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なお,Settlers DSは日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。
編集部で試した限りでは,Settlers DSは国内版のNintendo DSでも動作したが,4Gamer編集部および任天堂では国内版Nintendo DSでの動作を保証しかねるので,あらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどは英語なので,注意してほしい。
さまざまな施設を建てて
“生産ネットワーク”を構築しよう
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The Settlersシリーズといえば,建国シムに生産/軍事の概念を取り入れた点や,緻密に描き込まれたグラフィックスなどを特徴としており,ドイツに本拠を置くBlue Byteの代表作だ。
海外では,シリーズ最新作の「The Settlers: Rise of an Empire」が2007年9月に発売されており,4Gamerでは同作のデモ版を紹介済み。本作に関心を持っている人は,プレイしてはいかがだろうか。
同シリーズはほかの建国シムと同様に,さまざまな施設を建設して街を発展させていくというもの。
ただし,ただ施設を建てていけばいいわけではない。本作でユニークなのは,生産の流れに沿って施設を建て,それを道で結ぶことで,はじめて街全体が機能するところだといえる。
例えば,ゲーム序盤では,木こり小屋,製材所,石工小屋を建てることで,そのほかの施設を建てる準備が整ったことになる。いつでも木を伐採できるよう,植林を行う林学者の小屋も用意すべきだ。
自分達の土地を広げるには,国境付近に兵舎を建て,武器/防具を用意する必要がある。鉱山で鉄鉱石を採掘し,製鉄所で加工することではじめて,武器/防具の生産が可能となるのだ。
また鉱山で働く人々のために,食料を用意する必要もある。食料であるパンや肉を確保するためには,給水所,農場,風車小屋,パン工場,狩猟小屋,精肉所などの施設が必要となる。
……という具合に,個々の施設が密接な関わりを持っており,どれを欠いても街の発展は望めない。限られた土地の中に必要となる施設を建てて“生産ネットワーク”を作り,自分の街を適切に機能させることが,このゲームのキモなのである。
このように,ゲームの流れはなかなか複雑だ。ゲームの進め方を習得するためのチュートリアル的なシナリオも用意されているのだが,ひととおりプレイした限り,操作方法を丁寧に教えてくれるというわけではなく,割とぶっきらぼうな印象だ。初めてThe Settlersをプレイするという人には,ややハードルが高そうだ。
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画面は地味だが,雰囲気はThe Settlers IIそのもの
マルチウインドウをNDSで実現するためのアプローチも
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画面描画に関して残念なのは,スクロールがスムースに行えないこと。十字キーを押しても,実際に画面がスクロールするまでの間,わずかではあるがタイムラグが生じてしまうのだ。
インタフェースについては,当連載の第1回と第11回で紹介した「Age of Empires: The Age of Kings」や「Anno 1701: Dawn of Discovery」とは異なるアプローチがとられている。
これらのゲームでは,NDSの下画面にマップが表示され,上画面には主な情報が表示される仕組みが採用されている。それに対しSettlers DSでは,Lボタンを押すことで上下の画面を入れ替えられる仕組みになっている。
例えば,下画面にマップが表示されているとき,ある施設をタップすると,それに関する情報がウインドウとして上画面に表示される。
Settlers DSでは,そのウインドウ内にもボタンが並んでおり,それをクリックするとさらにウインドウが表示されるマルチウインドウ的な仕組みが採用されている。
上画面に表示されているウインドウ内にボタンがあるとき,そのボタンはタップできないわけだが,Lボタンで上下を入れ替えることで,マップが上画面,ウインドウが下画面に表示されるので,ボタンをタップすることが可能となるのだ。
これは,複数のウインドウが表示されるようなインタフェースをNDSの小さな画面で実現するための,一つのアプローチといえるかもしれない。
最初は,メインとなるマップがどちらに表示されているかがすぐにはつかめずに戸惑うこともあったが,慣れてくると画面をすばやく切り替えながら次々に操作でき,小気味よささえ感じられるようになってきたほどだ。
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Settlers DSの見どころはココ!
The Settlersシリーズの醍醐味といえば,住民達がせっせと働く姿や,試行錯誤の末,少しずつ街が発展していく様子が見られることだと思っている。Settlers DSでも,同シリーズならではの面白さを十分に堪能できるだろう。ゲームの仕組みを理解するにつれ,楽しさが増してくるところも,同シリーズからしっかりと受け継いでいる。
ただ,せっかくNDSに移植するのだから,タッチペンで描くような感覚で道を作るといった,NDS版ならではの操作方法が採用されていれば,なお良かったと思う。
チュートリアルマップがやや不親切なので,シリーズ作品を遊んだことのない人にはオススメしづらいが,初期作品からプレイしていたというシリーズのファンなら,遊んでみてはいかがだろうか。
The Settlers
対応機種:Nintendo DS
メーカー:Ubisoft Entertainment
発売日:2007年8月21日
価格:29.99ドル

























