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印刷2015/12/22 13:15

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Futuremark,2016年に予定している「3DMark」のアップデートを予告。β版はSteamで配信中

 フィンランド時間2015年12月21日,Futuremarkは,2016年に予定しているPC用3Dベンチマークソフト「3DMark」のアップデートを予告するとともに,その概要を公開した。「3DMark Holiday Beta」と呼ばれる新要素を体験できるβ版は,開発中の仮想現実(以下,VR)対応システム用ベンチマークツール「VRMark」のデモ付きで,Steamにて配信中だ。今回は新要素の概要を簡単にレポートしよう。


2016年の3DMarkはダウンロードするテストシーケンスを選択できるように


 まずは,3DMarkのアップデートからだが,Futuremarkによると,同社が2016年に予定しているアップデートの要点は2つだ。

こちらはVersion 1.4.775時点でのベンチマーク選択画面
画像集 No.005のサムネイル画像 / Futuremark,2016年に予定している「3DMark」のアップデートを予告。β版はSteamで配信中
 1つめは,「ユーザーインタフェースの改良」である。従来の3DMarkは,画面上に選択可能なベンチマークテストとプリセットがずらりと並び,そこから任意のテストを選択して実行するというユーザーインタフェース(以下,UI)を採用していた。しかし,現状でも多数のテストが存在するうえに,今後も新しいテストを追加する予定があるとのことで,自分のPCに適したテストはどれなのかを,選びにくくなっているという面は否めない。
 そこで3DMarkの新しいインタフェースでは,まずユーザーが使っているPCのハードウェアスペックを明示し,そのPCでの実行が推奨されるテストを自動で提示するようになるとのことだ。これなら,自分のPCでどのテストを動かすのが適当なのか分からないという人でも,迷うことなく適当なテストを実行できるだろう。
 もちろん,推奨としてピックアップされたテスト以外を選択して実行することも可能だ。

新しい3DMarkのUI。下側にOSやメインメモリ容量,ストレージ容量,CPUおよびGPUが表示されており,このPCに推奨するテストとして,「Fire Strike Ultra」が選ばれている。それ以外のベンチマークテストを選ぶには,右上にある「BENCHMARK」ボタンを押せばいいようだ
画像集 No.003のサムネイル画像 / Futuremark,2016年に予定している「3DMark」のアップデートを予告。β版はSteamで配信中

 2つめの要点は,「必要なテストを選んでインストールできること」。現在の3DMarkは,すべてのテストを含んだ容量3.13GBものインストーラをダウンロードして,それをインストールしなくてはならない。しかし,テスト項目によっては,自分のPCには必要ないものもあるだろう。
 そこで,2016年版3DMarkでは,小さい容量のインストーラで導入する基本プログラムと,テスト部分を分離し,基本プログラムから必要なテストだけをインストールしたり,更新したりできるようにするとのことだ。

テストの選択画面。色の付いたテストがインストール済みのもので,グレイアウトしている下側の3種類は,インストールしていないものと思われる
画像集 No.004のサムネイル画像 / Futuremark,2016年に予定している「3DMark」のアップデートを予告。β版はSteamで配信中

 最後に3DMark Holiday Betaに含まれるVRMarkのデモについても,簡単に触れておこう。これは,3DMarkの「Fire Strike」テストで使うアセットを流用したもので,VR HMDを装着してテストシーンの中を自由に歩き回れるとのこと。なお,これはあくまでも体験デモであり,ベンチマークテスト機能はないそうだ。
 現時点では,Oculus VRの「Rift」と,台湾HTCの「Vive」という2種類のVR HMDに対応しているが,VR HMDがなくても,雰囲気を掴むことはできるようだ。

VRMark体験デモのイメージ
画像集 No.002のサムネイル画像 / Futuremark,2016年に予定している「3DMark」のアップデートを予告。β版はSteamで配信中

 βの対象はSteamで配信中の有償版3DMarkのみなので,この点は注意してほしいが,条件を満たしている人は,試してみてはどうだろうか。

Futuremarkによる「3DMark Holiday Beta」のポスト

Futuremark 公式Webサイト(英語)


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