「Stellarator」は,漫画家/脚本家のAustin McKinley氏が手がける,コメディタッチのSFストーリーが展開する。主人公「レイク・ブラボー」の職業からして,銀河を股にかけて権力者たちを困らせるゲリラ・パフォーマンスアーティストというのだからユニークである。
ブラボーは,生物学者でありながらフロリダでバーテンダーとして働く「デリラ・パーマー」や,悪の大企業から追われる労働組合オーガナイザーの異星人「ペリトン・ディアノックス」といった個性派たちを仲間に加え,あらゆる文化や産業を併呑しようとする大企業「スコルピオ・ケンタウルス・アソシエーション」を敵に回して大暴れするのだ。
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その物語は,「大迫力のアクション」「奇妙なSF」「感情のカオス」「大企業の悪役」「実存主義的なジョーク」「非常に疑わしい人生の選択」「なぜそんな判断をしたのか理解に苦しむ行動」といった要素が満載された,壮大な惑星間コメディであるという。
リスペクトした作品として挙げられているのは,イギリス流のユーモアで知られる「銀河ヒッチハイク・ガイド」,そして物理学者兼脳神経外科医兼バンドのボーカルという主人公がエイリアンと戦うスラップスティックな作品「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」だ。
「銀河ヒッチハイク・ガイド」と「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」の型破りな精神がぶつかり合い,レトロアーケードの画風で描かれる作品であるという。
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特にユニークなのは,本作が「読んで遊べる物語」と謳っており,グラフィックスノベルとNES用ゲームの組み合わせで描かれる点にある。ゲームではブラボーを操り,奇妙な世界を探検しつつカオスを生み出し,アーティストとしての伝説を築き上げ,最終的には銀河を美的な完成形へ導いていくという。
レトロゲームでは世界観を補完するため,マニュアルや攻略本に漫画が掲載されることもあったが,本作では2026年の現代にあえて41年前のNESを選ぶあたりが興味深いところだ。McKinley氏は2021年に同名の小説を出版しているが,著者自らによるコミック化とゲーム化でもあるわけで,実にユニークな取り組みといえるだろう。
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プレッジ(支援)の締め切りは日本時間2026年5月16日8:00までだ。3000ドル(約48万円)の目標額はすでに達成しており,原稿執筆時点では5751ドル(約92万円)の支援が集まっている。
25ドル(約4000円)でソフトカバー版のグラフィックスノベル,40ドル(約6400円)でハードカバー版が手に入る。そして,30ドル(約4800円)でデジタル版グラフィックスノベルとデジタル版ゲームのセット,65ドル(約1万400円)でNES用ROMカートリッジ,80ドル(約1万2800円)でハードカバー版とNES用ROMカートリッジのセットが手に入る。
リワード(返礼)の発送は2026年12月が予定されており,世界各国に発送するとしている。なお,グラフィックスノベルとゲームは英語版のみだ。
McKinley氏によれば「Stellarator」をユニバースとして展開する構想もあるそうで,今後の展開も期待したい。
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