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[TGS 2013]CCP Gamesに聞く「EVE Online」と「DUST 514」の現状。Oculus VRの「Rift」を使った「EVE: Valkyrie」の試遊も体験
それだけにファンコミュニティの意見や要望は非常に重要であり,1年に2回開催されるCCPのイベントでは,専門スタッフがプレイヤーの話を聞き,それを開発スタッフに伝えているという。
■EVE Online
「EVE Online」日本語公式サイト
そんなEVE Onlineでは,2013年6月6日に掲載した記事でもお伝えしたように,19回めのアップデート「Odyssey」が実装されたが,さらに「次のアップデート」も予定されているという。残念ながら詳しい話は聞けなかったものの,北米時間の9月26日にTwitch.tvのCCP Games公式チャンネルで第一報が流される予定だ。Sveinsson氏は,日本のEVE Onlineコミュニティは必ずしも大きくはないものの,日本でのサービスが始まる前から遊んでいたというコアな人が多く,活動の活発さは世界のプレイヤーの中でも有数とのこと。今回のアップデートを次の10年に向かうための一歩と位置づけており,早くその内容を知りたいという日本のファンも多いだろう。
■DUST 514
「DUST 514」日本語ランディングページ
とはいえ,FPS部分についての強化は当然必要なことなので,エイムアシスト機能など,こちらもファンの意見,要望を聞きつつ行っていくとしている。これについては,Free-to-Playタイトルに力を入れているSony Computer Entertainmentのサポートも大きく,アップデートやパッチなどを素速くリリースできるようになったとのこと。
一つの戦い,一つのアクションがEVE Onlineをプレイする何万人ものプレイヤーに影響を与えるというゲームシステムや,多彩なカスタマイズなど,個性豊かなDUST 514。日本語ランディングページもオープンしているので,興味のある人はチェックしてみよう。
取材の最後に,「EVE: Valkyrie」の試遊が行われた。8月24日に掲載したgamescomレポートでもお伝えしたように,EVE: ValkyrieはEVE Onlineのスピンオフタイトルで,プレイヤーは宇宙船のパイロットとなって派手なドッグファイトを繰り広げることになる。もともとは技術デモとして開発されていたが,ファンイベントで紹介したところ大好評で,急きょ制作が決まったという経緯を持った作品だ。試遊はなんと,Oculus VRのヘッドマウントディスプレイ「Rift」を使ってのもの。それも,1920×1080ドットのスクリーンを搭載した,世界でも数少ないプロトタイプだ。
■EVE: Valkyrie
ゲーム内容はシンプルで,宇宙空間を縦横に飛び回りながら敵をミサイルや機銃で攻撃するというもの。敵を早く見つけたほうが有利なので,頭をぐるぐると振り回すことになり,その動きにゲーム画面がピッタリとついてくるため,没入感はきわめて高い。プレイを開始すると,たちまちパイロット気分。まさに未来のゲームを思わせるものがある。もっとも,手元のコントローラを見ようと思って視線を下げても,そこにはパイロットの体があるだけなので,そんなこんなでちょっと酔ってしまった。
ゲームの内容や対応プラットフォームなどについては,現在のところ未発表だが,2014年内の発売を予定しているとのこと。スタッフにはEA DICEで「Mirror's Edge」を開発した経験を持つOwen O'Brien氏も参加しているというから,かなり本格的なゲームに成長するかもしれない。
EVE Online,DUST 514,そしてEVE: Valkyrieと,着実にラインナップを揃えるCCPからは,しばらく目が離せないだろう。
- 関連タイトル:
EVE Online
- 関連タイトル:
DUST 514
- 関連タイトル:
EVE: Valkyrie
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キーワード
Copyright (C) CCP 1997-2017
- Eve (Gollancz)
- 価格:¥61,900円
- 本
- 発売日:1970/01/01
- The Art of Eve
- 価格:¥28,174円
- 本
- 発売日:1970/01/01
- EVE ONLINE(R) ゲームタイムカード 50
- 価格:¥3,520円
- Software
- 発売日:2008/07/18