イベント
[TGS 2013]今年の東京ゲームショウはインディーズゲームがアツい! ビジネスデイに出展された「インディーズゲームコーナー」を紹介
ビジネスデイの2日間では18タイトルが展示され,さらに一般公開日(9月21日,22日)では,同コーナーを別館(9ホール)に移動したうえで,40以上のタイトルが出展。一般公開日には“インディーズゲームフェス 2013”も併催され(関連記事),本館から離れていたにもかかわらず,多くの来場客で盛り上がった。
実はこのような形で,インディーズゲームのコーナーが東京ゲームショウに本格的に出展されるのは,これが初めてのこと。インディーズゲームと言えば,最近はソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが,PlayStationプラットフォームにおいてインディーズゲームの配信に積極的に取り組むスタンスを見せているが(関連記事),今回のゲームショウ出展も,そういった動向を捉えたアクションの一環といえるだろう。
本稿では,ビジネスデイのインディーズゲームコーナーの雰囲気を,写真多めでお伝えすると共に,その中から筆者の目に止まった3つのタイトルをピックアップしてみたい。
「インディーズゲームフェス2013」公式サイト
Space Qube
基本操作はタップで自機の左右移動/射撃,スワイプで旋回しての回避を行い,自動射撃モードもある。途中でアイテムを拾うことで,レーザー,ミサイル,シールドといった装備や,自分以外がスローモーションになる“バレットタイム”などの効果も得られる。シューティングゲームとしての基本がきっちり押さえられた内容だが,キューブによるキャラクター達にドット絵にも通じるレトロっぽさがあり,プレイ中に温かみを感じたのが印象に残った。
キューブによるグラフィックスは好評のようで,プレイヤーが自分でモデリングするための簡易ツールも用意されている。Space Qubeの公式サイトには,現時点で2000弱の力作がアップロードされているので,ドット絵テイストが好きな人はとりあえずチェックしてみるとよいだろう。
ちなみに。アップロードしたデータを元に,3Dプリンタでフィギュアを出力して郵送してくれるというユニークな有料サービスもある。これもなかなか面白い試みだ。
「Space Qube」公式サイト
Pechan
テキストを読むと単純に聞こえるかもしれないが,ボタンではなくタブレットを傾けて操作するというのが,なかなかのくせ者。しかも,モンスターをコップで押しつぶすときの抵抗感は絶妙で,見事成功した瞬間は“ぷちっ”という確かな手ごたえを感じる(錯覚なのだが)のが面白い。筆者も思わず,必要以上に力を込めてタブレットを揺さぶってしまった。
スライディングエンジェル
このゲームで気に入ったのは,ウォータースライダーとは別に,着飾ったマイキャラを撮影するための専用モードがあること。女の子のモデリングもなかなか良く出来ているので,ローカライズすれば結構イケるんじゃないか,と個人的には思った次第。よい意味でインディーズゲームらしい,一発ネタのゲームとしてこれは「あり」だろう。
「インディーズゲームフェス2013」公式サイト
東京ゲームショウ2013 4Gamer記事まとめページ
- この記事のURL: