「gamescom 2023」のFulqrum Publishingブースで,PC向けの新作RPG
「VED」の説明をしてもらう機会を得た。「VED」は,リトアニアのアーティスト三兄弟が起業したスタジオKaraclanによって,6年以上前から開発が進められているという作品だ。
ゲームは,盲目の青年
キール(Kir)が
Micropoleという都市を訪れ,パラレルワールドへ行く力を身につけるところから始まる。浮遊する島がいくつも連なるパラレルワールドで,キールは
ヴェッド(Veds)という魔法の力によって目が見えるようになり,この世界を脅かす獰猛なクリーチャーと戦いながら,2つの世界の運命を決める戦士として成長していく。
2つの世界にはそれぞれに異なる勢力が存在し,プレイヤーの選択した会話によって,各勢力との関係が変化していくという。また,
「99%,パラレルワールドで起きる」というバトルはターン制が採用されており,剣による攻撃やスキルの発動,回復などをターンのたびに選びつつ,敵に挑んでいく。バトルの前には,
「Ritual」(儀式)と呼ばれるイベントが発生し,敵に対して初手で物理的なダメージを加えるか,あるいは長い時間にわたってネガティブな効果を与え続けるか,といったオプションを選択できるという。
キャラクターや背景は油彩のようなタッチで描かれており,それらがアニメ風に動くことで,独特のスタイルを作り上げている。アーティストが,自分の好きな世界を自由に描いているという雰囲気が感じられるグラフィックスだ。
Fulqrum Publishingが「VED」の販売権を獲得したのは約2年前とのこと。これまであまり情報の出てこないタイトルでもあったが,今回の「gamescom 2023」で,ようやくその一端が披露されたわけだ。フルボイスやオーケストラによるサウンドなど,壮大なプロジェクトになりそうで,どのような作品に仕上がるのか,楽しみにしたい。