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ゲームボーイカラー用「Civilization」リスペクト文明発展シムのクラファン実施中。ローマや日本など,5つの文明で世界制覇を目指す
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個人開発者であるJordan Lee Foon氏が制作する「Pocket Empires」は,「初代『Civilization』がゲームボーイカラーに移植されていたらどうなっていたか」というテーマを,氏なりに解釈したターン制戦略ストラテジーである。
ほかの文明と交渉して影響力で帝国を拡大する「ローマ」,攻撃的かつタフな部隊を擁し,雪バイオームへの適性が高い「北欧」,機動力で初期に領土を拡大でき,砂漠にも強い「エジプト」,強力な防御ユニットを持つ「アングロサクソン」,バランスの取れた高い技術力がウリの「日本」という5文明でプレイできる。文明ごとに異なるテックツリーと,固有の建造物や軍事ユニットを持つという。
また,労働者を割り当ててリソース管理をしつつ都市を運営する仕組みや,草原,砂漠,雪の多彩なバイオームといったシステムを備えており,「Civilization」からの影響は非常に強いようだ。
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![]() ローマ文明 |
![]() 「北欧」文明 |
![]() 「エジプト」文明 |
![]() 「アングロサクソン」文明 |
![]() 「日本」文明 |
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後日パッケージ販売が行われる可能性はあるものの,現在支援を集めているのは「Kickstarter版」と位置付けられており,こちらはデジタル版のみのリワードである。10ドル(約1560円)でデジタル版,15ドル(約2340円)でデジタルマニュアルもセットとなる。
さらにプラスして50ドル(約7800円)を支援するとアドバイザーとして出演でき,100ドル(約1万5600円)で固有のユニット,アドバイザー,テックツリー,カラーを含む独自文明の設計権が得られ,200ドル(約3万1200円)ならユニークなシナリオを作成できる。
ストレッチゴールは2500ドル(約39万円)でインド,中国,アステカ文明が登場,3500ドル(約54万6000円)到達でボーナスシナリオとマップクリエイターの実装,7500ドル(約117万円)では宇宙時代を舞台とした「疑似的な続編」が制作されるとのことだ。
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| アドオンとして用意される文明アドバイザー |
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| ストレッチゴール到達で制作される,「疑似的な続編」のイメージ |
現在の「Civilization」を現在の携帯機に移植するのではなく,初代作をリスペクトしたシステムを,ハード性能が限られたゲームボーイカラーに向けてシェイプするのが興味深いところである。シリーズは中毒性が高いことで知られているが,アレンジがうまくいくのであれば,ついつい「もう1ターンだけ」となってしまいそうだ。
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