仲間内で「桃鉄100年やってみようぜ!」と盛り上がってプレイを始めたはいいものの,実際どれだけの時間がかかるのかも分からず,途中であきらめてしまった経験がある人は多いのではないだろうか。
本稿では,シリーズ最新作「桃太郎電鉄2 〜あなたの町も きっとある〜」(Switch2 / Switch)で100年プレイを完遂するための情報をまとめてみた。40時間以上の長旅になるが,それだけにさまざまな思い出が生まれるはずなので,ぜひ挑戦してほしい。
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目次
【100年プレイ事前準備編】
【100年プレイ実行編】
「桃太郎電鉄」とは?
「桃太郎電鉄」,略して「桃鉄」シリーズは1988年から続くすごろくゲームだ。「社長」となったプレイヤーたちが日本全国を鉄道で駆け巡り,規定年数が終わった時点で,総資産額が最も大きい社長が勝者となる。
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総資産の増やし方は,目的地の駅に一番乗りする,「プラス駅」にうまく止まってお金をもらうなどさまざまだが,特に重要なのが,「物件駅」に停車し,そこにある「物件」を買うことだ。物件はそれぞれに価格が決まっており,購入すればそのまま資産額に加算される。そして物件は毎年「収益」というお金を生み出し,これも資産となる。
ゲーム中に起こるイベントによって,物件の値段が上がったり,特定業種の物件に損害が出たりすることもある。さらに,一つの駅にある物件を独り占めすると「独占」となり,収益が2倍に。
つまり,「資産とは財布の中にある現金だけではない」「産業には浮き沈みがある」「産業を独占することで,より大きな経済効果を得る」「お金の集まるところには,さらにお金が集まってくる」といった経済の基礎知識を自然に身につけられるのだ。
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経済以外の面でも,「桃鉄」は教育効果の高いゲームだ。毎回変化する目的地を巡るうちに各県の位置関係や難読地名,各地の産物を覚えていける。いまは教育用の特別バージョンまで存在するのだから,国民的なゲームといっても差し支えないだろう。
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そんな「桃鉄」は,ゲーム中のプレイ期間を最大100年で設定できる。その分プレイ時間も長くなるため,長期間の休みにもってこいだ。今回は“桃鉄100年”を達成するための諸々をまとめてみた。
なお,本稿は攻略記事ではなく,シリーズ未経験者も含めて楽しく100年遊ぶために知っておきたいことをまとめているので,その点はご了承いただきたい。
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100年プレイ事前準備編
●100年完走にはどれくらいの時間がかかる?
今回,「ひとりで桃鉄」を筆者+COM2キャラの3人プレイ(このモードの最多人数)で100年遊んでみたところ,プレイ時間は約35時間だった。
もっとも弱いCOMを相手にしたこともあり,筆者の総資産は37兆3934億6680万円と断トツ。2026年度の日本の国家予算は約122兆3000億円なので,その約3割に相当する。物件数は2355件(合計額は25兆2830億6100万円)だった。
時短を意識すればプレイ時間はもっと短くなるだろうし,「桃鉄」の達人なら,さらに多くの資産を築けるはずだ。
「みんなで桃鉄」モードでは,人間のプレイヤーが最大4人でプレイできるが,当然ながらその場合はもう少し長めに時間を見積もっておいた方がいい。単に人数が増えるだけでなく,人間はCOMのように即断即決できないため,待ち時間は増えるし,面白いできごとで盛り上がれば,その間はプレイが止まるからだ。
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●脱落者が出ないスケジューリングが必要
ゲーム内ガイドでは,100年プレイの目安が「約40時間」と表示される。ここで陥りがちなのが「40時間なら3日間,何なら2日でなんとかなるだろ!」といったように強行スケジュールを組むことだ。
特に夏休み中の学生なら,完徹で朦朧としながらプレイし,ハプニング続出の展開を楽しむことを前提に始めるかもしれないが,その場合「最初は盛り上がったが,寝落ち続出でテンションが下がり,結局中断してそのまま」となりがちだ。
それはそれでいい思い出だが,桃鉄エピソードとしてはよく聞く話でもある。全員で完走し,「あの夏休み,100年やり通したよな!」と後々語れるものを目指すのであれば,急な予定ができて誰かが離脱してしまったり,睡眠不足から体調を崩したりといった事態は避けたい。
本気で完走を目指すなら,2日間ですべてをやり切るのではなく,1週間程度の期間に数日のプレイ機会を設ける「通い合宿」的なスケジュールが現実的だろう。今回はオンラインプレイもできるため,遠距離の仲間と遊ぶならこちらも活用したい。
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●本体とソフト,いくつ用意すればいい?
