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「Sony Park展」内覧会レポート。岡崎体育さんセレクトの歴代PSタイトルが実機で楽しめる
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印刷2021/06/25 20:26

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「Sony Park展」内覧会レポート。岡崎体育さんセレクトの歴代PSタイトルが実機で楽しめる

 ソニーは,東京都中央区の「Ginza Sony Park」において,2021年6月26日〜9月30日の期間中「Sony Park展」を開催する。シンガーソングライターの岡崎体育さんがセレクトした初代PlayStationからPlayStation 4までの作品群も展示されており,ゲームファンにも見逃せない催しだ。本稿では,オープン前日に行われたメディア向け内覧会の様子をお届けしよう。

画像集#001のサムネイル/「Sony Park展」内覧会レポート。岡崎体育さんセレクトの歴代PSタイトルが実機で楽しめる

 Sony Park展は,Ginza Sony Parkが2021年10月から改装工事に入るのに先駆けて行われる展示会。2021年6月26日〜9月30日の会期を6つに区切り,ソニーが手がける「ゲーム」「音楽」「ファイナンス」「映画」「半導体」「エレクトロニクス」という6つの分野に関して,ソニーミュージックグループに所属する6組のアーティストが参加した企画が展開される。

画像集#002のサムネイル/「Sony Park展」内覧会レポート。岡崎体育さんセレクトの歴代PSタイトルが実機で楽しめる

 この日のメディア向け内覧会では,ソニーグループ ブランド戦略部門/ソニー企業 代表取締役社長・チーフブランディングオフィサーである永野大輔氏が登壇。Ginza Sony Parkの誕生秘話などについて語った。

ソニーグループ ブランド戦略部門/ソニー企業 代表取締役社長・チーフブランディングオフィサーである永野大輔氏
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 Ginza Sony Parkは,2017年まで存在していたソニービルの土地に作られた施設である。当初はソニービルを建て替える計画だったものの,あえてそうせず「公園」をコンセプトとしたGinza Sony Parkを作ったことにより,各方面から高い評価を受けたという。
 Ginza Sony Parkはショールームではなく公園であり,同時にソニーの商品でもあると永野氏は語る。ソニーらしさとはユニークであること。その商品も「再定義」「世の中に問う」「未来への一歩」という特徴を持ち,Ginza Sony Parkも同じであるという。

ソニーの本社ビル(上写真)の土地に,公園であるGinza Sony Park(下写真)を作った
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都心のビル街でありながら,豊かな緑が茂る
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 まずは「再定義」について。ウォークマンは音楽の聴き方を再定義し,PlayStationはゲーム機のあり方を再定義した……と永野氏は語る。こうした前例に倣い,Ginza Sony Parkは“変わり続ける実験的な公園”としたことで,公園の有り様を再定義したという。
 そして「世の中に問う」というテーマについては,Ginza Sony Parkは,本社ビルの土地を公園とする発想で話題を呼んだが,当初は社内から反対の意見も出たという。皆が良いと思うものはイノベーティブではない,とは永野氏の持論だが,賛否両論だった公園構想はまさにイノベーティブなものであり,土地の使い方を世に問いかけた事例であるというわけだ。
 そして,Ginza Sony Parkはまだ「未来への一歩」というところにまでは達していないと永野氏は語る。同様の発想の施設が他にみられないからで,この考え方が一般的になることで,都市にも緑が増えていくと考えているという。

Ginza Sony Parkでは,通常の建て替えではなく,公園とすることにより,建て替えのプロセスそのものをブランド化することに成功したという
画像集#007のサムネイル/「Sony Park展」内覧会レポート。岡崎体育さんセレクトの歴代PSタイトルが実機で楽しめる

 こうして作られたGinza Sony Parkはこれまでに800万人の来園者を記録。さまざまなアクティビティを展開したが,「アーティスト×テクノロジー×テーマ」というコンセプトのものが好評を博したという。
 今回のSony Park展は,こうしたコンセプトを推し進め「アーティスト×テクノロジー×ビジネス」としたもの。ソニーが手がける「ゲーム」「音楽」「ファイナンス」「映画」「半導体」「エレクトロニクス」の6ビジネスをテーマとし,アーティストとともに,事業紹介や説明ではない,ソニーらしいユニークで新しい体験を作り上げたという。最後に永野氏は「ぜひ,6回Sony Park展に来ていただき,すべてのアクティビティを見てほしい」と述べ,挨拶を締めくくった。

