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眠らない大陸クロノス公式サイトへ
  • G・O・P
  • 発売日:2003/10/27
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に
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印刷2011/06/15 15:45

インタビュー

MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に

日本主導コンテンツは好評。6月23日には待望の「武器ソケット」システムも登場


4Gamer:
 2010年10月に実装された転生2次クラスに対する反響などを教えてください。これは,日本の運営チームが主導して企画・開発されたものですよね。

己越氏:
 転生2次クラスは,それまでのキャラクターから見た目が大きく変わっている点が好評です。また,1次クラスに関して問題として指摘されていたクラス間のバランスが,転生2次クラスでは改善されている点も好評を博しています。

画像集#024のサムネイル/MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に 画像集#025のサムネイル/MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に

4Gamer:
 ゲーム内には,転生2次クラスのプレイヤーは結構いるんでしょうか。

己越氏:
 転生2次クラスはマスタークラスの上位にあたるので,そう簡単には転生できませんが,少しずつ増えています。とくに,この4月のアップデートで実装された“5大首長”の一人「タウリエル」には,転生2次クラスでないと挑めないこともあり,このところ転生する人の割合がグッと大きくなっているんです。今後も,転生2次クラス向けのコンテンツが追加されていくので,この傾向はさらに強くなるのではないでしょうか。

画像集#013のサムネイル/MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に

シム氏:
 転生2次クラスは,日本のプレイヤーの要望を汲んで開発したので,好評と聞いて大変嬉しく思います。

4Gamer:
 このときのアップデートでは,同じく日本側で企画された「称号システム」も実装されていますが,こちらの評判はどうですか?

己越氏:
 ええ,大変好評で,多くのプレイヤーがさまざまな称号を場面に合わせて切り替えながら遊んでいるようです。

4Gamer:
 そういえば,転生2次クラスや称号システムのほかにも,日本の運営チームの主導で企画・開発が進められているコンテンツがあるという話でしたね。まず,当時,最も開発が進んでいたという「武器ソケット」の進捗から教えてください。

己越氏:
 6月23日のアップデートで実装されます。あらためて説明すると,これは,武器のソケットに,各種オプション効果のあるアイテムをはめ込む,いわゆる武器強化システムです。「Diablo II」をはじめとするさまざまなタイトルで採用されているシステムなので,たくさんの人に受け入れられると思っています。

麥谷氏:
 以前のインタビューで言及してから約半年と,スピーディに実現できましたが,これも,開発がGame On STUDIOに移管されたことが大きいと思います。

シム氏:
 クロノスは古いタイトルなので,システムをデータベースではなくファイルで管理しているんです。そのため,武器ソケットのようなシステムを追加するのは非常に困難でした。

4Gamer:
 そのファイル管理システムをデータベース化するという話もありましたね。話が少しそれますが,そちらの進捗はどうなっていますか?

画像集#007のサムネイル/MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に
キム・ジョンチャン氏(以下,キム氏):
 データベース化の準備段階がほとんど終わり,テストに入ったところです。韓国では6〜7月にデータベース化が完了し,新システムに移行できる見込みなので,日本では遅くとも9月頃には実現したいと思っています。新システムになれば,武器ソケットだけでなく,さまざまな追加要素の実装がこれまで以上に容易になるでしょう。

4Gamer:
 なるほど。では,武器ソケットに話を戻しますが,これが実装されることでどんな変化が生まれると考えていますか?

己越氏:
 まずは,今までよりも多様な効果を持つ強い武器が生み出されます。攻城戦では,強力な「成長武器」は使えませんが,ソケットアイテムで効果が付与された武器ならOKなので,ぜひ攻城戦で活用してください。

シム氏:
 成長武器は,その特性から使える場面が限定されてしまいます。ソケット武器なら,場面に応じて効果を使い分けられるので,いろいろと試してみてください。また今後は,特定のマップやクエストを有利に進められる効果を持ったソケットアイテムを追加していく予定です。

画像集#016のサムネイル/MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に
4Gamer:
 日本のプレイヤーがソケットアイテムでの武器強化を楽しめるのも,もうまもなくですね。それでは次に,同じく以前のインタビューで言及されていた「生産システム」の進捗を教えてください。

シム氏:
 韓国では10月頃に実装する予定です。日本ではローカライズ作業を経て,2011年末か2012年初頭に実装する見込みです。
 生産システムでは,鉱物/植物を採集し,武器や消費アイテムを作れます。とはいえスタミナの概念が採用されており,スタミナが切れた状態では生産できません。スタミナは,ゲームにログインしていると自然に回復していきます。
 また将来的には,地域争奪戦で生産素材を採集できる地域を奪い合うといったことも企画しています。

4Gamer:
 そういえば,2012年をめどにグラフィックスの全面刷新が予定されているという話もありましたが,その進捗はどうなっていますか?

