リリースによれば,同社では開発体制強化のための資源集中を進めており,2017年3月31日付でIO interactive撤退の方針が決定されたという。現在は「対象会社への出資を確保すべく複数の投資家候補との協議を開始し、現在交渉中」とのこと。
多くの人が気になるのは,同社が開発し日本では2017年内に発売予定の「HITMAN」(PC/PS4/Xbox One)日本語版はどうなるのか,という点だろう。
決算短信などには記載されていなかったが,スクウェア・エニックスの海外タイトル専用レーベル「SQUARE ENIX EXTREME EDGES」の公式Twitterアカウントから,日本語版はスクウェア・エニックスから2017年内に発売予定であることは変わらないと告知されている。
HITMAN日本語版はこれまでの発表通り、スクウェア・エニックスより2017年の発売を予定しております。詳しい発売日は、今後の発表をお待ちください。https://t.co/dhTrnq0ju2
— SQEX EXTREME EDGES (@sqex_ee) 2017年5月11日
なおスクウェア・エニックスは,平成29年3月期における特別損失として48億9800万円を計上している。
平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)によれば,特別損失の「関係会社整理損」がIO INTERACTIVEの事業撤退決議に伴う損失額。その内訳は,コンテンツ評価損が33億3500万円,無形資産の減損損失が4億2400万円,人員整理費用が7億1700万円,その他が4億2100万円とされている。
IO Interactiveは,2009年にスクウェア・エニックス・ホールディングスが英国SQEXを通じて親会社のEidosを完全子会社にして以来,傘下のスタジオとして「Kane & Lynch 2: Dog Days」「Hitman: Absolution」「HITMAN」をリリースしてきた。
今回発表されたリリースでは,「当社は、この決定に基づき、対象会社への出資を確保すべく複数の投資家候補との協議を開始し、現在交渉中です。」と,IO Interactiveへの出資交渉がすでに進行中であることを明らかにしている。
ちなみに,先述した決算短信での当連結会計年度の業績は,売上高2568億2400万円(前年同期比20.0%増),営業利益312億9500万円(前年同期比20.3%増),経常利益311億2800万円(前年同期比22.9%増)と,売上高・営業利益とも前年同期よりも大幅に増加。
親会社株主に帰属する当期純利益は200億3900万円(前年同期比0.8%増)と,特別損失を計上しても堅調に推移していることが分かる。
















