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Perfect Worldの2020年上半期は,800億円の売り上げ。その半分以上はスマホゲームから
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印刷2020/09/16 12:11

業界動向

Perfect Worldの2020年上半期は,800億円の売り上げ。その半分以上はスマホゲームから

 古くからの4Gamer読者にはお馴染みの中国のゲーム会社「Perfect World」(完美世界)※1。なんとなく昔の記憶が強くて,“PCのMMORPGを作ってる会社”というイメージが強いが,「LEGEND of CHUSEN -誅仙-」「パーフェクトワールド」から十数年を経た今でも,変わらないパフォーマンスを出し続けているのだろうか。
 少し前の話になるが2020年上半期の業績報告が8月末に公開されたので,Perfect Worldの現在と目指している方向を,数字から探ってみよう。

※1
MMORPG「Perfect World(邦題:完美世界)」制作当時は「完美時空網絡技術有限公司」だったが,2011年5月には社名変更で「完美世界」となっている。


画像(001)Perfect Worldの2020年上半期は,800億円の売り上げ。その半分以上はスマホゲームから

完美世界股份有限公司 2020年半年度报告


 1997年,教育ソフトビジネス※2がうまく回っているときに,大学の後輩数名※3からゲーム作りのための資金援助を求められたことがきっかけで,ゲーム事業を始めることになったPerfect World。その後2008年には映画事業も立ち上げて,「映画+ゲーム」の2本柱でここまで歩んできた。

※2
この教育ビジネスブランド(iHuman)は,いまでも同じCEOの元,2020年9月9日にニューヨーク証券取引所で株式公開された


※3
このメンバーが後のZloongスタジオとなる。今ではArchosaur Gamesとして上場しており,株式はPerfect Worldが23.1%,Tencentが17.51%を保有する。


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 「Perfect World -完美世界-」といえば,古くからのMMORPGプレイヤーには名の知れた作品だが,それを作ったのがPerfect World社だ。日本では最近,名前を聞かなくなったが,CEOに話を聞く時間をもらえたので,いろいろ聞いてみた。

[2018/10/25 18:26]

 そんなPerfect Worldの2020年上半期の総売り上げは51.44億元(約800.41億円)で,YoY+40.68%という高成長を見せた。純利益は12.71億元(約197.77億円)で,こちらもYoY+24.53%という成長ぶりだ。

※レートはすべて,2020年9月3日の数値で計算しています(1元=15.56円)

 総売り上げ800億円のうち,84.72%にあたる43.58億元(約678.1億円)はゲーム事業からで,ここだけを見るとYoY+51.44%。驚きの成長率だ。
 また,ゲーム会社としてのイメージが強いからあまり目立たないが,事業の柱の1つである映画事業についても売り上げ7.86億元(約122.3億円)となかなかの数字。YoYこそ大きな変化はないものの,最近では「キャッツ」「チャーリーズ・エンジェル(2019)」「ドクター・ドリトル」などに出資しており,総合エンターテイメント企業として順調に成果を積み重ねている。

 しかしPerfect Worldは,やはりいまでもゲーム会社だ。
 そしてPCゲームから始まったPerfect Worldだからこそか,スマホが盛況の今でも,PCゲームによる全社売り上げの比率はまだ一定の割合を占め,24.24%(約194億円)という数字を叩き出している。そこで安定的な収益として貢献しているタイトルには,「誅仙」「パーフェクトワールド」のほか「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」PC / Xbox One / PS4)および中国でのパブリッシングを担当する「DOTA2」「Counter-Strike: Global Offensive」の名前が挙がる。

日本では6月25日にDMMによるPS4ローカライズ版が発売された「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」
画像(002)Perfect Worldの2020年上半期は,800億円の売り上げ。その半分以上はスマホゲームから

 中国市場特有の状況でコンソールゲームの割合は非常に少なく,わずか3.45%を占めるのみ。しかし「パーフェクトワールド」のコンソール版や「Torchlight III」(Steamでアーリーアクセス中),「Magic Legends」PC / Xbox One / PS4)などの開発も進んでいるようだ。

 そのゲーム事業において,Perfect Worldの売り上げの半分を支えているのはスマホゲーム事業で,約453億円で総売り上げの56.65%を占めている。日本だとピンとこないかもしれないが,中国でのスマホMMORPGの市場占有率は,Perfect World一社でなんと22.5%にもなっている。PCのMMORPGで培った強みやノウハウを,スマホゲームでも遺憾なく発揮しているようだ。

 いま開発中のMMORPGを見てみると,「梦幻新诛仙」「仙剣奇侠伝」「Chronicle of Infinity」「Tower of Fantasy」……など多くの作品が控えているが,自分達にとって手慣れたジャンルだけに留まる会社ではないようで,横スクロールアクションゲーム「Unruly Heroes Mobile」,ターン制ローグライクゲーム「Shadow of Nyog」,日本のIPを使った作品である「一拳超人(ワンパンマン)」など,さまざまなジャンルに手を広げている。“MMORPGの会社”というイメージを払拭してくれる,幅広い展開に期待したい。

「夢幻誅仙」の世界観を継ぐスマホ作品「梦幻新诛仙」(左)
PC,コンソールですでに発売済の「Unruly Heroes」のモバイル版「Unruly Heroes Mobile」(右)
画像(004)Perfect Worldの2020年上半期は,800億円の売り上げ。その半分以上はスマホゲームから 画像(003)Perfect Worldの2020年上半期は,800億円の売り上げ。その半分以上はスマホゲームから

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