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15年目の新たな挑戦とは。制作秘話や今後の展開が明かされた「クイズマジックアカデミー マキシブコード」のプレス向けイベントをレポート
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印刷2018/05/01 20:30

イベント

15年目の新たな挑戦とは。制作秘話や今後の展開が明かされた「クイズマジックアカデミー マキシブコード」のプレス向けイベントをレポート

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 コナミアミューズメントは2018年4月26日,東京ミッドタウン・イーストのKONAMI内イベントスペースにて,アーケードゲーム「クイズマジックアカデミー マキシブコード」のプレス向けイベントを実施した。

 4月23日に稼働を開始した「クイズマジックアカデミー マキシブコード」は,ゲームセンターなどのアーケード施設の店舗間でオンライン対戦が楽しめるクイズゲーム「クイズマジックアカデミー」シリーズの最新作。同シリーズの登場キャラクターであるアメリア先生のCVを担当する声優のたかはし智秋さん,東京大学クイズ研究会の鶴崎修功さん,本作の制作スタッフなどが参加したイベントでは,ゲームの試遊やプレス向け大会,ゲームの見どころの紹介と制作の経緯の説明などが行われた。本稿でその模様をレポートしよう。

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「クイズマジックアカデミー マキシブコード」公式サイト



デジタルTCGが苦手でも勝機は見いだせる?

シリーズ最新作の新モード「リコードアリーナ」


 会場では「MAXIVCORD」を自由にプレイすることができた。筆者も実際に触れてみたので,本作の新たな目玉と言える「リコードアリーナ」を中心にその感想を述べてみたい。

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 リコードアリーナは,デジタルカードを使ったカードバトルが楽しめる新モードだ。プレイヤーと対戦相手が互いに「リコード」と呼ばれるカードを出し合い,先に相手のライフをゼロにするか,ゲーム終了時に相手よりライフが多いほうが勝利となる。
 リコードには「キャラリコード」「マジックリコード」があり,前者はフィールドにセットすることで,相手を攻撃したり,相手のアタックを防御したりするもの。後者は,セットするとさまざまな効果を発揮し,プレイヤーをサポートするというものだ。

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 もちろん「マジックアカデミー」はクイズゲームなので,カードゲームだけが強くても勝てない。というのも「リコードアリーナ」では,クイズの正解数に応じてキャラゾーンがアクティブになる。つまり,正解数によって行動回数が多くなり,バトルが有利になるのだ。
 カードゲームで押されていてもクイズの正解数で挽回できるし,クイズの回答数で劣っているときはカードゲームの戦術で補うことができる。実際にゲームに触れてみると,この,カードゲームとクイズが程よいバランスでミックスされたゲームシステムとなっていて,普段デジタルカードゲームをプレイしない筆者でも分かりやすく楽しめるものとなっていた。

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 オンライン対戦や検定クイズといった,お馴染みのモードももちろん楽しめる。クイズのジャンルは,アニメ&ゲームスポーツ芸能ライフスタイル社会文系学問理系学問,そして,すべてのジャンルからクイズが出題されるノンジャンルの8種類。プレイヤーの正解率が表示されるので,対戦時のクイズ選択は,自分の得意分野で攻めるか,相手の苦手分野を突くか,その辺りの駆け引きも勝敗を左右するものとなるだろう。
 なお,筆者は学問が大の苦手なので,もし対戦することになったら,アニメ&ゲームか芸能でお願いします……。

 各モードの遊び方や,多数登場するキャラクター達の情報などは公式サイトに詳しく記載されているので,本作で遊ぶ前にチェックしておくといいだろう。

イベントではプレス向け大会も行われた。稼働開始直後にもかかわらず,どのチームもかなりの腕前で,実況を担当する制作陣も舌を巻くほどだった。ちなみに筆者は4Gamer代表で参加したのだが,残念ながら1回戦敗退。皆さん強すぎだよ……
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15周年を迎える「QMA」の大きなチャレンジとは


 イベントでは,制作スタッフが「MAXIVCORD」誕生までの道のりを紹介してくれたので,その内容を紹介しよう。なお,制作スタッフの個人名や写真は伏せているのでご了承を。