最大4人のプレイヤーが顔を合わせる「みんなで桃鉄」モードなら,Switch1台,ソフト1本でOK。Joy-Conを新たに買い足す必要もない。
だが人数分のコントローラがあると,受け渡しが発生せずスムーズになるので,100年プレイをするなら人数分を用意したいところだ。
人数分のSwitchとソフトがあるなら,ローカル通信を使う「ちかくで桃鉄」モードも候補となる。プレイ場所が限定されないので,長期戦での快適性を保つうえで役立つだろう。自分の番が回ってきたことを振動で知らせてくれる機能もうれしい。お盆で親戚が集まっているときなどは,プレイヤー以外の人たちとの交流もしやすいはずだ。
「ちかくで桃鉄」モードでプレイするなら,通信環境に注意したい。Switchの場合,ローカル通信の距離は2〜3メートルが理想とされている(外部リンク)。
なお,「桃太郎電鉄2 〜あなたの町も きっとある〜」はSwitch2の「おすそわけ通信」にも対応しており,ほかの参加者がSwitchを持っているなら,ソフト1本でプレイできる。ただし,遊べるのは「桃鉄3年決戦!」の1年目のみだ(外部リンク)。
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●「ネットで桃鉄」にはNintendo Switch Onlineへの加入が必要
「ネットで桃鉄」モードでは,その名の通りオンラインプレイを楽しめるが,そのためには,参加者全員がソフトを購入し,「Nintendo Switch Online」に加入しておく必要がある。Nintendo Switch Onlineの「マイページ」→「フレンド追加」からフレンドになっておくとスムーズに集合できるので,事前に済ませておこう。
100年プレイ実行編
●「いけるかな」と「いけますよ!」を活用する
プレイ時間の短縮に欠かせないのが,「桃鉄」のプレイにおける基本中の基本,「いけるかな」機能だ。サイコロを振って列車を移動させる際,[Y]ボタンを押すと,その出目で行けるマスや物件を買える駅,独占できる駅がハイライト表示される。
そこからさらに[R]を押すと「いけますよ!」機能となり,「カード売り場駅」や「ヘリポート駅」など,重要な駅から1つを指定し,自動で向かうことができる。これらを使えば,目的の駅にぴったり止まるためにいろいろなルートを試す手間を省けるので,スピーディーにゲームを進めていこう。
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●プレイ場所を変えて楽しむ
桃鉄100年は長い旅になるので,ときには場所を変えて気分転換するのもいい。おすすめは,大画面テレビがあり,少しくらい大きな声を出しても迷惑にならず,フードやドリンクのサービスまで利用できるカラオケルームだ。
「カラオケパセラ」(外部リンク)や「カラオケルーム歌広場」(外部リンク)は,ゲーム機の持ち込みが可能で,後者にはSwitchドックを設置している部屋もある。ただし実際の対応状況は店舗によって異なるので,事前に確認のうえで利用してほしい。
●席を外すときはCOMに代わってもらう
プレイ中,席を外さなければならなくなったら,不在の間はCOMに進めてもらうといい。「ネットで桃鉄」「ちかくで桃鉄」なら,基本的なゲーム進行だけしてくれる「代理COM」が用意されている。
「代理COM」はカードを使ってくれないので,当然ながらゲームでは不利になるが,そこは割り切ろう。操作がない状態が3分続くと自動的に「代理COM」に切り替わるので,急ぎの用事なら断りなしに抜けてしまってもいい。ほかのプレイヤーもそのつもりで待とう。
Switch1台でプレイする「みんなで桃鉄」の場合,「代理COM」ではなく,「まめ鬼」や「餓鬼」といった,さまざまな段位(強さ)のCOMから代わりのプレイヤーを選ぶことになる。
