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【PR】「Sound BlasterX」ヘッドセットを試す。新しいゲーマー向けモデルは, 「ワンクリック音響最適化」から「プロ仕様」まで広く対応できるのが魅力だ
「Sound Blaster」(サウンドブラスター)という製品ブランドは,意外と捉えどころがない――。そう思っている4Gamer読者は少なくないのではなかろうか。
要するにSound Blasterは,全方位を志向したサウンド&オーディオブランドとして強化されてきたわけだが,その半面,個別の製品1つ1つがどんなユーザーに向くのかは,どうしても分かりにくくなってしまうという欠点もあった。そこでCreative Technology(以下,Creative)が考え出したのが,万人向け,保守本流のSound Blasterブランドの下に,特定用途や特定ユーザー向けのサブブランド“Sound Blaster○○”を用意するというアイデアだ。
Sound BlasterXのロゴ。「Pro-Gaming」用だと,はっきり謳われている |
Sound BlasterX製品一覧 |
そのラインナップとして発表されたのは,ヘッドセット4製品と,USBサウンドデバイス1製品。そのうち,オーバーヘッド型の2chステレオヘッドセット「Sound BlasterX H5」「Sound BlasterX H3」が,目下,国内販売中だ。
インイヤー型の2chステレオヘッドセット「Sound BlasterX P5」は12月上旬に発売予定(関連記事)。また今後,オーバーヘッド型ヘッドセット最上位モデル「Sound BlasterX H7」やUSBサウンドデバイス「Sound BlasterX G5」も登場の見込みだが,本稿ではそのなかから,主にSound BlasterX H5を取り上げ,「Sound BlasterXの何がゲーマー向けなのか」を探ってみたいと思う。
軽さと柔らかさ,そして堅牢性が同居するSound BlasterX H5
また,実測約30mmあり,柔らかで頭頂部への負担が少ないヘッドバンド部には,かなりしなやかな金属素材が埋め込まれている。横方向に180度近く開いてしまったとしても,壊れる心配はまずない。Creativeは,Sound BlasterX H5の特徴として,軽さと堅牢性の高さを挙げているのだが,その言葉に嘘や誇張はない印象だ。
アルミ製のアームと形状記憶型のヘッドバンド部がもたらす側圧は強めで,しっかりした装着感が得られるのに,総じて軽く感じられ,肌触りもいいのは見事だ。
そんなイヤーパッドの下にあるのはSound BlasterX H5の持つ大きな特徴の1つでもある,50mm径のスピーカードライバー「50mm FullSpectrum」である。ゲーマー向けヘッドセットだと40mm径ドライバーを搭載するのが一般的であり,また,ドライバーサイズは大きいほど相対的に低音の再生能力が向上するので,このあたりは後段における試聴時のチェックポイントとなるだろう。
イヤーパッドは柔らかく,装着時の密閉度合いを高めている。側圧は強めなのだが,装着感は軽めだ |
イヤーパッドを取り外すと,大きな50mm FullSpectrumドライバーの存在を確認できるようになっている |
製品ボックスからSound BlasterX H5本体と付属品を取り出したところ。マイクブーム,ケーブルとも着脱可能となっている |
端子部にストッパーなどはないが,しっかり固定されるので,「いきなりケーブルが脱落する」ような心配は無用 |
全長約1.2mのケーブルは両端が4極の3.5mmミニピン端子となっており,Sound BlasterX H5側の接続端子から実測約0.34mのところに,マイクミュートの有効/無効切り替えスイッチとヘッドフォン出力ボリューム,スマートフォンと接続したときに使う受話/終話ボタン付きのインラインリモコンがある。全長約1.2mの延長変換ケーブルを使うと,ゲームPCで標準的な3極3.5mmミニピン×2でPC側のヘッドフォン出力およびマイク入力端子と接続可能だ。
ちなみに,ケーブルは2本ともいわゆる布巻き仕様で,柔らかく,取り回しやすい。
