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GeForce GTX 500
  • NVIDIA
  • 発表日:2010/11/09
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[COMPUTEX]GALAXYブースレポート。映像エンジン&HDMI入力付きカードや5画面同時出力対応カードなど面白い製品が盛り沢山
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印刷2011/06/06 00:00

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[COMPUTEX]GALAXYブースレポート。映像エンジン&HDMI入力付きカードや5画面同時出力対応カードなど面白い製品が盛り沢山

画像集#002のサムネイル/[COMPUTEX]GALAXYブースレポート。映像エンジン&HDMI入力付きカードや5画面同時出力対応カードなど面白い製品が盛り沢山
 グラフィックスカードは,搭載されるGPUのモデルナンバーで基本性能が決定づけられてしまうため,他社製品と差別化を図るには今や「特徴を出してナンボ」という世界になりつつある。
 その意味において,COMPUTEX TAIPEI 2011のGALAXY Microsystems(以下,GALAXY)は,十分に成功しているといえそうだ。今回は,会場近くのホテル「Grand Hyatt Taipei」のスイートに並んだ,「ああ,知恵を絞って開発してきたなあ」感の漂う製品達をレポートしてみたい。


AVファンに贈るHQV動画プロセッサ搭載グラフィックスカード


 4Gamer読者はゲームエンジンに関しては詳しいと思うが,映像エンジンというキーワードを聞いたことがあるだろうか。映像エンジンとは,テレビやAV機器に内蔵されている高画質化プロセッサのことである。

 現在,この高画質化プロセッサのなかで,多くのAVファンから支持を集めているのがIntegrated Device TechnologyのHQV動画プロセッサシリーズ。HQV動画プロセッサは,オンキヨーのAVアンプや三菱のホームシアタープロジェクタなどにも内蔵されており,その実力はAVファンのお墨付きだ。

 そんなHQV動画プロセッサの「VHD1900」をグラフィックボードに搭載してしまったのが,この「GeForce GTX 550 Ti HQW」だ。型番から推測できるように,GPUには「GeForce GTX 550 Ti」を採用している。

GeForce GTX 550 Ti HQW
画像集#011のサムネイル/[COMPUTEX]GALAXYブースレポート。映像エンジン&HDMI入力付きカードや5画面同時出力対応カードなど面白い製品が盛り沢山

 GeForce GTX 550 Ti HQWは,PCでデコードした映像データを直接ディスプレイに出力せず,HQV動画プロセッサに高画質処理をさせてから出力するパイプラインを形成している。
 もちろん,HQV動画プロセッサを使わないバイパスモードも用意されているので,ゲームプレイ時などはこのバイパスモードを使えばいい。

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GeForce GTX 550 Ti HQWの映像出力ブロックダイアグラム
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付属ソフトを使って,好みの画質に調整ができる

GeForce GTX 550 Ti HQWのインタフェース部。左上がHDMI入力端子で,右上が高画質化処理適用後のHDMI出力端子。左下のミニUSB端子は画質パラメータ制御用だ
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 さらにこの製品で面白いのは,HDMI入力端子を備えている点。つまり,DVDやBlu-rayなどのAV機器を接続すれば,GeForce GTX 550 Ti HQWのHQV動画プロセッサで高画質化処理をして,映像を出力できるのだ。

 このようにユニークすぎるGeForce GTX 550 Ti HQWだが,欧米市場での発売が予定されているものの,日本市場での発売はまだ未定とのことだ。


1枚のカードで4画面以上の出力ができるGeForce搭載製品が2種類登場


 映像エンジン搭載のグラフィックスカードのほかにもGALAXYは面白いカードを用意していた。
 それがGeForce GTX 560 Ti搭載で5画面出力に対応するカード「GeForce GTX 560 Ti MDT X5」だ。

GeForce GTX 560 Ti MDT X5
画像集#003のサムネイル/[COMPUTEX]GALAXYブースレポート。映像エンジン&HDMI入力付きカードや5画面同時出力対応カードなど面白い製品が盛り沢山

GeForce GTX 560 Ti MDT X5の外部出力インタフェース。上段に見えるのが4基のMini HDMI。左下がDisplayPort,右下がDVI-Iだ
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 GeForce GTX 560 Ti MDT X5のブラケット部に目をやると,Mini HDMI端子が4つあることが分かる。さらにDisplayPortとDVIを備えているが,こちらはどちらか一方しか利用できない排他仕様となっているとのこと。
 つまり,Mini HDMI×4とDisplayPortもしくはDVI×1を使った構成での最大5画面出力が可能というわけだ。

 Eyefinityにより1枚のカードで最大6画面同時出力が可能なRadeon HD 6000シリーズに対して,通常のGeForceは2画面出力となるが,GeForceユーザーのなかにも「1枚のカードで3画面以上に出力したい」という要望があったはずだ。そんな要望に応えてくれる製品といえるだろう。

