ASUS，「ZenFone 7」シリーズを国内発売。3眼式フリップカメラ搭載で動画撮影機能を強化

　2020年10月21日，ASUSTeK Computer（以下，ASUS）の日本法人であるASUS JAPANは，予告通り，5G通信対応の新型スマートフォン「ZenFone 7」と「ZenFone 7 Pro」を10月23日に国内発売すると発表した。メインカメラに，2019年8月に国内発売した「ZenFone 6」と同じ回転式カメラ「Flip Camera」を採用しつつ，カメラを2眼式から3眼式へと強化したのが見どころだ。
　メーカー想定売価は順に8万5800円（税込9万4380円），9万9800円（税込10万9780円）となっている。
　

ZenFone 7とZenFone 7 Pro

　
　ZenFone 7とZenFone 7 Proは，ASUSが2020年8月に台湾で発表したハイエンド市場向けスマートフォンだ。いずれの製品も約6.67インチサイズで，解像度1080×2400ドット，リフレッシュレート90Hz表示対応の有機ELパネルを採用する。
　両製品の大きな違いは，搭載SoC（System-on-a-Chip）と内蔵ストレージの容量だ。ZenFone 7は，「Snapdragon 865」と容量128GBのストレージを採用しており，一方のZenFone 7 Proは，「Snapdragon 865 Plus」と容量256GBのストレージとなる。
　
　Flip Cameraは，普段は本体背面のアウトカメラとして使えて，カメラアプリで自撮りモードに切り替えると，カメラユニット部分が180度回転して，インカメラとなる可動式カメラだ。この仕組みにより，画面に切り欠け（ノッチ）やパンチホールを付けることなく，インカメラを実現している。

Flip Camera

　ZenFone 7とZenFone 7 Proでは，モーターとシャーシを改良することで，ZenFone 6と比べて，カメラユニットが回転する速度と耐久性が向上したそうだ。また，アングルセンサーを搭載しており，よく使うカメラユニットの角度を，3つまで記録できるようになったという。

　カメラの構成は，約6400万画素のソニー製撮像センサーと組み合わせた標準レンズと，約1200万画素の撮像センサーと組み合わせた視野角115度の広角レンズ，約800万画素の撮像センサーと組み合わせた望遠レンズの3眼式となる。

左から広角カメラ，標準カメラ，望遠カメラとなる

　加えてカメラ機能では，従来モデルと比べて，ソフトウェアのアップデートによる機能向上もポイントとなる。とくに動画撮影向けの機能を強化しており，8K/30fpsの動作撮影に対応したほか，電子式手ブレ補正機能やマイクに入る風切り音の低減機能などを搭載するという。

表　ZenFone 7 ProとZenFone 7の主なスペック

メーカー	ASUS
OS	Android 10
ディスプレイパネル	6.67インチ有機EL，解像度1080×2400ドット，，アスペクト比9：20最大リフレッシュレート90Hz
プロセッサ	ZenFone 7：Qualcomm製「Snapdragon 865」 ・CPUコア：Kryo 585（最大2.84GHz） ・GPUコア：Adreno 650
	ZenFone 7 Pro：Qualcomm製「Snapdragon 865 Plus」 ・CPUコア：Kryo 585（最大3.1GHz） ・GPUコア：Adreno 650
メインメモリ容量	8GB
ストレージ	ZenFone 7：128GB＋microSD（最大2TB） ZenFone 7 Pro：256GB＋microSD（最大2TB）
アウトカメラ	3眼式 ・標準：約6400万画素，F1.8 ・広角：約1200万画素，F2.2，画角115度 ・望遠：約800万画素，F値未公開
対応5Gバンド	Band 1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/77/78
対応LTEバンド	Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/29/38/39/40/41
対応3Gバンド	WCDMA：Band 1/2/3/4/5/6/8/19
無線LAN対応	Wi-Fi 6（IEEE 802.11ax）
Bluetooth対応	5.1
バッテリー容量	5000mAh
待受時間	約438時間
連続通話時間	約1848分
USBポート	USB Type-C
公称本体サイズ	77.2（W）×165（D）×9.6（H）mm（最厚部）
公称本体重量	約235g
本体カラー	オーロラブラック，パステルホワイト

ASUSのZenFone 7ティザーサイト

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