Acer，RTX 30搭載ゲーマー向けノートPCを発表。Ryzen Mobile 5000シリーズやTiger Lake H35採用モデルを用意

　台湾時間2021年1月13日，Acerは，オンラインイベント「CES 2021」に合わせて，ゲーマー向け製品ブランド「Predator」および「Nitro」の新型ノートPCを発表した。すべての製品で，GPUにNVIDIAのノートPC向け「GeForce RTX 30」シリーズを採用するのが最大の特徴だ。
　本稿では，各製品の概要を紹介する。なお，日本国内における発売時期や価格は明らかになっていない。

Nitro 5

　「Nitro 5」は17.3インチ，または15.6インチサイズの液晶ディスプレイを搭載するノートPCだ。CPUに「Ryzen Mobile 5000」シリーズを採用するモデルと，「Tiger Lake H35」の開発コード名で呼ばれるノートPC向け第11世代Coreプロセッサを採用するモデルをラインナップするのが見どころとなる。

Nitro 5

　Ryzen搭載モデルの場合，8コア16スレッド対応で最大4.6GHz駆動の「Ryzen 9 5900HX」と「GeForce RTX 3080」を搭載したハイスペックな構成が選択可能だ。ディスプレイパネルは，解像度1920×1080ドットで最大リフレッシュレート360Hz対応と，解像度2560×1440ドットで最大リフレッシュレート165Hzという2種類の液晶パネルを用意する。
　海外市場では2月の発売を予定しており，価格は1299ユーロからとなっている。
　
　一方のTiger Lake H35搭載モデルは，採用するCPUとGPUの具体的な製品名は明かされていない。ディスプレイは，解像度1920×1080ドットで垂直最大リフレッシュレート144Hz表示のIPS液晶パネルを採用する。
　こちらは3月の発売を予定しており，価格は999ユーロから。
　
　

Predator Triton 300 SE

　「Predator Triton 300 SE」は，14インチサイズの液晶ディスプレイを搭載した製品となる。GPUに「GeForce RTX 3060」を，CPUにTiger Lake H35を搭載しながら，薄さ17.9mmで公称本体重量約1.7kgと薄型軽量ボディを採用するのが特徴だ。また，最大10時間という長時間のバッテリー駆動もポイントとなる。
　

Predator Triton 300 SE

　
　Predator Triton 300 SEは，2月の発売を予定しており，価格は1499ユーロから。

Predator Helios 300

　15.6インチサイズの液晶ディスプレイを搭載した「Predator Helios 300」は，2020年8月に国内発売となった既存製品（関連記事）をベースとして，GPUをGeForce RTX 30シリーズに更新したマイナーチェンジモデルとなる。最上位モデルでは「GeForce RTX 3080 Max-Q」を採用するという。
　

Predator Helios 300

　
　海外市場では2月に発売し，価格は1499ユーロとなる。

AcerのPredator日本語公式Webサイト

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