［gamescom］JRPGへの敬愛が詰め込まれたポーランド産RPG「Regalia: Of Men And Monarchs」がプレイアブルで公開

　ポーランドのPixelated Milkが2015年6月にクラウドファンディングに成功しているタクティカルRPG「Regalia: Of Men And Monarchs」のプレイアブルデモが，パブリッシングを手掛けるKlabaterのブースにて公開されていた。

　平和の時代が長く続いていたファンタジー世界が舞台となる本作は，ローレン家という没落貴族の若き当主であるケイを主人公にしたストーリーが描かれる。ローレン家はその昔，大きな勢力であったことを知るケイだが，そこから受け継いだ遺産は過去に対峙していた魔界との確執のみ。借金まみれの絶望的な状況の中，ケイは仲間達と共に御家の再興を目指して奮闘していくことになる。

　JRPGの熱烈なファンという開発者達が手掛けるだけあり，アートワークから日本っぽさが滲み出ており，画面の両端から2Dアートのキャラクターが現れては，ちょっととぼけた会話をするという，どこかなじみ深い雰囲気である。
　バトルに関しても，敵・味方のキャラクター達がそれぞれのアジリティ（速度）に合わせた順番で，マス目の上を行動していくという，タクティカルRPGの王道とも言える作風を踏襲している。


　「Regalia: Of Men And Monarchs」はPC向けに開発が進められているというだけあり，高解像度のグラフィックスはとても美麗だ。バトルシーンでは，3Dレンダリングされたキャラクターと，2Dアートの背景がいい具合に組み合わさっており，キャラクターの細かいアニメーションもじっくりと楽しめる。
　プレイヤーと共に行動するサブキャラクターは総勢20人になるとのことだが，各ミッションではその中から5人を選び出すというシステムで，それぞれの特殊能力をうまく活用して戦いに挑むことになるようだ。


　また本作には，城下街の発展や，別の貴族達との外交といったマネージメント要素もあるようだ。こうしたコンテンツも含めて，30時間は遊べるとのこと。Pixelated Milkのアーサー・シュヴィアテク（Arthur Swiatek）氏によると，発売は2017年4月を予定しており，コンシューマ機向けのダウンロード販売にも漕ぎ着けたいとのこと。サウンドトラックからボイスオーバーまでしっかりと作り込まれた作品になりそうで，リリースされるのが楽しみな一作である。

「Regalia: Of Men And Monarchs」公式サイト

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