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 シリーズ15周年の節目に取り組んだ“チャレンジ”のポイントは3つ。1つは,“クイズが鍵となるゲーム”を作ること。クイズゲームとはいえ,クイズにかたよりすぎると,どうしても古参のファンが有利になり,新規層がマウントを取られる状況になってしまう。かといって,クイズ以外の部分が大きな割合を占めすぎると,それはそもそも「QMA」なのかという話になる。いかに新しい要素とクイズのバランスが取れたゲームシステムにするかという取り組みが,新たな挑戦だったようだ。

 2つ目は,“QMAのIPを活かすゲーム”。世界観やキャラクターなど,クイズ以外の部分に魅了されているファンも多いという「QMA」シリーズ。「MAXIVCORD」でのチャレンジは,15年にわたり蓄積されたIPとしての価値を大事にしながら行われたという。

 そして3つ目は,“試行錯誤が楽しいゲーム”だ。試行錯誤の楽しさを追求するべく,格闘×クイズ,麻雀×クイズ,ストラテジー×クイズなど,さまざまな組み合わせで試したうえで,しっくり来たのがデジタルTCGとの掛け合わせだったという。
 そうして生まれたのが「リコードアリーナ」で,“知識(クイズ)”と“知恵(デッキの構築)”の掛け合わせという試行錯誤の楽しさのほかにも,並べたカードが必ずしも生きるわけではなく,状況が変化する可能性を常にはらんでいるという意味で,“閃き”も大きなテーマとなっているようだ。

リコードのデッキ編集はPCやスマホでも可能。一日中「MAXIVCORD」に触れられるようにしたいのこと
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 スタッフによると,やりたいことはまだまだあるという。「クイズマジックアカデミー ロストファンタリウム」iOS / Android)との連動や,グリムキャラクター達の参戦,タイトル名にある“MAXIVCORD”の全貌など,追加したい要素や,明らかにしなければならない謎は残っており,これらをじっくりと展開していきたいと今後の展望について語った。

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 最後に,イベント終了後に行われた質疑応答の内容をお伝えして,本稿の締めにしよう。

――今回は新たな目玉でもあるカードゲームの要素がしっかり組み込まれているという印象を受けましたが,カードゲームを導入することになった経緯をあらためて教えてください。

制作スタッフ:
 これまで「QMA」をやってなかったプレイヤーでもついてこられるような仕組みを入れたかったんです。スライドアクティブと言いますが,これが出来たことによって,クイズを1問だけでも正解すればなんとか耐えられるような設計になっています。スライドアクティブがなかったら,クイズだけでフルボッコ状態にされて,「難しい」という印象を与えてしまったかもしれません。

――テストプレイをとおしての,ファンの方の反応はいかがですか。

制作スタッフ:
 いろいろな要望はいただいています。一番届いている意見は,「協力プレイの部分をなんとかしてほしい」というところですね。このゲーム自体,「神ゲー!」と言ってくださる方もいれば,「よく分からない」という方もいます。今後は後者の方へ向けて,より分かりやすくゲームを伝えていかなければならないでしょう。
 協力についても考えてはいるのですが,今はまだ具体的なお答えを申し上げられる段階ではありません。どうにか面白い形に仕上げられたらと思っていますので,もう少々お待ちいただければと思います。

――キャラクターイラストがかなりイケイケな感じになっているのは,何か意図があってのことなのでしょうか。

制作スタッフ:
 「MAXIVCORD」は対戦がメインになると思いますので,快活な,生き生きとしたテイストにしたいという思いがありました。
 あと今回は,生徒達が新しい学校をトーキョーに作り,グリム達と一緒にお互いを高め合うという元気なストーリーになっているので,イラストレーターの方にもそういうイメージで描いていただきました。

トークやプレス向け大会への参加などで,イベントを盛り上げてくれた2人。テレビのクイズ番組での活躍で知られる鶴崎さんは,QMAのプレイヤーだそうだ。アメリア先生をイメージしたという衣装をまとったたかはしさんだが,なんと私服を用いてコーディネートしたものだという
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「クイズマジックアカデミー マキシブコード」公式サイト

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    クイズマジックアカデミー マキシブコード

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