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2026年7月1日にオープンソース化がアナウンスされていた「CARBON」は,何千人ものプレイヤーが同時に同じサーバーで活動するシングルシャードの仮想世界を維持するために設計され,20年以上にわたって開発・改良が続けられ,高い堅牢性とスケーラビリティを備える。
最大8825人のプレイヤーが同時参加し,ギネス世界記録にも認定された「EVE Online」の歴史的な大規模PvPバトルをはじめとする,膨大なオンライン処理のバックグラウンドを支えてきたテクノロジーだ。
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今回オープンソースとして公開されたリポジトリには,20以上のモジュールが含まれている。そのなかには,大規模な戦闘における物理シミュレーションと経路探索(パスファインディング)を可能にした中核技術「Destiny」や,SF特有の壮大なビジュアル表現を生み出すグラフィックスモジュール「Trinity」がある。
そのほか,ネットワーキング,UI,オーディオ,リソース管理,スクリプト,スケジューリングなど,大規模オンラインゲームの構築・運用に必要なシステムが網羅されている。
Fenris Creationsのコアテクノロジー担当シニア開発ディレクターであるベン・ハンター(Ben Hunter)氏は,「CARBON」をオープンソース化することについて,「その基盤を可視化し,理解しやすくし,ほかの人々に役立ててもらうためのものだ。次世代の永続的な仮想世界は,より多くの人々がその基盤技術を研究し,挑戦し,そのうえに構築できるようになることで,さらに強固なものになると信じている」と,その意義を語っている。
これまでもサードパーティ製ツールやパブリックAPI,経済分析ツールなどを通じてゲームのエコシステムを拡張してきたFenris Creationsだが,現在も運営が続くオンラインゲームの基盤技術そのものを公開することで,その協働の姿勢をゲームの最も根本的なレイヤーにまで押し広げる試みとなりそうだ。



















