GDC 2022
2022年のGDCは,アメリカ・サンフランシスコの会場とオンラインの“ハイブリッド開催”に。近年リリースされたAAAタイトルやインディーゲームの話題作,往年の名作などのゲームデザインやプログラム,アート,物語をテーマとしたものや,新しいゲーム開発技術やサービス,開発現場の現在に関するセッションが5日間にわたり行われる。とくに注目されているのが,メタバース,Web3,NFTをテーマとしたセッションだろう。4Gamer.netでは,現地の取材記事とオンラインセッションのレポートをお届けする予定だ。
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NetEase GamesはGDC 2022で計26回の講演を実施。“武侠”やAI活用,アクセシビリティデザインなどがトピックとなった主な講演の概要を公開
NetEase Gamesは本日,ゲーム開発者会議・GDC 2022で同社が実施した,主な講演の概要を公開した。トピックは,中国ゲームにおける「武侠」のとらえ方や,東洋剣戟サバイバルアクション「Naraka: Bladepoint」のプロトタイプ制作からリリースまで,AI活用,アクセシビリティデザインなどとさまざまだ。
「Among Us」が行ったTikTokでのプロモーションと,その実態。TikTokはゲームの広報に有益なのか?
ゲームがゲーマーだけのものでなくなって久しい昨今において,非ゲーマー層にどうやってリーチするかに悩むメーカーの広報は少なくない。そんな中,非ゲーマーを対象とした広報メディアとして,注目を集めているSNSにTikTokがある。「Among Us」での施策例が示された講演をレポートする。
日本のインディーズゲームはなぜ海外での露出が少ないのか? GDCの講演で語られた日本のシーンの現状と問題とは
近年におけるインディーズゲームは目覚ましい盛り上がりを見せているが,その一方で,世界市場という面から見ると,日本発のタイトルが大きな注目を浴びるケースは珍しい。この現状を踏まえ,そこにどんな問題があるのかを分析した講演がGDC 2022にて行われたので,その概略をレポートしたい。
Access Accepted第719回:GDC 2022で見えてきた,“現実”と直面するゲームデベロッパ
3年ぶりにカリフォルニア州サンフランシスコで開催されたGDC 2022。600種を超えるセッションが次から次へと開催され,ゲーム開発者たちの熱量も十分に感じられるものだった。そうしたセッションの中でも気になったのは「週休3日制」や「DE&I」といった企業改革が推進されてきている,という話だ。
[GDC 2022]Raw Furyが新作アクションRPG「Superfuse」の制作を発表に。2022年内にアーリーアクセス版を公開予定
Raw Furyは,Stitch Heads Entertainmentの新作アクションRPG「Superfuse」のアーリーアクセス版を2022年内にリリースすると発表した。生活圏を太陽系にまで広げた人類を襲う謎のモンスターを相手に,選ばれた兵士となったプレイヤーが戦いに挑むという本作。激しいハック&スラッシュが楽しめそうだ。
[GDC 2022]基本プレイ無料ゲームにおけるサブスクリプションの現状と可能性。調査会社のアナリストが語ったその未来像
昨今急速に普及を始めているゲームのサブスクリプション・モデルだが,音楽や映像といったほかのジャンルに比べると,その程度はまだまだに思える。では実際にはどの程度普及しているのだろうか。GDC 2022では,調査会社であるOmdiaのアナリスト・George Jijiashvili氏が,そのデータと未来像を語っていた。
[GDC 2022]AIの感情を絵で表現するには? スクウェア・エニックスによる機械学習の研究発表を紹介
GDC 2022のサブイベント「Machine Learning Summit」から,スクウェア・エニックスによる公演「Machine Learning Summit: Emotional Neural Style Transfer: Expressing Character AI Emotion through Paintings」(機械学習サミット:感情的なニューラルスタイル変換:絵でキャラクターAIの感情を表現する)を紹介する。
[GDC 2022]今回の参加者は1万7000人。GDC 2023は2023年3月21日から3月25日までオフラインでの開催
北米時間の2022年3月20日から25日まで開催された「Game Developers Conference 2022」の参加者が,1万7000人にのぼったことが発表された。また,来年も今年と同様にオフラインでの開催が予定され,2023年3月21日から3月25日まで実施されることがアナウンスされた。
[GDC 2022]Devolver Digitalの設立者,マイク・ウィルソン氏の縦横無尽な経歴。そしてメンタルヘルス問題に取り組む新たな試みとは
GDC 2022において,Devolver Digitalの設立者であり,id Softwareの黎明期には販売担当として関わっていたマイク・ウィルソン氏が登壇し,ゲームのヒーリングパワーを追求する企業DeepWell DTxを発足するまでの長い経緯を語った。また,5月にはメンタルヘルスをテーマにしたゲームジャムを企画中であることを明らかにしている。
