クセ強悪魔っ子が集う「Helltaker」の二次創作対戦格闘ゲーム「Hellversus」，無料体験版を公開。モデウスとズドラーダを使用可能

　個人クリエイターのkyo-hei氏は本日（2025年12月25日），vanripper氏が手掛ける「Helltaker」の二次創作にあたる2D対戦格闘ゲーム「Hellversus」の体験版を，itch.ioで無料公開した。



　原作にあたるHelltakerは2020年に無料公開された作品で，いわゆる“倉庫番パズル”系のゲームにあたる。悪魔っ子を求めて地獄まで押し入ってしまったタフガイな主人公が，持ち前のタフネスでかわいい悪魔っ子たちとイチャつくために奮闘する姿が描かれる。


　vanripper氏による悪魔的ながらも可愛らしいキャラクターデザインと，それを生かした型破りな展開が話題を集め，無料公開タイトルでありながら大きな人気を獲得した。二次創作ガイドラインも整備されており，Hellversusはそれに沿って制作されたファンメイド作品にあたる。

キャラクターセレクト画面に表示されているキャラクターは12名。原作ではほんの少ししか登場しなかった天使などは，どんな戦い方をするのか気になるところ

カラーは複数用意されている。しっかりと天使カラーもある模様

　体験版では「モデウス」と「ズドラーダ」の2人を使用できる。操作システムは攻撃4ボタン（A，B，C，D）＋ダッシュボタンの形式で，2段ジャンプや空中ダッシュを組み合わせたアクションも実行できる。確認できた範囲ではコマンドの種類が少なく，比較的シンプルな操作で戦える仕組みになっているようだ。

　通常攻撃同士は一部ルートのみキャンセル可能，投げは最速技で密着レバー入れDボタンで発動，共通で前Aが対空技になるなど，全体的な仕様は「GUILTY GEAR -STRIVE-」をはじめとするアークシステムワークス作品に近い。

　また，空中攻撃技を空中ジャンプや空中ダッシュでキャンセルできる仕様があり，それを活用すればコンボを大きく伸ばせる。トレーニング機能はかなり充実していて，攻撃判定（ヒットボックス）やフレームを表示できるので，それを活用してコンボを研究するのはなかなか楽しそうだ。


　自分でコンボを見つけるのが難しく感じられた人は，高レベルCPU（AI）と戦って相手の行動を確認するのがオススメだ。それなりにしっかりコンボをしてくれるので，自分で技を繋げる際の参考になる。

　ちなみに，ストーリーモード（体験版専用のドラフト版）の後半に登場する相手は超反応持ちでかなり強い。とりあえずストーリーを攻略したい人は，ちょっと距離をあけて垂直ジャンプで対空をスカしたり，意図的に密着を作って投げで地道にダメージを取るのがオススメだ。


　本作を手掛けるkyo-hei氏は，XアカウントでHelltakerの二次創作マンガなどを多数公開している。ゲームの開発を支援できる「Patreon」にも参加しているので，まずはゲームを遊んでみて，興味を持ったらチェックしてみよう。