手だからね
おそらく,大喜利サイト「写真で一言ボケて」(bokete)由来のミームを題材にしている。ちょうどこのフロアが4階であることも,根拠になりそうだ。
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続いて,EPID Gamesの社訓を紹介しよう。
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かわいくなければ死ね!
| 【楽しくなければ死ね】 会社での幸せはすなわち人生の幸せ! 楽しさ以上のモチベはない 会社は楽しく没頭できる環境を作り,個人は楽しみながら努力する姿勢を持とう! |
【失敗を恥じるなら死ね】 失敗した陶器は成長の証 恥ずかしいことではない あの高みを見据えて成長する職人になろう! |
| 【対等な意思疎通がなければ死ね】 ・対等な意思疎通 誰もが気楽に意見を出す! ・トップダウン推進 決まった方針に向かって足並みを揃えて走ろう! |
【共に成長しないなら死ね】 ピンポンのようなやり取りの中からシナジーが生まれる チームの中で孤立せず,互いに尊重し助け合おう 会社はすべてのものが繋がっている生命体だ! |
| 【誠実でなければ死ね】 嘘はコミュニケーションを殺す 対等な意思疎通は誠実さに基づく 自分を含む全員に対して誠実に接すること! |
【機敏でなければ死ね】 早い決定,早い行動 会社が生き残った原動力を忘れるな 変化を恐れず,悩みに囚われず,迅速かつ柔軟に決断を下すのだ! |
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| 【人間関係のトラブル】 個人のマナーや言葉遣いなど,対人的な問題は,当事者間で直接解決することを原則とします 特に新人のような弱者を対象とする陰口や,社内世論の形成は避けてください 人間関係で発生したトラブルは,誰かが代わりに解決してくれるものではありません 第三者を通じた仲裁は避けます |
【業務トラブル】 業務の進め方,決定,優先順位などは,個人よりチームの基準を優先します 不満や提案があれば,文書または公式チャンネルを通じて報告してください 問題提起は「批判」ではなく「改善」の出発点です 会議や調整の過程では,事実に基づき,尊重する口調で,改善案を提示することが基本です |
| <例:人間関係トラブル> 「勤務態度が良くなく,コアタイムに連絡がなかなかつかない」 「行動や言葉遣いで,直してほしいところがある」 「オフィスでの振る舞いがとても気に障る」 |
<例:業務トラブル> 「作業要請が遅すぎる」 「開発状況や課題に関する情報が共有されていない」 「作業の進捗をうまく把握できていない」 |
| ★コミュニケーションガイド★ →解決しなければ解決するまで繰り返し! 1.伝えたい内容を自分で整理 2.コーヒーチャットまたはDMなどで直接対話を申請 3.困っている点を伝え,解決策を導き出す |
★コミュニケーションガイド★ 1.不満事項を整理および文書化 2.チームリーダーに共有および報告 3.関連者+PMとの会議を通じて調整 4.調整後の後続措置の進行および共有 |
| 「トラブル内容を除いたゲームに関連する意見は,いつでも誰にでも自由な形で話してください!」 | 該当内容以外のテーマはPM / HRにお問い合わせください ※ガイドライン違反時はご想像にお任せする。上手く判断してやってね |
トリッカルの舞台・エーリアスは,「死」という概念のない世界なのに,この言い回しである。ポスターを見て,かわいいと思っても,中身がとんでもない場合もあるのだと感じた。
ポスターに描かれた彼女たちは,書いてあることを何も理解してなさそうなアンバランスさがじわじわとくる。
この「死ね」ポスターは,オフィスの使い方ルールにも使われていた。
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オフィスに入ってすぐのスペースには,ポーカー用の台やグッズ用の棚が用意されている。
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数量限定で生産されたレアグッズ「代表マスク」も飾られている。別記事のインタビューで詳細はお届けしているが,EPID Gamesはトリッカルの開発を継続するために,代表を売るという戦略を取っている。
目元を隠しているのは,映画「パラサイト」由来。
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ほかにも,トリッカルグッズがたくさんある。
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そして,当たり前のように,他社のグッズも置かれている。
