映画「ジョーズ」のNES用ソフト「JAWS」がPS5とSwitchで蘇る。機能を追加した「JAWS RETRO EDITION」物理版の予約を受付中

　映画「ジョーズ」のNES（海外ファミコン）用ソフトがPS5とSwitchで蘇る。「JAWS RETRO EDITION」の物理版の予約受付がLimited Run Gamesで始まっている（リンク）。期間は日本時間2026年1月19日13：59まで。ドット絵のジョーズをかたどったランプなどの特典グッズが用意される。


　映画「ジョーズ」について，詳しい説明は必要ないだろう。1975年に公開された本作は，人間を襲う巨大サメに，警察署長ブロディと漁師クイント，学者フーパーが立ち向かうという内容で，スリラーとして高い評価を獲得した。海中からサメが，泳ぐ女性を狙うキービジュアルを覚えている人も多いのではないだろうか。

　もちろんゲーム化もされ，1987年にはNES向けに「JAWS」，1989年にはZX Spectrum，AMIGA向けに「JAWS:THE COMPUTER GAME」，2006年にはPS2，Xbox向けに「JAWS UNLEASHED」，2011年にはWii，ニンテンドー3DS向けに「JAWS ULTIMATE PREDATOR」といった作品が発売されている。いずれも日本ではリリースされていない。


　「JAWS RETRO EDITION」に収録されるのは，NES版「JAWS」に機能を追加した「Jaws Retro Edition」と，これを拡張した「Jaws Enhanced Version」だ。
　NES版「JAWS」は人間側を操作し，船や飛行機を駆使してサメを追い詰めていく。ダイバーを操作して直接対決するシーンもあり，スリリングな戦いを楽しめる。

　「Jaws Retro Edition」はNES版の移植で，どこでもセーブや巻き戻し，トロフィーが追加されている。「Jaws Enhanced Version」はNES版をベースに，“映画「ジョーズ」「ジョーズ2」「ジョーズ3-D」「ジョーズ'87 復讐篇」といった作品へのオマージュと敬意に満ちた，大幅に拡張された複数章のアドベンチャー”が追加される。新たな敵が登場し，船とダイバーの双方に新たな能力と武器が登場するという。


　価格は，本体とブックレットの通常版「Jaws Retro Edition Standard Edition」が34.99ドル（約5500円）。さらに，特典付きの豪華版「Jaws Retro Edition Bigger Boat Edition」は99.99ドル（約1万5600円）で，ドット絵のジョーズのランプや「遊泳禁止」看板のエナメルピンズ，サントラCDなどが付属する。なお，Limited Run Gamesは日本への発送も受け付けている。


　日本でも公開当時にブームとなった「ジョーズ」だが，ゲーム化されていたことを知らなかった人も多いのではないだろうか。NES版は「ワンダーボーイ」シリーズで知られるウエストン・ビット・エンタテインメントが開発を手掛けており（リンク），同社のファンも注目のソフトといえるだろう。