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大きな転換点を迎えるストーリー！　「トリックスター0 -ラブ-」エピソード4「メガロカンパニーからの招待状」先行レポート

2009/07/17 11:00 　7月21日，ジークレストのMMORPG「トリックスター0 -ラブ-」に，最新メインストーリーのエピソード4「メガロカンパニーからの招待状」が実装される。これまでとは一転し，現代が舞台となる今回のストーリーは，トリックスター全体からすると起承転結における「転」の導入部分にあたり，すなわち新たな展開の幕開けとなるのだ。

　また同時に，以前アナウンスのあった「クレージードリルモード」などが実装されるほか，ユーザーインタフェース周辺にもいくつか改善が施されている。4Gamerでは，エピソード4を先行体験する機会を得たので，さっそく紹介しよう。

「トリックスター0 -ラブ-」公式サイト

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リアル開発スタッフが続々登場？
ゲーム内開発室が舞台となるエピソード4

メガロポリス地下にある開発室。このNPCのモデルは，リアルで本作を手がけている開発チーム長だ

　おさらいしておくと，本作のプレイヤーはカバリア島に設置されたテーマパーク内でバーチャルゲーム「トリックスター」をプレイしているという設定だ。本作の時代設定は，そもそも現代であり，本作独特のファンタジーな世界やモンスターなどはすべて，"ゲーム内ゲーム"の内容なのである。
　ということは，そのゲーム内ゲームを開発している人達が，本作中のどこかに存在しているかもしれない。実際，ゲーム会社のオーナーだった故ドン・カバリアや彼の一族は当初からゲーム内に登場しており，だったら本作中のどこかに開発室があってもおかしくないではないか……そんな仮定を実現してしまったのが，エピソード4のバックボーンというわけだ。

メガロポリスの銅像下に地下へと続く階段が！　これはもう，降りてみるしかないだろう

通路にはモンスターがひしめいている。開発者達は，毎日こんなところを通って出勤しているのか？

　エピソード3をすでにクリアしており，かつレベル150に達しているプレイヤーには，開発室への通路が開かれる。入口はズバリ，メガロポリスにあるドン・カバリアの像の下。開発室では，開発チーム長をはじめ，さまざまなスタッフがクエストを持ちかけてくる。
　最初はコーヒーを持ってこいだの，カップラーメンが食べたいだのといった開発者然とした依頼が多い。中には，サムギョプサルをつまみに焼酎が飲みたいという，さすがに仕事中にそれはどうなのよ，と思うものもある。といってもどうやら，それくらいリラックスした環境で仕事ができたらいいのに，という開発者の悲願のようなものらしいので，大目に見てあげたいところ。

当面のクエストは，コーヒーを淹れるとか，そんな内容。まあつまり，体のいい使いっぱしりである

開発/運営スタッフのいるフロアには，コンピュータウイルスや開発者の怨念が走り回っている。本作の開発環境と同じ？

アメリカンコーヒー	カップラーメン	割箸。カップラーメンには必須？
焼酎。仕事中は厳禁！	サムギョプサル。韓国焼肉の定番	開発者のサイン入り写真。えーっと……

　さらなるストーリーはドン・ジュバンニと，その彼女ロザリン，そして夜な夜な開発室フロアの一角に現れるドン・ダニヘンという，ドン・カバリア周辺の人々を中心に展開していく。エピソード3までの展開を把握していないと，今回の大きな場面転換についていけなくなるおそれもあるので，本作を漠然とファンタジー系のゲームだと捉えていた人は，エピソード4実装までに復習しておくといいかもしれない。またエピソード4を見事クリアしたあとには，何か仕掛けが用意されているとのことなので，お楽しみに。

失踪した開発者のPCを発見。このあたりから，ようやくストーリーが核心に向かいはじめる	お馴染みドン・カバリアの像が開発室にもある。意味がありそうにも思えるが，実は何も起こらない
こちらもお馴染みのロザリン。今後のストーリーでは，極めて重要な役割を果たす	夜な夜な出没するドン・ダニヘン。女性に人気の出そうなルックスだが，彼の実態は？

新モンスター，Win32ワーム	新モンスター，雑商もんきー	ウォーターサーバー。オブジェクトも可愛らしいデザインだ
ゴミ箱。クエストで活躍（？）	ドン・カバリアの帽子	ドン・カバリアの剣
ドン・カバリアの杖	ドン・カバリアの銃	ドン・カバリアの盾

ストレスを逆手に取った「クレージードリルモード」実装！
システムもさらに便利に

クレージードリルモード発動！　エフェクトのモチーフは，オフライン感謝祭を騒然とさせたラフイラスト

　4月のオフライン感謝祭で発表された「クレージードリルモード」は，一定の時間，1回掘る（クリックする）だけで発掘できるというもの。これは従来のドリルが，えんえん掘り続けないとアイテムが出ないのでストレスが溜まるという，プレイヤーの意見をヒントにした仕様だ。
　掘ってもアイテムが出なかったり，モンスターに邪魔されたりすると「ストレスゲージ」が溜まっていき，最大になるとクレージードリルモードが発動する。さらに発動時間中，稀に大量のアイテムを一度で発掘できる「BIG BANG」モードに入ることもあって，なかなか爽快だ。

ストレスが溜まると，顔ゲージが赤く染まっていく。ドリルの種類などで，ストレスの溜まり具合が異なる

「BIG BANG」モード発動。一気にアイテムが飛び出す様子は必見

　また，クエスト達成の報告もかなり楽になった。これは，指定された数のモンスターを討伐したあとなどにワープポータルが現れ，即座にクエストNPCに報告できるという便利機能。聞いただけだと「そこまでシステムでフォローしなくともねえ」と思ってしまうが，少々手強いモンスターを相手にするような制限時間付きクエストでは，報告するために戻る時間を考慮しなくともよくなったので，確かに便利である。ぜひ活用して，効率よくクエストをクリアしていきたいところ。

　そのほか，「トリックフォーチュン」を行う際に交換可能なカードの枚数をあらかじめ確認できるようになったり，現在進行中のクエストすべてを確認可能なウィンドウを表示できたりと，ユーザーインタフェースも改善されている。
　なお，オフライン感謝祭で発表された「覚醒」システムとエピソード5は，アナウンスどおり今秋〜年内実装予定で開発中とのこと。

目標数のモンスターを討伐すると，扉のアイコンが登場。クリックすると，クエストNPCまでワープ！

「トリックフォーチュン」のカード交換も少し分かりやすくなった。地味ながら嬉しい

　ともあれエピソード4は，これまでのストーリーと今秋実装予定のエピソード5を繋ぐ重要な位置付けとなるもの。本作のプレイヤー，および興味を持っている人なら見逃せない内容といえるだろう。

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