実際に動作している様子。デモ機ではMini HDMI×2とDVI×1による3画面出力が行われていた
画像集#005のサムネイル/[COMPUTEX]GALAXYブースレポート。映像エンジン&HDMI入力付きカードや5画面同時出力対応カードなど面白い製品が盛り沢山 画像集#006のサムネイル/[COMPUTEX]GALAXYブースレポート。映像エンジン&HDMI入力付きカードや5画面同時出力対応カードなど面白い製品が盛り沢山

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GeForce GTX 560 Ti MDT X5の出力をブロックダイアグラムで示したもの。DisplayPortとDVIとが排他利用になっているのも納得だろう
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3画面出力をしている状態での解像度設定画面。2画面出力となっているのが分かる
 GALAXYの担当者によれば,この多画面同時出力機能は,GPU自体をチューニングしたのではなく,Integrated Device Technologyの「VMM1400」チップによって実現されているとのことだ。
 その多画面出力の仕組みは,GeForce GTX 560 TiがDisplayPortもしくはDVIと,HDMIとのそれぞれに出力をしているのだが,HDMIへの出力をこのVMM1400チップにより複数画面に分割しているのだそうだ。
 そのため,ドライバのプロパティ画面を見ると,2つの画面しか出力していないような状態表示になる。

 ここで,「1端子あたりの最大解像度に制限が出てくるのではないか?」と思った人は鋭い。

 GeForceにおける1端子あたりの最大解像度には制限があるため,このカードはMini HDMIに割り当てられている出力解像度を複数に分割することになる。なので,Mini HDMI端子を使った場合,4画面出力時では1画面あたりの最大解像度が1440×900ドット,3画面出力時では1画面あたりの最大解像度が1680×1050ドットに制限されるとのことだ。

 1920×1080ドットの4画面や3画面出力ができないのは残念だが,GeForce GTX560 Tiの立ち位置を考えると,多画面でのゲームプレイは1画面あたり1440×900ドットや1680×1050ドットというのもちょうどいい解像度といえるかもしれない。

 筆者がGALAXYブースで見た限り,製品としての完成度はかなり高いと感じた。ただし,日本での発売は未定だという。
 なお,GALAXY担当者が日本ユーザーからの生の声を求めていたので,こうした製品が欲しいという人はぜひともGALAXYに意見を投書してほしい。

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DVI-I×4での4画面出力が可能なGeForce 210 MDT X4
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Integrated Device Technology製VMM1402チップにより,出力を分割している
 ほかにも,多画面というキーワードの製品がほかにも展示されていた。それはゲーム用途でなく,一般的なPCオペレーションで活用するためのグラフィックスカード「GeForce 210 MDT X4」である。

 GeForce 210 MDT X4は,GPUにNVIDIA GeForce GT 218を採用しており,DVI×4出力に対応。Integrated Device Technologyの「VMM1402」を2つ搭載し,2つの出力をそれぞれ分割することで4画面出力を可能にしている。解像度にまつわる制限はGeForce GTX560 Ti MDT X5と同じだという。

 こちらは,日本での発売を前向きに検討しているそうで,想定価格も約15000円前後とのことだ。


HDMI接続をワイヤレス化する「WHDI Stick」


 HQVエンジンの搭載と関連してか,GALAXYは,さらにAV機器寄りの製品「WHDI Stick」も展示していた。これはHDMI出力機器側に取り付けるトランスミッタとHDMI入力機器側に取り付けるレシーバのセットで。出力機器と入力機器の間をワイヤレス化してくれる製品だ。

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レシーバ部。手前のリモコンは商品に付属する
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トランスミッタ部。HDMIに接続して使う

実際のデモの様子。近すぎてわかりにくいかもしれないが,ノートPCと奥の液晶ディスプレイとがワイヤレス接続されている
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 GALAXYの担当者によれば,接続保証距離は約10m。無線LANの電波帯を使用しないため干渉の心配もないという。伝送される映像は無圧縮のベースバンドで,立体視映像の伝送も可能なのだとか。
 表示遅延は「無視できるレベル」とのことだが,実際に計測してみないと分からない部分ではある。

 このハードウェア仕様上,対応デバイスはHDMI入出力機器全般。PC用というわけではなく,ドライバも不要なため,PCやPlayStation 3などと,天井から吊したプロジェクタをワイヤレスで接続したりもできる。壁や床にHDMIケーブルを長く這わせたくないというユーザーは要チェックの製品といえそうである。

 WHDI Stickは今夏発売予定で,メーカー想定売価は2万円前後とのこと。トランスミッタとレシーバ,リモコンが1つずつ同梱される予定という。ハードウェア的にはレシーバ1台につき複数のトランスミッタをペアリング可能で,いわゆるHDMI切り替え器的にも利用できるそうだが,当面の間,トランスミッタの単体販売は行わない予定という。

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