[GDC 2022]コスタリカ生まれの新作「Planet Cube: Edge」を紹介。初代GB風のグラフィックスが目を惹くプラットフォームアクション
GDC 2022のエキスポフロアで見つけたコスタリカのパビリオンにて,Sunna Entertainmentが開発を手掛ける2Dプラットフォームアクション「Planet Cube: Edge」が出展されていた。緑がかったモノクロ風ピクセルアートにこだわりを感じる,ハイスピードなアクションゲームとなるようだ。
[GDC 2022]開発時のテストを一部自動化する「GameDriver」は,今後の開発現場における重要なツールとなるか? キーマンに話を聞いた
GDC 2022にゲーム開発時のプレイテストの一部を自動化するというツールセット「GameDriver」が出展されていた。今後のゲーム開発のキーにもなりそうなツールを手がけているのが,同名のデベロッパであるGameDriver。そのCEOであるRobert Gutierrez氏と共同設立者のShane Evans氏に話を聞いた。
[GDC 2022]「Destiny 2」が不振からカムバックできた背景には,ゲーム開発に関する根本的な意識改革があった
GDC 2022にて,Bungieのジャスティン・トゥルーマン氏が登壇し,「箱製品からライブサービスへ:Destiny 2はいかにBungieを変えたのか」というセッションを行った。ローンチ後,1年ほどは好調だった「Destiny 2」は,プレイヤーが激減し,サービス停止も議論され始めたが「ライブサービス」へと意識を転換することで復活を果たしたという。
[GDC 2022]「ディアブロ II リザレクテッド」アートディレクション講演レポート。新規ビジュアルを獲得するまでの工程が示された
GDC 2022において,「ディアブロ II リザレクテッド」のアートディレクションに関する講演が行われた。本講演ではBlizzard EntertainmentのアソシエイトアートディレクターであるDustin King氏が登壇し,実際の開発の例を元にどのように映像が作られていったかが紹介された。
[GDC 2022]「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のクリエイターが模索する,“多くの人がプレイするゲーム作り”を行うために考えるべきこと
「Sky 星を紡ぐ子どもたち」で知られるthatgamecompanyのJenova Chen氏が,GDC 2022においてリモートセッションを開催し,「ゲームで“慈悲”を体験することはできるのか」という講演を行った。なぜ映画は世代を超えて愛されているのに,ゲームは未だに“子供の遊び”と思われているのか,ゲーム開発者自身が意識を変えてこそ変化が起きるはずだと説いていた。
[GDC 2022]「Halo Infinite」のマルチプレイヤーBOTは,ゲーマーを研究することによって生まれた
GDC 2022で,343 Industriesのシニア・マルチプレイヤーデザイナーのサラ・スターン氏が,「コンバット・ダンスを解剖する:Halo InfiniteのマルチプレイヤーBOTのデザイン」と題した講演を行った。対戦相手がいなくなったら自動的に穴を埋めてくれるBOTだが,初心者からベテランのプレイヤーまで,多くのテスターのデータを基に開発が進められていったという。
[GDC 2022]大人気ゲーム「Wordle」はどのように生まれ,バズり,売られることになったのか?
開催中のGDC 2022で,英語圏で大きな話題となっているワードゲーム「Wordle」を開発したジョシュ・ワードル氏の講演が行われた。プレイヤーが1日1回しかプレイできず,課金もないというゆるいゲームは,どのように生まれ,何百万人もの人が毎日のようにプレイするまでに成長したのだろうか。
[GDC 2022]「GUN JAM」は,リズムゲームとFPSを合体させた超ハイスピードな新作アクション
Raw Furyがパブリッシングを行う「GUN JAM」のライブデモが公開された。人々が音楽でコントロールされる未来の都市を舞台に,ビートに合わせて警備ロボットと戦っていく本作。ひし形マークをクリックしていくしていくことで高い性能の武器が利用できるなど,ハイスピードなアクションが楽しめる。
[GDC 2022]ダークなデジタルカードゲーム,「Inscryption」はいかにして作られたのか
GDC 2022の同時開催イベントであるIndependent Games Summitで,異色のデジタルカードゲーム「Inscryption」開発を語る講演が行われた。「Game Developers Choice Awards」でGame of the Yearを受賞した作品だが,果たしてこのゲームは,どのようにして作られたのだろうか。
[GDC 2022]「Diablo II」はどのように“ディアブロ II リザレクテッド”に生まれ変わったのか。グラフィックスから語るセッションが実施に
Blizzard Entertainmentのケヴィン・トディスコ氏がGDC 2022で,「ディアブロ II リザレクテッド」の開発を語るセッションを行った。開発ドキュメントの多くが失われていたため,これまで何本ものクラシックゲームを作り直してきた経験豊富な彼らにとっても,「Diablo II」のリメイクにはかなり難航したようだ。
[GDC 2022]ゲーム開発者が自身の“しくじり”を語る「Failure Workshop」が今年も開催。失敗から学ぶ,ゲーム作りで大切なこと