なお,マイクはブーム部分が実測約120mmある。これまた柔らかく,どのようにも曲がり,かつ狙った場所にピンポイントで設置できるという,使いやすいタイプだ。マイクのフードとなるスポンジが大きすぎるきらいがあり,視界に入りやすいので,唇より下に来るようにすることをお勧めする。
これぞゲーマー向け!? な新ソフト「BlasterX Acoustic Engine Lite」を利用可能
以上,よくできたアナログ接続型ヘッドセットという雰囲気のSound BlasterX H5だが,話はそれで終わりではない。本製品を購入すると,Creative製のオーディオプロセッサスイート「BlasterX Acoustic Engine Lite」を利用できるからだ。
オーディオプロセッサスイートというのは,要するにSound BlasterX H5の機能を拡張するソフトウェア群のこと。鋭い人だと,4Gamerのヘッドセットレビューでよく出てくるRazer製ソフトウェア「Razer Surround Pro」をイメージしたかもしれないが,方向性や得られる結果はともかく,「アナログ接続型ヘッドセットの機能を拡張するソフトウェア」という意味では,同じようなものだという理解でいい。
さて,そんなBlasterX Acoustic Engine Liteだが,こちらは下に示したCreativeのサポートページから入手できる。
CreativeのBlasterX Acoustic Engine Liteダウンロードコーナー
ちょっと面倒だが,アクティベーションキーを入手すれば,2台め以降はキーを入力するだけでいい。3台までのPCにインストールできるので,Sound BlasterX H5を接続する可能性のあるPCが2〜3台あるなら,ここでセットアップを済ませておくことをお勧めする。
選択肢となるプロファイルは,
- アドベンチャー&アクション
- ドライビングシミュレーション
- ファーストパーソンシューティング(FPS)
- リアルタイムストラテジー(RTS)
- スポーツ
- エフェクトオフ
の6つで,そのどれかを選ぶと,BlasterX Acoustic Engine Lite側で自動的に,
- Surround:バーチャルサラウンドサウンド機能
- Crystalizer:ゲーム(や映画,音楽配信)などで使われる非可逆圧縮されたサウンドファイルに対して,トランジェント(※ピアノやシンバルなど,アタックの鋭い音)を補正し,聞きやすくする機能
- Bass:低音を強調し,迫力を増す機能
- Smart Volume:極端に大きな音や極端に小さな音を補正し,全体として聞きやすい音量に整える機能
- Dialog Plus:ゲームや映画のセリフを強調して聞きやすくする機能
の設定値を適用してくれる。たとえばアドベンチャー&アクションだと,Surroundが30,Crystalizerが20,Smart Volumeが30といった具合だ。
また,選択肢となっているアイコンの下にはさらにプルダウンメニューがあり,いくつか,特定のゲームタイトルに向けて最適化されたプロファイルも選べるようになっていた。おそらく,対応タイトルの数は,今後のBlasterX Acoustic Engine Liteアップデートで増えていくのだろう。
SBX Pro Studioに代表される「サウンドやオーディオ系デバイスの設定ソフト」だと,バーチャルサラウンドサウンド1つ取っても,「効き具合を調整せよ」とか,いろいろ面倒なことが起こる。そういうカスタム機能はどうせ使わないから,さっさと使えるようにしてくれというゲーマーもいるのではないかと思うが,BlasterX Acoustic Engine Liteは,まさにそういったゲーマーのニーズに応えたものとなっているのである。
もちろん,徹底的にカスタマイズした環境と比べたら,ベストな体験ではないかもしれない。しかし,ただの2chステレオヘッドセットと比べれば,必要に応じてバーチャルサラウンドサウンド出力が有効になり,音響的な調整も入るわけで,間違いなくベターな体験ができる。SBX Pro Studioをベースとしながらも,とにかくハードルを低く,ゲーマーがさくっと最適なプロファイルを選べるようにしたのがBlasterX Acoustic Engine Liteだという理解でいいだろう。
