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「GeForce 461.92 Driver」でOverwatchがNVIDIA Reflex拡張に対応
Release 460世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版となるGeForce 461.92 Driverのトピックは,「Overwatch」のテストサーバーがNVIDIA独自の操作遅延低減技術「NVIDIA Reflex」(以下,Reflex)を実装したことに対応するドライバだ。
Overwatchにおいて,起動時に「パブリックテストリージョン(PTR)」を選択すると,テスト中のNVIDIA Reflexを利用できるという。NVIDIAによると,Reflex対応によってOverwatchプレイ時のPCの内部遅延が50%低減されるほか,Overwatchの新機能である「レイテンシフラッシュインジケータ」を利用することで,「NVIDIA Reflex Latency Analyzer」対応のディスプレイによる遅延の測定が可能になるそうだ。
そのほかには,NVIDIAが仮想通貨のマイニング向けに発表したGPU「NVIDIA CMP 40HX」「NVIDIA CMP 30HX」への対応がリリースノートには記されている。ただ,執筆時点ではNVIDIAのドライバダウンロードページに選択肢がないので,両製品におけるOSの対応などは不明だ。
これまでのバージョンと同様に,GeForce 461.92 DriverのStandard版は,NVIDIA公式ダウンロードページの「ベータドライバ&過去のドライバ」から検索する必要がある。ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してみよう。
→64bit版Windows 10用GeForce 461.92 Driver(631.03MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/171585/jp
→64bit版Windows 10用GeForce 461.92 Driver(604.55MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/171567/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 461.92 Driver(631.03MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/171603/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 461.92 Driver(604.55MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/171549/jp
→GeForce RTX 30/20シリーズ,およびGTX 16シリーズ向け64bit版Windows 7用GeForce 461.92 Driver(530.05MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/171477/jp
→GeForce GTXシリーズ向け64bit版Windows 8.x・7用GeForce 461.92 Driver(530.05MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/171513/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 461.92 Driver(530.05MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/171531/jp
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
●GeForce 461.92 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN X,Zシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GT 600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
- マイニング向けCMP 40HX/30HX
●GeForce 461.92 Driverが統合するソフトウェアモジュール
- GeForce 461.72 Driverから変更なし
●GeForce 461.92 Driverにおけるゲームへの最適化
- 記載なし
●GeForce 461.92 Driverの新要素
- 「Overwatch」のNVIDIA Reflex拡張に対応
- CMP 40HX/30HXに対応
●GeForce 461.92 Driverで解決した問題
- PCの構成によって(※具体例は不明),ウインドウのサイズ変更時にデスクトップアプリの動作が重くなったり,表示がちらついたりすることのあった問題
- 「GeForce GTX 1660 SUPER」において,ディスプレイ上部にランダムな点滅が現れることのあった問題
- 「Red Dead Redemption 2」のVulkanモードにおいて,キャラクタの表面に黒いドットやアーティファクト(ゴミ)が表示されることのあった問題
- 「Rocket League」において,マッチのロードに時間がかかることのあった問題
- 「Fortnite」において,一部構成のPCで発生していた表示の断続的なカクつきをシェーダーキャッシュの最適化によって低減した(※治ったわけではない)
- Image Sharpeningを有効化すると「Detroit: Become Human」が起動時にクラッシュすることのあった問題
- 「アラド戦記」において,キャラクタ選択時に表示が点滅することのあった問題
- 「Zoom」の会議でGeForce Experienceのオーバーレイが起動してしまうことのあった問題
- HDMI 2.1対応の4K解像度テレビでNVIDIAサラウンドの有効化に失敗することのあった問題
- Samsung Electronics製の8K解像度テレビの接続時や切断時にブルースクリーンでクラッシュすることのあった問題
●GeForce 461.92 Driverにおける既知の不具合
- 「Rainbow Six Siege」のVulkanモードにおいて,煙がピクセル状になることがある
- 「World of Warcraft: Shadowlands」における特定の場所で,画面のランダムなちらつきが生じることがある
- 「Supreme Commander」「Supreme Commander 2」でフレームレートが低いことがある
- 「Batman Arkham Knight」で「turbulence smoke」を有効化すると,ゲームがクラッシュすることがある
- GPUモニタリングツールをバックグラウンドで実行した状態でSteam VRタイトルを起動すると,カクつきや遅延が生じることがある
- AmpereおよびTuring世代のGPUを搭載するシステムで,高リフレッシュレートのG-SYNC対応ディスプレイを使用すると,アイドル時にGPUの消費電力が増加することがある
- YouTubeで動画再生中に下方向へスクロールすると,再生がカクつくことがある
- Pascal世代のGPUを搭載したノートPCに高リフレッシュレートのディスプレイを接続すると,ゲームのリフレッシュレートがランダムに60Hzまで低下することがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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