そのため,どのCOMに代理させるかは話し合って決めた方がいい。単純な強さの違いに加えて,「絶好調」になると発生するさまざまな特殊効果があるからだ。
なかでも最高位「鉄人」の「さくま」の場合,移動に使うサイコロは増えるわ,マイナス駅がすべてプラス駅に変わるわ,攻撃カードを一切受け付けなくなるわと,無類の強さを発揮するので,本人不在のほうが業績が上向くかもしれない。
逆に,もっとも低い段位の「まめ鬼」は,貧乏神がとりついても特に何もしないようなので,総資産が減っていく可能性は高いだろう。
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●やられ役を入れるのも手
さまざまなイベントによるハプニングと,カードなどによる妨害は「桃鉄」の華。特に妨害の手段は多彩で,プレイヤーの性格が出る。自分についている貧乏神をなすりつけたり,目的地までの路線を「うんちカード」で塞いだり,金持ちのプレイヤーに「持ち金ゼロカード」を使ったり……といったように,うまい妨害は場を盛り上げてくれる。
しかし,やり過ぎると逆効果になるのも事実で,妨害が集中すると,プレイヤーのやる気がそがれてしまう。とくに100年の長丁場では,なるべくストレスを溜めずにプレイしたいものだ。
そのため,プレイ人数に余りがあるなら,“やられ役”のCOMを入れるのも手だろう。最弱の「まめ鬼」をやられ役とするのもよし,最強の鉄人「さくま」に立ち向かうもよしだ。また,リアルのサイコロを用意しておき,出目で妨害相手を決めるローカルルールを決めるのも,妨害の集中を避ける意味で役立ちそうだ。
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1人での100年プレイもやりがいがある
1人で100年プレイを考えている人も多いだろう。ほかのCOMを「まめ鬼」にして,どこまで資産を増やせるかを追求するのもいい。
目標として面白いのが,全物件駅と歴史ヒーローの独占だ。特定の物件駅を独占すれば,ご当地の歴史ヒーローを仲間にできる。所持金の少ない序盤だと独占は難しいが,100年となると話は別だ。
物件駅を独占すると,収入が2倍になるうえ,歴史ヒーローが味方になるなど,さまざまなメリットが
歴史ヒーローの効果はいずれも強烈なものばかりで,ほかのプレイヤーのカードをぶち割る「織田信長」,目的駅の近くまで八艘跳び(ワープ)できる「源義経」,浮世絵を描いて現金収入をもたらしてくれる「葛飾北斎」,さまざまな補助や妨害をしてくれる「平賀源内」あたりは特に印象的。あちこちの物件駅を独占しておけば,無敵になったような気分を味わえるのだ。
●思い出を記録に残そう
せっかくみんなで集まるのだから,その様子を残しておきたい。長時間にはなるが,プレイを録画し,名場面を編集すれば思い出になるはずだ。
そこまでの労力を割かなくても,プレイ終了時に表示される「激動の桃鉄史」をSwitchの本体機能で撮影しておけば,プレイ中に起こった事件を振り返れる。「激動の桃鉄史」や結果発表画面をバックに記念撮影するのもいいだろう。
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100年達成時のエンディングでは,さくまあきら氏をはじめとしたスタッフの名前が流れる中,2021年に開催された「桃鉄に,大丸乗っ取られちゃいました」をはじめとしたコラボやイベントの写真が表示されるのだが,そこには,関係者や桃太郎がマスクをしている姿も写っていた。
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そして,エンディングは「毎日が 桃太郎電鉄のような 平和な日々でありますように!」という一文で締め括られる。みんなが同じ場所に集まって,何かを楽しむことの幸せをかみしめつつ,100年プレイに挑戦してほしい。















