![]() N○KKEや原○ |
![]() ア○クナイツのアー○ヤ |
![]() 大陸版アー○イツの6周年グッズ 通行認証 |
![]() トリッカルのグローバル版パブリッシャ・bilibiliの2233姉妹やマスコットのぬいぐるみ |
グローバル版のリリース前に公開された公式インタビュー動画で,当たり前のようにアークナ○ツのガチャを引いている様子からも,代表をはじめEPID Gamesの社員はサブカルチャー好きのオタクが多い。
会社で使う英語のニックネームも,ブル○ア○カイブなどの作品から名前を拝借している人もいるという。
日本のコミックマーケットや,韓国のコミックワールドなどのイベントでは,プレイヤーの2次創作コンテンツを片っ端から買っていくそうだ。会社のお金を使い過ぎて経理に怒られたりもしつつ,代表個人の財布からも年間で100万円規模を使っているという。
また,同人活動やグッズ製作の支援なども会社で行っており,クリエイターが楽しく活動できるような福利厚生が充実している。
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EPID Gamesの過去作品,「LOG - THE JOURNEY BEGINS」というピクセルグラフィックスのモバイルRPGのグッズも並んでいた。
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EPID Gamesの第2オフィスも訪問した。第2オフィスは2フロアあり,人事やサーバーチームがいるフロアと,アートチームやメイン開発チームがいるフロアに分かれている。
代表の部屋は,メイン開発チームなどがいるフロアに位置している。
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フロアの端に置かれた机には,グッズが大量に並べられていた。これは,メンテナンスの時に,無事に終えられるよう祈りを捧げる祭壇だという。
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なお,祭壇の中央に鎮座していたのは,「リーグ・オブ・レジェンド」のレジェンドプレイヤー・Faker選手のグッズだ。同選手は,2026年1月に韓国の体育勲章の最上位にあたる青龍章を大統領から授与されている。
祭壇に置かれていたグッズは,韓国などのマクドナルドが年末から年始にかけて「幸運バーガー」(ラッキーバーガー)という寄付も兼ねた限定商品を販売するのだが,それとFaker選手がコラボしたものだ。
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4Gamer:
どうしてFaker選手が祭られているのですか。
スタッフ:
GODだからです!
4Gamer:
確かに。
【6万円した】「LoL」歴代最高額の“Faker”スキンセットを購入したから,ちょっと語らせてくれ
「リーグ・オブ・レジェンド」の最高額スキンセット“不滅なる伝説 アーリ シグネチャーコレクション”を購入した俺が叫ぶ。競技シーンで目覚ましい活躍をした選手の殿堂入りを祝う,最高のリスペクトがてんこ盛り。
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冷蔵庫を開けるとブルミがいたりと,至る所にキャラクターがいる。社員が自由に色々置いていそうな雰囲気である。
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そのまま代表の部屋へ。床にはイベントのショッパーなどが大量にあり,棚にもたくさんのグッズが並べられていた。
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ちなみに,Faker選手が飾られていた祭壇ような形で,代表を称える祭壇も準備中だそうだ。今年,代表が日本で初詣をした際,大吉を超えるの運勢を引き当てたらしく,そのご利益にあやかり,トリッカルの成功を祈願する目的だという。
このツアーが終了したところで代表と合流し,トリッカルの波瀾万丈な開発物語を代表と副代表にインタビューした。
そちらの様子は,下記記事で確認してほしい。
[インタビュー]家を抵当に入れた真因は,PDの確信犯的な嘘だった。「トリッカル」開発元の代表と,「代表を売った」副代表が語る波瀾万丈な物語
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- 編集部:或鷹
(C)EPIDGames Inc.
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