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GeForce RTX 4090に対応した「GeForce 522.25 Driver」が登場
GeForce RTX 4090で利用できるAIベースの超解像技術「DLSS 3」への対応も,GeForce 522.25 Driverで行われている。本稿時点で,DLSS 3対応が決まっているゲームは,以下の8タイトルだそうだ。
- A Plague Tale: Requiem
- Bright Memory: Infinite
- F1 22
- Justice “Fuyun Court” New Graphics Showcase
- Loopmancer
- Marvel's Spider-Man Remastered
- Microsoft Flight Simulator
- SUPER PEOPLE
同時に,DLSS 2に新たに対応するアップデートや新作タイトルへの対応も行われているとのこと。本ドライバで対応したDLSS 2対応タイトルは以下の5タイトルである。
- Blind Fate: Edo no Yami
- Dakar Desert Rally
- Destroy All Humans! 2 - Reprobed
- Gotham Knights
- アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション
GeForce 522.25 Driverにおけるもうひとつの目玉が,GeForce RTX 30シリーズ向けに実施されたDirectX 12対応タイトルへの最適化だ。NVIDIAによると,シェーダコンパイルの最適化やCPUオーバーヘッドの低減,「Forza Horizon 5」やF1 22といったいくつかの個別タイトルに対して,Resizeable BARプロファイルのチューニングといった大幅な改良が行われているという。
これらの改良により,とくにCPU負荷が高い状況での性能が向上するそうで,80以上のDirectX 12対応タイトルで性能向上が期待できるとのこと。とくに「Assassin's Creed Valhalla」と「Cyberpunk 2077」,Forza Horizon 5では最大24%も性能が向上したとアピールしている。
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なお,ブログの記事では「GeForce RTX向けに最適化」とボカして記載されているが,リリースノートには「GeForce RTX 30シリーズ向け」と明記されているので,GeForce RTX 20シリーズのユーザーは,残念だが最適化の恩恵にあずかることはできないかもしれない。
以上の目玉のほか,10月に発売予定の新作タイトル対応も行われている。GeForce 522.25 Driverで対応を果たしたタイトルは,18日発売予定の新作アクションADV「A Plague Tale: Requiem」,21日発売予定のバットマン公式アクションゲーム「Gotham Knights」,21日発売のFPS「Scorn」,そして,20日発売のPC版アンチャーテッド「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」の4タイトルである。
いつものようにドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
→Windows 11・64bit版Windows 10用GeForce 522.25 Driver(801.78MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/193747/jp
→ノートPC向けのWindows 11・64bit版Windows 10用GeForce 522.25 Driver(801.78MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/193769/jp
●GeForce 522.25 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 4090
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xp
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITAN X
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜700シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 500シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 522.25 Driverが統合するソフト(※比較対象はGeForce 517.48 Driver)
- GeForce Experience:3.26.0.131
- HD Audio Driver:1.3.39.16(←1.3.39.14)
- PhysX System Software:9.21.0713
- Vulkan RT:記載なし
- NVIDIA RTX Desktop Manager:記載なし
- CUDA:11.8(←11.7)
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.962.0
●GeForce 522.25 Driverにおけるゲームへの最適化
- GeForce RTX 30シリーズ向けにDirectX 12の最適化を実施
●GeForce 522.25 Driverの新要素
- GeForce RTX 4090に対応
- DLSS 3に対応
- 「A Plague Tale: Requiem」「Gotham Knights」「Scorn」「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」に対応
- DLSS 2に新規対応した5タイトルに対応
●GeForce 522.25 Driverで解決した問題
- MSI製オーバークロックツール「Afterburner」のオーバーレイを使用すると,「Teardown」のパフォーマンスが低下することのあった問題
- NVIDIA製GPUで「ワンダーランズ 〜タイニー・ティナと魔法の世界」を長時間プレイするとテクスチャが破綻することのあった問題
- いくつかのドライバでパストレーシングを有効化するとUnreal Engine 5.1がクラッシュすることのあった問題
●GeForce 522.25 Driverにおける既知の不具合
- ディスプレイのネイティブではない解像度でゲームをプレイしているとき,ゲーム内でHDR設定を切り替えると,ゲームが不安定になることがある
- 「NVIDIA Image Scaling」が有効の状態で,休止状態からの復帰後,またはファストブートでPCを起動後に「Microsoft Edge」で動画を再生すると,映像が緑色になることがある
- Windowsのディスプレイ設定にあるHDRを有効にした状態で,DirectX 12対応タイトルを「ShadowPlay」で録画すると,露出過多になることがある
- DSR/DLDSRを有効化していると,ディスプレイがスリープから復帰したときに画面が一時的にちらつくことがある
- GeForce RTX 30シリーズにおいて「Minecraft Java Edition」の描画性能が低いことがある
- ドライバアップデート後に「Forza Horizon 5」において虹色のゴミ(アーティファクト)が表示されることがある
- Dell製ノートPC「XPS 9560」(※XPS 15 9560?)において,デスクトップアプリ使用中にクラッシュし再起動することがある
- Maxon製3D制作ソフト「Cinema 4D + Redshift3D」においてvidmemory(※ビデオメモリ)の割り当てでVideo TDRエラーが発生もしくはドライバがクラッシュすることがある
- Red Digital Cinema Camera Company製ムービー現像ソフト「RedCine-X Pro」でエフェクトを使用するとアプリがクラッシュすることがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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