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  • 発売日:2024/02/09
  • 価格:通常版:6160円(税込)
    デラックスエディション:7700円(税込)
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「ジ・インクイジター」は尋問と<非=世界>(アンワールド)にて掴んだ真相によって,異端を断罪していくアクションアドベンチャー
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印刷2024/02/06 12:00

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「ジ・インクイジター」は尋問と<非=世界>(アンワールド)にて掴んだ真相によって,異端を断罪していくアクションアドベンチャー

 Kalypso Media Japanは2024年2月8日,“断罪”アドベンチャー「ジ・インクイジター」PC / PS5 / Xbox Series X|S)のリリースを予定している。
 本作は16世紀のドイツを舞台に,異端審問官(インクイジター)である主人公が尋問や会話を駆使して事件の真相に迫り,街に隠された真実を暴くアクションアドベンチャーだ。リリースに先がけて,デベロッパであるポーランドのThe Dustによるオンラインプレゼンテーションが行われたので,そこで得られた最新情報をまとめよう。

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「ジ・インクイジター」公式サイト


 「ジ・インクイジター」はポーランドの作家,ヤチェク・ピエカラ氏のダークファンタジーノベル「Ja, Inkwizytor(I, the Inquisitor)」をベースにしているが,ストーリーは完全新規とのこと。プレイ中の選択にもよるが,プレイ時間は新規でゲームを始めてからエンディングを迎えるまで,早くて10〜15時間程度。エンディングに関わる重要な選択肢と,ストーリーを形成する選択肢が,対話に限らずさまざまな局面で登場するという。

 物語の舞台となるのは,磔(はりつけ)にされても死ぬことのなかったイエス・キリストが異端者に対する怒りと復讐を説いた,言わば“無慈悲”のキリスト教が信仰されている16世紀のドイツである。主人公のモーディマー・マダーディン異端を断罪する審問官の任に就いており,彼の言動はキリストの意志そのものと見なされる。

モーディマーが掲げている「壊された十字架」は,キリストが磔にされても死ななかったことを象徴している
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 1533年,教会の命によりモーディマーは,ヴァンパイアが潜伏しているという噂があるケーニヒシュタインに派遣される。凱旋祭で賑わう街でモーディマーは複数の事件に遭遇し,また自身も女性のエスコート中に襲われるが,それらは背後でつながっているかのようにも思える──そしてヴァンパイアが関わっているのではないか……。これが序盤の展開である。

ケーニヒシュタインは架空の都市。建築様式などは16世紀のヨーロッパの影響を受けている
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 モーディマーはいくつかの特殊能力を持っており,その1つ「幻視」は誰かが嘘をついているといった違和感が生じたときに発揮される。たとえば商品であるマスクの入手経路に関する商人の発言がおかしいと感じたら,「祈りモード」によって商店の周囲を調査,探索し,手がかりを見つけ出せる。

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 本作では,祈りモードによる手がかりの発見,NPCとの対話とさらに踏み込んだ「尋問」,人々の会話からヒントを得る「盗み聞き」によって,調査や探索を進めていく。また没入感を高めるため,対話や尋問における選択には時間制限を設けている場合がある。

対話の中で物騒な選択肢を選ぶと,相手にナイフを突きつけることも。本作の舞台では「審問官様はそういう人物」として知られている
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盗み聞きはベンチなどの腰を落ち着けられるところで行う
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尋問により,容疑者から情報を引き出していく
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 パズルを解いて先に進むシーンも登場する。スライドパズルやヒントを元に文字を合わせるものなど,いくつかのタイプがあり,正解すれば鍵が手に入ったり,施錠されていた扉が開いたりする。

 今回のプレゼンでは,呪われたマスクを装着したために,元々の狂気じみた人格がさらに凶暴になった処刑人・ローランドを追って,モーディマーがダンジョンと化した地下牢を探索するパートも紹介された。ここではローランドの声がする方向に,モーディマーを進めていく。さらにいくつかのフェイズに分かれており,その進行に応じて難度も高くなる。

 モーディマーは一旦地下牢から脱出することになるのだが,2度目に訪れたときにはボスバトルとしてローランドと対峙する。モーディマーは剣の心得があり,バトルでは強・弱の攻撃とガード,回避,パリィを駆使して戦える。モーディマーのHPゲージは画面に表示されないが,ダメージが蓄積すると画面の四隅にエフェクトが表示されるとのこと。また目くらましや毒,あるいはモーディマー自身の回復にも使える「聖なる灰」が存在するようだ。

 さらにモーディマーは祭壇の前で祈ると,神秘の空間「<非=世界>」(アンワールド)に赴くことが可能だ。<非=世界>では,モーディマーの精神と肉体に壮絶な負担がかかる半面,人々の無意識や本性が見られ,ゲーム内で起きた事件の真相を知る。

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 モーディマーは<非=世界>にて,「記憶のかけら」を集めることになる。しかし,<非=世界>の上空には「穢れ」が徘徊しており,サーチライトのような光でモーディマーを探して攻撃を仕掛けてくる。また,地上には「穢れの仔」がウロウロしており,モーディマーを発見すると,穢れを近くに呼んでしまう。したがって,モーディマーは穢れ達の視界に入らないように移動しながら,記憶のかけらにたどり着かなければならない。

上空を漂っているのが穢れ。これに見つかると目のアイコンが表示され,そのまま一定時間経過すると攻撃を受けるので,身を隠す必要がある
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 なお,モーディマーは穢れの仔を剣で攻撃して倒せるが,穢れに対する攻撃手段は持っていない。さらに「黙示録の四騎士」からも追跡されていることが明かされた。こうした敵の攻撃には,テレポートや光などのスキルを使って対抗していく。

穢れの仔は剣で攻撃できる。あまり強くはないが,穢れを呼ばれるのがやっかいだ
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 スキルを使用すると「霊力」を消費する。霊力は安全地帯である「光明の泉」にて回復可能だ。なお,霊力は<非=世界>におけるモーディマーのHPも兼ねており,ゲージがなくなると最後に訪れた光明の泉から再スタートとなる。

 プレゼンの終了後,スタッフへの質疑応答が行われた。まず本作の身体欠損描写について,PS5版にCEROレーティング Zに準拠する表現の変更が施されているとのこと。そのほかのプラットフォームは海外版と同じ表現になるそうだ。

 また,本作では宗教をテーマとしているが,議論を呼ぶことになるだろうと予想を立てていたという。加えて,宗教を扱う場合にはゲームに限らず,バランスが重要と話していた。

 異端を断罪する審問官を主人公に据えたことによって生じた魅力としては,ダークヒーローとしてプレイできる点を挙げていた。誰しもが持っている善悪双方の側面を,モーディマーというキャラクターを通じて表現することにより,プレイヤーに面白い体験を提供できると捉えているとのことだ。

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 本作にはワールドマップがないが,ゲーム内の標識とモーディマーが記す日誌を組み合わせることで,次にどこに行けばいいのかを示すような仕組みになっている。また,ファストトラベルが用意されているが,入口と出口の双方を見つけない利用できない仕様になっているそうだ。

モーディマーの日誌。遭遇したNPCや発見した手がかり,これまでのストーリーなどが記される
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