2022年も「FAILURE WORKSHOP」の日がやってきた。ゲーム開発に関する失敗を開発者自らが面白おかしく語り,その事例をコミュニティ全体に共有するという,GDC定番のインディーズゲームセッションだ。今回の登壇者は4人。はたしてどんな“しくじり”エピソードが語られるのか。
[GDC 2022]小規模店舗経営シム「Flat Eye」。AIに命じられるままに客への対応を求められる,ディストピアな世界観に注目
Raw Furyが開催したショーケースに,フランスのMonkey Moon Studioが開発したコンビニ経営シム「Flat Eye」が出展されていた。ガソリンスタンドに併設する小さなショップのマネージャーとして,AIの指示を受けながらさまざまな判断を行っていくという内容で,ディストピア風の世界観が気になるゲームだ。
[GDC 2022]「FORSPOKEN」で使われている最新技術を紹介する最新トレイラーが公開に
Luminous Productionsが2022年10月11日の発売を予定している「FORSPOKEN」の最新トレイラーが,現在開催中のイベントGame Developers Conference 2022で公開された。「Luminous Engine」を使用した初のタイトルとなる本作。映像では,ゲームに使用される最新技術の紹介が行われている。
[GDC 2022]第22回Game Developers Choice AwardsのGame of the Yearは「Inscryption」。インディーズゲームの祭典「IGF Awards」でも大賞を受賞
GDC 2022の3日目に開催された「Game Developers Choice Awards」にて,インディー開発スタジオのDaniel Mullins Gamesが制作した「Inscryption」がGame of the Yearを獲得した。同日行われた「Independent Games Festival」でも最優秀賞に選出されている。
[GDC 2022]「The Last of Us Part II」の“誕生日プレゼント”シーンから見る物語の作り方。鍵は,日本ではお馴染みのセオリー“起承転結”
ゲーム開発者会議「GDC 2022」にて,サバイバルアクションアドベンチャー「The Last of Us Part II」についてのセッションが行われた。セッションには,当時開発に関わっていた,Obsidian Entertainmentのエヴァン・ヒル氏が本作におけるストーリーの作り方を紹介した。
[GDC 2022]ムービー作りは俺達に任せろ! ゲーム業界にも食い込んできたハリウッド式の映像制作手法
GDC 2022のアニメーションサミットにて,ハリウッドで活動する映像制作会社・The Third Floorに所属するアーティスト,Mitch Gonzales氏によるセッションを紹介する。ゲームのムービー制作にもハリウッド式の映像制作手法を活用すべきというのが氏の提言だが,その普及は着実に進んでいるようだ。
[GDC 2022]「Vampire: The Masquerade - Bloodhunt」に見る,少ない開発メンバーでもできるAAA級のFree-to-Playゲームの作り方
GDC 2022のFree-to-Playサミットに,「Vampire: The Masquerade - Bloodhunt」を手がけるSharkmobのアート・ディレクターであるロドリゴ・コルテス氏が登壇した。艶美なプラハの街を舞台とする本作の開発には,一流スタジオがひしめくバトルロイヤルのジャンルで後れを取らないために,さまざまな苦労やアイデアが詰まっているようだ。
[GDC 2022]「Horizon Forbidden West」の部族の設定に影響を与えた,とある日本の文化とは――西の地の人々の生き方を表現するデザイン
本日開幕したGDC 2022で,SIEの新作「Horizon Forbidden West」のアートに関するセッションが行われていた。西の地の部族「ウタル」や「テナークス」の人々が,どのような設定をもってデザインされたのか。なんと,とある日本の文化が,ウタルの人々の“生き方の表現”に影響を与えていたという。
Access Accepted第718回:「GDC 2022」が開幕。IGFの大賞にノミネートされた6作品を紹介
北米時間の3月21〜25日までの5日間にわたり,ゲーム開発者会議であるGame Developers Conference 2022が,今年はオンラインだけでなくオフラインでも併催される。この開催期間中に行われるインディーズゲームの祭典「Independent Games Festival」の大賞にノミネートされている個性的なタイトルを紹介しておこう。
堀井雄二氏がGame Developers Conference 2022の「生涯功労賞」に選出。長年にわたるドラクエシリーズの開発を評価
ゲームデザイナーの堀井雄二氏が,ゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2022」のLifetime Achievement Award(生涯功労賞)に選ばれた。堀井氏の「ドラクエ」シリーズが,RPGのデザインに大きな影響を与え続けたたことが受賞の理由。授賞式は北米時間2022年3月23日に行われる予定だ。