シム氏:
 ゲームの基盤をしっかりとしたものにすべく,データベース化をはじめとする新システムの開発を優先していたので,グラフィックスのリニューアルは当時の予定よりも半年から1年ほど遅れる見込みです。私達としては,まずは基盤がしっかりしてこそのリニューアルだと考えています。

麥谷氏:
 新システムの構築には,ゲームオンからもスタッフを派遣し,常駐させるほど力を注いでいます。プレイヤーの皆さんは,グラフィックス刷新のほうにより大きな期待を寄せているかもしれませんが,新システムは,今後,クロノスが長く発展していくために必要となるものです。ぜひご理解ください。


今後は運営・開発ともに,さらなるコミュニティの強化を図っていく


4Gamer:
 それでは,クロノスの中長期的な展開について教えてください。

麥谷氏:
 オンラインゲームの魅力はプレイヤー同士が仲間になり,一緒に遊べることですから,コミュニティの強化にはこれからも力を注いでいきます。新規プレイヤーもコミュニティに参加しやすい,アットホームな雰囲気作りに取り組むつもりです。

シム氏:
 開発チームとしては,パーティを組みやすくする,あるいはギルド用のアジトを作るといったことでコミュニティ強化を図っていきます。「ユニオンウォー」(攻城戦)の展開をよりスピーディにするためのリニューアルも進行中です。
 それらと並行して,ストーリーアイテムやボスモンスターの追加などにより,ストーリー性の強化も目指します。クロノス城のビジュアル面のリニューアルも行う予定です。

画像集#017のサムネイル/MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に

4Gamer:
 今日いろいろと話を聞いて思ったんですが,Game On STUDIOとゲームオンの関係はずいぶん良さそうですね。

キム氏:
 実際は二つの会社ですが,同じ会社の中で同じ方向を目指して進んでいる感じがします。定期的に会議も行っていますし,企画の内容や開発の進捗なども,互いにオープンにしているんです。

麥谷氏:
 キムは,3月いっぱいまで日本でゲームオンの副社長を務め,4月からGame On STUDIOで現場を統括しています。つまり,運営チームの現状をよく把握しているので,私達が開発に何を求めているのかもすぐに伝わるんです。
 私は今,ゲームオンで計6タイトルに携わっているんですが,その中でもクロノスは今後が楽しみなタイトルです。というのも,運営チームがこれほどまで企画や開発に参加できるゲームは,弊社でも初めてですから。私をはじめ,運営チーム全体のモチベーションが高まっており,皆で楽しく作業しています。

4Gamer:
 なるほど。両者の連携が良い理由がよく分かりました。ところで,Game On STUDIOとしては今後,どのように展開していく予定なんでしょうか。

キム氏:
 IRでも発表していますが,韓国でデベロッパの吸収合併を進めており,今後は,複数タイトルの開発を手がけることになるでしょう。もちろん,クロノスの開発はこれまでどおり積極的に進めていきますので,安心してください。

4Gamer:
 それでは最後に,クロノスの今後の展開に期待している人に向けてメッセージをお願いします。

己越氏:
 クロノスは,2011年10月27日に8周年を迎えます。8年間,ご愛顧いただいているプレイヤーもいますし,今回の神々の祝福で久しぶりに遊んだという人もたくさんいます。今後もGame On STUDIOと連携し,皆さんにより楽しんでいただけるようなコンテンツを次々に提供していきますので,ご期待ください。

シム氏:
 これまで8年間,クロノスが続いてきたのは皆さんのおかげです。開発チームも,日本の皆さんの声をもとに,より面白いコンテンツを作ろうと張り切っています。まずは,開催中の神々の祝福を楽しんでください。

麥谷氏:
 ぜひ,今後とも末永く楽しんでください。

4Gamer:
 ありがとうございました。


画像集#023のサムネイル/MMORPG「眠らない大陸クロノス」スタッフインタビューを掲載。開発と運営の連携強化により,アップデートや大型イベントが続々実施可能に
 クロノスの開発がGame On STUDIOに移管された件については,2010年10月のインタビュー記事に詳しいが,あらためて読み返し,現状と照らし合わせてみると,そのとき話されていたことが一つ一つ順調に進んでいることがうかがえる。

 そうしたGame On STUDIOの動きに応えるかのように,ゲームオンでも運営体制を見直し,開発速度の向上に合わせたスピード感のある展開を図っていくとのこと。
 最新のオンラインRPGタイトルが重厚長大化し,アップデートの間隔が長期間になったり,そもそも情報がなかなか出て来なかったりする中,こうしたフットワークの軽さはプレイヤーにとって喜ばしいことだろう。
 2011年10月に8周年を迎えるクロノスだが,10年を越えて長くサービスが続くことに期待したい。



「眠らない大陸クロノス」公式サイト


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