ちなみに,Creativeのメッセージとしては,「Sound Blasterのサウンドデバイスを購入して,Sound BlasterX H5(など)と組み合わせば,より細かく調整できますよ」というものになっている。
Sound BlasterX H5の出力品質を細かくチェック
以上を踏まえ,以下の3パターンで,Sound BlasterX H5の実力を検証してみたい。
- マザーボードのオンボードサウンド
- USBサウンドデバイス「Sound Blaster Omni Surround 5.1」
- PCI Expressサウンドカード「Sound Blaster ZxR」
■2chステレオでのサウンド試聴
というわけで,マザーボードのオンボードサウンドからテストを始めよう。今回は筆者手持ちのASRock製マザーボード「H97M Pro4」に差したため,オンボードのHD Audio CODECはRealtek Semiconductor製の「ALC892」となる。接続先は,もちろんリアのインタフェース部に用意されたヘッドフォンおよびマイク端子だ。
4Gamerでヘッドセットレビューのメイン担当を務める榎本 涼氏が繰り返しその重要性を指摘しているプレゼンス(※)は,ほどよく抑えられており,聞き疲れしないのも印象的である。
※2kHz〜4kHz付近の周波数帯域。プレゼンス(Presence)という言葉のとおり,音の存在感を左右する帯域であり,ここの強さが適切だと,ぱりっとした,心地よい音に聞こえる。逆に強すぎたり弱すぎたりすると,とたんに不快に聞こえだすので,メーカーは腕の見せどころとなる。
H97M Pro4は,一応,エルナー製のオーディオ用コンデンサを搭載するなど,音質面へ一定の配慮があるマザーボードだが,それでも,優秀な単体サウンドデバイスと比べると歪みっぽさはある。また,位相ずれ(※2chステレオサウンドが左右中央よりどちらかにずれて聞こえること)も発生しており,クリアにステレオで聞こえるというわけではないが,Sound BlasterX H5は,そんなオンボードサウンドと組み合わせても,まずまずの音を鳴らしてくれている。
ただ,(Sound BlasterX H5の問題ではないものの)マザーボードのオンボードサウンドだと,むしろ音量不足のほうが気になるかもしれない。
最近のゲーマー受けマザーボードだと,ヘッドフォンアンプを搭載するものが少なくないので,そういう製品であれば何の問題もないと思うが,今回のようにそうでないマザーボードと組み合わせる場合は,音量調整が必要になる可能性が高い。
Sound Blaster Omni Surround 5.1 リアル5.1chサラウンドサウンド出力にも対応した多機能USBサウンドデバイス メーカー:クリエイティブメディア 問い合わせ先:03-3256-5577 クリエイティブストア価格:9237円(税込) 製品情報ページ |
Sound Blaster ZxR 文句なしのフラグシップサウンドカード メーカー:クリエイティブメディア 問い合わせ先:03-3256-5577 クリエイティブストア価格:2万5509円(税込) →製品情報ページ |
ではSound Blaster ZxRと接続するとどうなるかだが,当然というかなんというか,さらによくなる。顕著なのは,重低域だけでなく低域も増し,低強高弱まではいかないものの,かなりすっきりして,それでいてしっかりした低域と重低域が得られるようになるところである。「多少なりともかまぼこ型っぽさが残っていた周波数特性が,俄然フラットな印象になってくる」と述べたら伝わるだろうか。
Sound Blaster Omni Surround 5.1に差して,「あ,Sound BlasterX H5って,本来はこういう音だったんだ」と気づいたつもりになっていたら,Sound Blaster ZxRに差して,まだ眠れるポテンシャルがあったことに驚いた次第である。
■BlasterX Acoustic Engine Liteの効果測定
なお,BlasterX Acoustic Engine Liteで選択できるプロファイルには,リアルタイムストラテジー(RTS)のようにバーチャルサラウンドサウンド出力が無効となるものもあるが,今回選択した3つのプリセットはいずれもSurround機能が有効となる。
