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印刷2008/11/03 14:00

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写真で見る,ASUSのゲーマー向けX58マザーボード「Rampage II Extreme」

Rampage II Extremeの製品ボックス
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 ASUSTeK Computer(以下,ASUS)のゲーマー向け製品ブランド「ROG」(Republic of Gamers)。その新作として発表された「Intel X58 Express」(以下,X58)チップセット搭載マザーボードが,「Rampage II Extreme」だ。
 ASUSは最近,顧客となる販売代理店などに対して,「Extreme」シリーズをオーバークロックマニア向け,「Formula」シリーズをゲーマー向けと案内しているが,前者を冠するRampage II Extremeは,オーバークロック周りの機能が極めて充実した製品に仕上がっている。

 今回4Gamerは,ASUSから製品サンプルを入手したが,製品ボックスが存在し,ES品でないチップセットを搭載するあたりは,発売に向けて準備万端といった印象。そんなRampage II Extremeを,ここでは写真でチェックすることにしたい。


写真で見るRampage II Extreme


 2008年10月22日の記事でお伝えしたとおり,Rampage II Extremeが持つ大きな特徴は,その電源周りにある。CPUに16フェーズ,QPIおよびCPU内蔵メモリコントローラ向けと思われる「QPI/DRAM」,ノースブリッジ,メモリモジュール向けに各3フェーズという,驚異的な多段構成を採用する点だ。同時に,初代「Rampage Extreme」が搭載して話題となった,富士通製の機能性高分子コンデンサ「ML Caps」(Multilayer type Polymer Capacitor)は,引き続き搭載している。

Rampage II Extreme
メーカー&問い合わせ先:ASUSTeK Computer
価格:未定
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X58ノースブリッジ(左)とICH10Rサウスブリッジ(右)。開発途上版のチップセットだと,「ES」「Secret」といった文字が刻まれていることが多いのだが,入手したRampage II ExtremeだとX58に「AC82X58」「SL68T」という文字が刻まれ,製品版風の佇まいを見せている
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16フェーズということもあり,CPUソケット周辺にはずらりとVRM(VRD)回路が並ぶ。その近くには,CPUの負荷状況に応じて動作する回路数を制御する「EPU」(Energy Processing Unit)が配されている
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限られたマザーボードスペースの中で多フェーズ構成を実現すべく,ノースブリッジ用3フェーズの“上”にQPI/DRAM用3フェーズを置く「2-Tier Power Design」を採用。3フェーズ仕様のVRM回路モジュール「QPI-DRAM Power Card」が取り付けられている。なお,Rampage II Extremeのノースブリッジ用クーラーは空冷のみに対応となっており,液冷を行う場合は,サードパーティ製のものを購入する必要がある
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QPI-DRAM Power Cardの“下”にはヒートパイプが走り,さらにその下にはノースブリッジ用の3フェーズVRM回路が用意されている。ノースブリッジ部のVRM回路には,前述した富士通製のML Capsも用いられている
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メモリスロット用のVRM回路。ここにもML Capsが用いられ,さらに四角い樹脂モールドの高分子タンタル固体電解コンデンサ(※【+】と刻印されたチップがそれだ)も使われている。メモリスロットは6本だ

 NVIDIA SLI(以下,SLI)とATI CrossFireX(以下,CrossFireX)両対応というのも,Rampage II Extremeの見逃せない特徴といえる。なお,公式には「2/3-way SLIとCrossFireX対応」であり,CrossFireXが“どこまで”サポートされるかは明らかになっていない。

拡張スロットはPCI Express(以下,PCIe)x16 ×3,PCIe x1 ×2,PCI×1。3本のPCIe x16スロットは,青色×2で2-way SLI/CrossFireX構成をとるときはPCIe 2.0の16レーン×2,白色も含めた3スロットで3-way SLI構成をとる場合は16レーン×1,8レーン×2として動作するという
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SLI認証を受けているため,2/3-way用のブリッジコネクタが,それぞれ付属している。2-way用はフレキシブルなタイプだ
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SLI動作が前提ということもあり,ストレージ系の拡張コネクタは基本的に,マザーボードの“外”に向かって用意される

 冒頭で述べたとおり,Rampage II Extremeは,よりオーバークロック性能を高める方向でのチューンがなされている。そのため,ゲーム用途ではほとんど使い途のない機能もいくつか用意されているが,いずれにせよ,その多機能ぶりは圧巻だ。

メイン電源コネクタの脇に用意されているボタン&レバースイッチ群は,CPUの動作クロックや動作電圧などを,マザーボード上のスイッチからリアルタイムで変更できる機能,「TweakIt」。その近くに八つ並んだコネクタは,マザーボード上,もしくはマザーボードに差した各デバイスの動作電圧を測定するためのテスター端子,「ProbeIt」だ
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さまざまなマザーボード制御機能を提供するチップ「iROG」を搭載。その機能の一つとして,「ROG Extreme Engine」が用意されている。これは,付属のLCDモニタ「LCD Poster」から状況を確認しながら,キーボードショートカットでオーバークロックを行える機能のようだ。なお,LCD Posterは,従来同様,BIOSのPOSTコードを表示することもできる
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二重化され,「BIOS Flashback」と名付けられたBIOSは,アップデートの失敗時などにリカバリできるだけでなく,二つのBIOS設定を任意に切り替えて利用することも可能(左)。右は,二つ並んだMarvell製の1000BASE-T LANコントローラ。2系統のLANポートを1系統のネットワーク接続に用いることで,スループットと信頼性の向上を図る機能「Teaming」をサポートする
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「X-FI Xtreme Fidelity」チップ非搭載で,EAX ADVANCED HD 4.0をサポートする専用サウンドカード「SupremeFX X-Fi」を搭載。PCケース内で発生する電磁波の影響を受けにくいシールドを搭載し,クリアなアナログマルチチャネルサウンド出力を実現するという。これに合わせ,I/Oインタフェースからはサウンド端子が省かれ,ずいぶんすっきりした印象になっている
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最近のASUS製ハイエンドマザーボードでおなじみの,基板背面を利用した冷却機構「Stack Cool 2」はもちろん搭載。PCケース内の温度,最高3か所を計測するためのセンサーも付属するなど,冷却への配慮が見て取れる
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 位置づけの変化により,「ゲーマー向け」と断言するのはやや難しくなったRampage II Extremeだが,ハイエンドマザーボードとしてはなかなか面白い製品といえる。現時点で国内発売日や価格などの詳細は分かっていないが,登場の暁には,従来製品以上にオーバークロッカーの注目を集めそうだ。
  • 関連タイトル:

    Republic of Gamers

  • 関連タイトル:

    Intel 5

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