Sony Park展に参加するアーティスト。左上から,岡崎体育さん,奥田民生さん,東京スカパラダイスオーケストラ。左下から,millennium parade,YOASOBI,Creepy Nuts
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 メディア向け内覧会では,「ゲームは,社交場だ。」の企画が披露された。会場には,シンガーソングライターの岡崎体育さんが初代PlayStationからPlayStation 4までのゲームタイトルからセレクトした作品が展示され,実際にプレイできる。
 また,実車のコクピットさながらの「グランツーリスモ SPORT」試遊台が設置されるほか,大画面プロジェクターを使った「ASTRO's PLAYROOM」のプレイも可能だ。
 そして,会場の各所にあるQRコードからはPlayStationの豆知識をチェックできるほか,「社交場」のコンセプトを体現する巨大カウンターには歴代ゲームパッドのカラーバリエーションが展示されている。懐かしいゲームパッドを見ると,当時遊んでいたゲームの思い出が甦ってくるのではないだろうか。
 なお,「ゲームは,社交場だ。」の開催期間は7月7日までとなる。

歴代PlayStationの実機を使い,岡崎体育さんがセレクトしたゲームを楽しめる
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実車のコクピットさながらの「グランツーリスモ SPORT」試遊台
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「ASTRO's PLAYROOM」も楽しめる
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巨大カウンター(上写真)には,歴代ゲームパッドが展示されている(下写真)
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会場の各所にあるQRコードからはPlayStationの豆知識をチェックできる
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 会場では6つの展示のほかにも催しが行われる。ゲームファンとして注目したいのが,音がテーマとなった「AUDIO GAME CENTER +」だ。ここでプレイできる3作品は,いずれもディスプレイがなく,ゲームの世界が音だけで表現されている。
 「大爆走!オーディオレーシング」はコクピットに座って音を頼りにハンドルを切ってレースを進めるというもの。「スクリーミング・ストライクneo」は,飛んでくる瓦や,迫るゾンビの接近が音で表現されるので,目の前に並ぶ3つのドラムを叩いて迎撃する。

「AUDIO GAME CENTER +」では画面のないゲームを楽しめる
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「大爆走!オーディオレーシング」(上写真)と「スクリーミング・ストライクneo」(下写真)
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 とくにユニークなのが,死んでしまった女友達の幽霊と再会する「幽霊のいるところ」。例えるなら,音だけで遊ぶゲームブックやアドベンチャーゲームといったところだろうか。耳にイヤフォンをかけ,手にVIVEコントローラを持って暗い部屋に入ると,どこからか幽霊が語りかけてきて,プレイヤーにさまざまな選択を迫ってくるのだ。
 普通のゲームなら画面に選択肢が出てくるところだが,このゲームでは選択肢が音で表現されているのが面白い。例えば「炎に近づくか,水に近づくか」という選択肢では,炎が燃える音と水滴がしたたる音が聞こえてくるので,プレイヤーは音を頼りに,実際に部屋の中を移動して選択肢を選ぶ。つまり,炎に近づくなら,炎の音がより大きく聞こえる方へ歩き,ボタンを押して選択肢を決定するというわけだ。
 物語の舞台は,女友達の部屋や夏の学校などさまざまな場所へ移り変わる。ゲームをプレイする部屋は終始暗く,何か小道具が置いてあるわけではないのだが,音と暗闇が想像力を刺激してくれるので飽きない。「AUDIO GAME CENTER +」は6月26日〜7月18日の開催なので,気になる人はチェックしてみよう。

「幽霊のいるところ」は,イヤフォンとVIVEコントローラを装備して暗い部屋に入る
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 Sony Park展の入場は無料で,事前に予約を済ませる必要がある。詳しくは公式サイトでチェックしよう。また,会場に行けない人向けに公式サイトでバーチャルウォークスルー体験や,展示に参加したアーティストが出演するオンラインイベントも開催される。2021年7月6日21:00には,岡崎体育さんのオンラインイベントが行われるので,こちらもお見逃しのなきよう。


キオスクでは参加アーティストや,ソニー創業者の1人である盛田昭夫氏の本(上写真),そして盛田氏生誕100周年を記念した酒(下写真)が販売されている
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盛田昭夫氏の生誕100年を記念した「Bar Morita」。ソニービルは,都心の一等地にありながら,その一角を公園として提供して話題となったが,Bar Moritaはその真下にある
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展示されている盛田氏の愛用品(上写真),Bar Morita店内(下写真)。実際の営業時には,アクリルの仕切りが立てられるとのこと
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