さて,まずはオンボードサウンドからだが,先ほど指摘した弱点からか,とくに点の音源移動がほしいProject CARSでややふわっとした感じになるというか,点ではなく面で音が動いている感じがするものの,全体として,音源の移動自体はスムーズだ。また,MGSVやWoWsにおける銃弾/砲弾の発射音は,きっちりとセンターに定位してくれる。USBや内蔵カード型のサウンドデバイスを併用しなくとも,BlasterX Acoustic Engine Liteだけでこれだけ“サラウンドしてくれる”なら上々と感じる人は多いと思う。
なお,銃声や爆発音は,まったく耳に痛くない。プレゼンスが強すぎることもないので,長時間プレイする人も安心だ。
一方,リッチなサラウンドサウンド「面」で音源定位する傾向にあるMGSVだと,低域が不必要に強くないSound BlasterX H5の特性と相まって,音が全体にすっきりした印象を受ける。これはややもすれば「迫力がない」という欠点につながりかねないが,許容範囲内に収まっているとはいえるかもしれない。
高域も多少弱く聞こえるが,プレゼンスが強すぎないため,全体のバランスは悪くなかった。
また,これはとくにProject CARSとMGSVで顕著に感じられたのだが,真後ろの音源定位がとてもしっかりしている。おそらくこれは,BlasterX Acoustic Engine LiteとSound Blaster Omni Surround 5.1の相性……というより,Sound BlasterX H5の持つ,中域の高い分解能と,フラットで自然な低域の恩恵だろう。
真後ろだけでなく,全体的に定位は把握しやすい。もちろん,銃弾や砲弾の音は耳に痛くなく,適度に張りがあってよい感じである。
また,WoWsでは,ゲーム中ほぼ鳴り続ける機関部の音が最小限に留められ,その分,魚雷アラートなりなんなりといった,より重要な音をより把握しやすくなるように感じた。この適度な低音は,MGSVにおけるダイアログの聞きやすさにも寄与している印象だ。というか,ダイアログは本当に聞き取りやすい。
要するにこれが,全自動か手動かの違いだ。面倒抜きにベターな設定で使いたいならBlasterX Acoustic Engine Lite,自分好みにとことん追い込めるが,何もしなければそれなりになるのがSBX Pro Studioというわけである。どちらを選択すべきかは,使ってみて決めればいい。
BlasterX Acoustic Engine Lite有効で聞いたときの音は,基本的にSound Blaster Omni Surround 5.1で聞くときのそれと変わらないが,ステレオサウンドの試聴時と同様,重低域と高域の情報量がさらに増え,周波数バランスが一段とフラットになる。それでいて,中域にある解像度の高さや,適度に抑えられたプレゼンスはきっちりと維持されているため,全体としてとてもいい感じである。
ちなみに,重低域が強くなった効果は,とくにWoWsにおける爆発音などで顕著に分かる。
爆発音は重低域だけでなく低域もかなりの量を含むのだが,ただ低音を強くしてしまうと,低域も強調されてしまい,結果,音源の定位や移動を把握する邪魔になったりすることもある。それに対し,Sound BlasterX H5とSound Blaster ZxRの組み合わせではその問題がないのだ。
低域が音源定位や移動把握の邪魔をすることなく,それでいて爆発音が鳴るときは重低音の強いエネルギーを感じられる。これは,Sound BlasterX H5の特性がゆえだろう。
ちなみに筆者が試した限り,SBX Pro Studioは,Surroundの設定をカスタマイズするところから始めるのが最もいいように感じられた。3Dゲームによっては,もうちょっとサウンドが自分を包み込んでくれたほうがいいとか,Surround有効で試してみたけれども,ここはステレオのほうが情報量が多くてよいとか,そういう風に感じることが結構あるわけだが,そういうときにスライダーを弄るだけで微調整が行えるのは,SBX Pro Studioの明らかなメリットだ。
また,Sound BlasterX H5の低域と重低域はそもそもが良好な特性であるがゆえに,個人的には弄る必要を感じなかったが,もっとドカンとした低音が欲しいという場合は,あえてBassのスライダーを右に動かしてみるのも手ではなかろうか。
マイクは高感度で極端な誇張なし。CrystalVoiceとの組み合わせが好適!?
