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「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン 2」オフライン選考会をレポート。選手達へのミニインタビューも掲載
「NPB eスポーツシリーズ」とは,プロ野球12球団とNPB(一般社団法人日本野球機構)が主催するeスポーツの大会で,現在,KONAMIの「実況パワフルプロ野球2018」を競技種目とする「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」と,任天堂の「スプラトゥーン2」を競技種目とする「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」の2つが開催されている。
プロ野球チームが「スプラトゥーン2」で戦うというのも興味深い話だが,主催者は開催趣旨として「野球の普及振興およびスポーツ文化の発展」を謳っており,今後もさまざまなタイトルが採用される可能性があるようだ。
「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」公式サイト
詳しいスケジュールなどは公式サイトを参照してほしいが,今回のオフライン選考会は,「第4回スプラトゥーン甲子園地区大会」に参加したチームの中からスカウトが事前に選出した18チームを対象に実技審査と面接を行うというものだ。3月3日に開催される予定の「ドラフト会議」で指名するチームを決定するための,重要な機会になるという。
ドラフト会議によって12チームが決定し,入団発表,キャンプ,オープン戦を経て,2018年11月26日に掲載した記事でもお知らせした本大会で勝者が決まることになる。
というわけで,本稿では16日に行われた実技審査の模様と,参加チームへのミニインタビューをお届けしたい。
実技審査は,「ナワバリバトル」で行われた。それまでは落ち着いた様子の選手達だったが,審査が始まると顔つきが変わり,取材しているこちらも,その気迫に圧倒されそうになった。
一堂に会した選手達は,いずれもスプラトゥーン甲子園地区大会で活躍した強者ばかりなので,思わず舌を巻くようなテクニックを次々に繰り出していた。
実技審査終了後,少しだけ話を聞く機会が得られたので,3チームのコメントを掲載したい。話してくれたのは,えふわんけーきのkuさん,花鳥風月 月組のりょくさんとりぃさん,ハイパービームのミルクレープ♪さんだ。
えふわんけーきのkuさん
よろしくお願いします。まずは「スプラトゥーン」歴を教えてください
えふわんけーきのkuさん(以下,kuさん):
「スプラトゥーン」を始めたのが3年ほど前で,「スプラトゥーン2」だけで3000時間くらいはプレイしています。学校の友達と,「有名なプレイヤーを倒すために頑張るぞ!」という意気込みで一緒にプレイしていたんですが,友達はやめてしまいました。でも僕は,やるからには上を目指したいと思っているので,今もプレイし続けています。
4Gamer:
なぜ「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」へ参加しようと思ったんですか。
kuさん:
スプラトゥーンの公式大会はまだ少なく,スプラトゥーン甲子園の開催を知ったときに,絶対に出ようと決めたんです。NPBが大会を開いてくれることが,めちゃくちゃ嬉しいです。
4Gamer:
志望球団はありますか。
kuさん:
福岡ソフトバンクホークスです。パワプロでは「実力ある選手を積極的に選んでいる」という印象があって,僕も実力で選んでほしいと思います。
花鳥風月 月組のりょくさんとりぃさん
4Gamer:
参加しようと思った動機はなんですか。
りょくさん:
最近,eスポーツが大きな話題になってきていますよね。「スプラトゥーン」シリーズの面白さを,eスポーツを通じて多くの人に知ってもらえればと考えて,参加を決めました。
りぃさん:
今のeスポーツはまだ発展途上だと思いますが,その発展の力になれれば,すごく光栄なことだと感じたので,参加することにしました。
4Gamer:
家族やお友達の反応はいかがですか。
りょくさん:
家族に反対されていた時期もあったんですが,今は応援してくれています。これも,eスポーツというものの知名度がどんどん上がってきているからだと思います。
4Gamer:
お2人の「スプラトゥーン」歴はどのくらいですか。
りぃさん:
私は「スプラトゥーン」の発売1年後くらいからやっていて,合計すると2年ちょっとです。
りょくさん:
私は3年くらいです。「スプラトゥーン2」だと2500時間くらいで,前作と合わせると4000時間くらいはいってると思います。
4Gamer:
「スプラトゥーン2」の情報交換はどうしているんですか。
りょくさん:
Twitterに「スプラトゥーン」のチームがあって,そこに入れてもらって,ブキや立ち回りの情報交換しています。負けたときは,なぜ負けたのかをちゃんと分析しています。負け筋を作ってしまったポイントを要点として挙げて,皆で話し合います。
ハイパービームのミルクレープ♪さん
現在,こうして公式イベントに参加されているわけですが,昔に比べて「スプラトゥーン」に対する気持ちの変化などはありますか。
ミルクレープ♪さん:
最初はただ面白がってプレイしていたので,自分がこういう舞台にいることが信じられないし,強い仲間達と一緒に「スプラトゥーン」ができることが楽しいです。
情報の交換や共有はどのようにされていますか。
ミルクレープ♪さん:
情報収集は主にTwitterですね。仲間と一緒にプレイするときは,「Discord」を使っています。Twitterで仲良くなった人もいるので,そういう人達と情報を共有したり,ほかのチームの人からアドバイスをもらったりもします。
4Gamer:
志望球団を教えてください。
ミルクレープ♪さん:
千葉ロッテマリーンズです。うちのチームに「パブロ」っていうブキがあるんですけど,千葉ロッテのイメージブキがパブロなので。
4Gamer:
ありがとうございました。
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