その結果だが,マイクは高感度仕様で,ディテールもよく拾うタイプである。言い換えると,室内のフロアノイズをもよく拾う仕様なので,SBX Pro StudioからCrystalVoiceを有効化すると,非常に効果が高い。Creativeは,初めからCrystalVoiceと組み合わせて使う前提でSound BlasterX H5のマイク仕様を決めたのではないかと思うほどだ。
「今すぐゲームサウンドをよくしたい」人から「音響をとことん追求したい」人にまで向くSound BlasterX H5
まとめよう。Sound BlasterX H5は,50mmスピーカードライバーを搭載しながらも重低域や低域を必要以上に持ち上げることはせず,中域の分解能は高く,プレゼンスはほどよく,高域以上は強すぎないがきっちりと再生できる出力特性を持ったヘッドセットだ。
情報としての音をより正確に把握したいケースや,臨場感をもってゲーム世界に浸かりたいケースなど,ゲームにおける音へのニーズは,ジャンル次第でさまざまに変わるわけだが,フラットな特性を持つSound BlasterX H5であれば,そうしたニーズに幅広く対応できるわけである。
しかも,BlasterX Acoustic Engine Liteを使えば,「対応」するのに手間は何もかからない。購入したらすぐにベターな音響環境でゲームに使いたいというとき,Sound BlasterX H5+BlasterX Acoustic Engine Liteは,おそらく現状,最良の選択肢だ。
また,Sound Blaster Omni Surround 5.1やSound Blaster ZxRと組み合わせれば,オンボードサウンドとは一線を画す出力品質が得られるだけでなく,SBX Pro Studio,そしてマイク側の入力特性を大きく向上させるCrystalVoiceを利用できるようになる点も押さえておきたい。
とくにSBX Pro Studioは,自分の耳を頼りに,しっかりしたゲーム用サウンド環境を作り上げたい場合に,大きな効果を発揮する。取っつきにくいと感じるかもしれないが,ひとますSurroundやBassを弄ってみるだけでも効果の違いは感じられるので,Sound Blasterブランドのサウンドデバイスを持っているなら,SBX Pro StudioとBlasterX Acoustic Engine Liteを使い分けながら,ぜひ最適解を探ってみてほしい。
もちろん,いったんSound BlasterX H5単体で使い始めた人が,ステップアップとしてSound Blasterブランドのサウンドデバイスを導入し,音響のグレードを引き上げていくというのも,大いにアリだろう。
CreativeのSound BlasterX H5製品情報ページ
下位2モデルもチェックしてみる
発売済みのSound BlasterX H3と,12月上旬発売予定のSound Blaster P5も入手できたので,以下,簡単にインプレッションをお届けしておきたい。
Sound BlasterX H5の下位モデルとなるSound BlasterX H3は,メーカー直販価格が8424円(税込)と,上位モデル比で半値強という安価さが魅力の製品だ。スピーカードライバーはゲーマー向けヘッドセットで標準的な40mmドライバーとなり,装着感も一歩譲るが,フラット指向な音質傾向は上位モデル譲りである。
Sound BlasterX H5と比べると,低域が少し強く,プレゼンスから高域にかけての帯域が少し弱いと感じられるものの,この実勢価格でフラット系の音質傾向を実現している点は評価できる。満足できる人は多いだろう。
CreativeのSound BlasterX H3製品情報ページ
発表時点における唯一のインイヤー型ヘッドセットとなるSound BlasterX P5は,モバイルデバイス用ヘッドフォンやヘッドセットで主流のカナル(耳栓)型だ。直販価格はSound BlasterX H3と同じ8424円(税込)。標準サイズとは別に,小型および大型のイヤーチップ,標準の4極3.5mmミニピン
オーバーヘッド型のヘッドセット2製品と比べると,音質傾向は明らかにドンシャリで,低域と高域が強調された印象だ。ただ,4桁円台の市場によくあるインイヤーヘッドフォンと比べると軽めのドンシャリとなっているため,ゲームだけでなく,スマートデバイスで音楽も楽しみたいといった人がカジュアルに使うなら,十分,購入の選択肢として検討に値すると感じた。
とくに,この価格で歪みがほとんどなく,プレゼンスの変な強調もないので,聞いていて耳が疲れないのはグッド。意外と言ったら失礼だが,良品である。
CreativeのSound BlasterX P5製品情報ページ
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