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オカルト的な終末を迎えた西部劇の世界で故郷への帰還を目指す,ソウルライクFPS「ガンズ・オブ・エスカトン」をプレイ[BW2026]
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印刷2026/07/11 11:37

プレイレポート

オカルト的な終末を迎えた西部劇の世界で故郷への帰還を目指す,ソウルライクFPS「ガンズ・オブ・エスカトン」をプレイ[BW2026]

 2026年6月30日に発表された「ガンズ・オブ・エスカトン」PC / PS5 / Xbox Series X|S)は,オカルト的な終末を迎えた西部劇の世界を舞台にしたソウルライクなFPSだ。

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 本作の世界観を手掛けたのは,「Half-Life 2」「Dishonored」「Fallout 4」などに携わったヴィクトル・アントノフ氏で,舞台となるのは19世紀のアメリカ南部だ。
 ここでは“ザ・バーニング”と呼ばれる神秘的で霊的な現象が発生し,土地に根付く伝承や神話などが実体を伴って出現する異界へ変貌している。単に町が焼け落ち,怪物がはびこるだけではない。古の力や対立する信仰,存在しないはずの神話により,現実そのものが歪められているのだ。

 主人公は,ほとんどすべてを失った1人の男。残されたわずかなものまで奪われる前に,怪異に満ちたアメリカ南部を横断して故郷への帰還を目指す。

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「ガンズ・オブ・エスカトン」のブース。中国語タイトルは「末世神枪」となっている
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 bilibiliが開催する大型イベント「Bilibili World 2026」では,パブリッシャの4Divinityの出展タイトルとして「ガンズ・オブ・エスカトン」が試遊展示されていた。会場で体験版を試遊したので,プレイフィールをお届けしよう。

 ソウルライクと聞いて,重みのあるモーションで剣戟バトルを繰り広げるアクションゲームを思い浮かべる人は多いはずだ。だが,FPSという形式でどのようにソウルライクの要素を成立させているのか。試遊前は,その姿をなかなか想像できなかった。
 しかし実際に触れてみると,抑えられた移動速度や,西部劇の時代を思わせる銃器の扱いにくさによって,ソウルライクをFPSへ落とし込むとはどういうことなのか,すぐに理解できた。

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 会場の試遊版では,キーボードとマウスによる操作のみが用意されていた。筆者がプレイした限りでは操作項目が比較的多く,ゲームパッドとの相性がよさそうな印象を受けた。
 基本アクションには,ダッシュ(Shiftキー),回避(Spaceキー),ブロック(Ctrlキー)などがある。敵の攻撃を受ける直前にブロックするとパリィが発生し,攻撃を弾くと同時に時間の流れが遅くなる。その間に敵を撃ち抜けば,大きなダメージを与えられる仕組みだ。
 このほか,メインスキル(Qキー)や武器固有の特殊能力(Xキー),近接攻撃(Vキー)などが使用できる。操作に慣れないうちは,敵の攻撃をさばきながら各種アクションを使い分けるだけでも,かなり慌ただしく感じられた。

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 また,本作はFPSであると同時に,さまざまなRPG要素も取り入れている。試遊版では,主人公の初期装備としてリボルバーと中折れ式で二連式の猟銃が用意されており,状況に応じて2種類の武器を使い分けられる。
 装備メニューには,武器のほかに2つの防具スロットと3つのアクセサリースロット,4つの護符スロットが用意されている。装備や能力を組み合わせることで,多彩なビルドを構築できそうだ。

 ソウルライクではおなじみのスタミナ管理も存在する。回避を行うと画面左下のスタミナゲージが減少し,時間の経過によって徐々に回復していく。
 また射撃では,装弾数や攻撃の間隔に気を配る必要がある。リボルバーの場合は,一発撃つたびに撃鉄を起こさなければならず,すぐには次弾を発射できない。さらに6発を撃ち切ったあとは,手動で弾丸を装填し直す必要がある。

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 一般的なFPSでは簡略化されがちな射撃と装填の手順が,戦闘中に管理すべき要素として組み込まれているわけだ。

 本作の戦闘における大きな特徴が,敵ごとに弱点を突くための攻撃順序が設定されていることだろう。正しい順番で攻撃を当てることで,通常より大きなダメージを与えられるのだ。

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 ゲーム内には「コーデックス」と呼ばれるアイテムが用意されており,敵の弱点となる攻撃順序を含む,さまざまな情報を確認できる。つまり本作では,ただ大量の弾丸を撃ち込むのではなく,敵を観察し,一発一発を正確に当てることが重要になるわけだ。

 体験版は,大きく2つのパートに分かれていた。1つはステージを探索しながら,かがり火のような中間地点への到達を目指すパート。もう1つは,強敵“ウィドウ”とのボス戦に挑むパートだ。

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 ステージの探索では,オカルト的な災害によって混乱に陥った世界を探索することになる。あたり一面,黄昏に沈んでいくような景色で,怪物だけでなく,遭遇する人間たちも理性を失ったかのように,問答無用で襲いかかってくる。いかにもソウルライクらしい,陰鬱な雰囲気だ。

 強敵のウィドウは,威力の高い攻撃に加え,多彩な行動パターンを備えている。弱点を把握するだけでは攻略できず,何度も挑戦しながら,それぞれの攻撃への対処法と反撃のタイミングを見極めなければならない。
 さらに重要なのが,本作独自のシステムを理解し,効率よくダメージを与えることだ。パリィ後の時間減速や弱点となる攻撃順序を活用できなければ,十分なダメージを与えられず,長期戦を強いられることになる。

 さらに死亡時の仕組みにも,本作らしい趣向が盛り込まれている。何度か敗北すると,復讐の亡霊という存在がプレイヤーの前に現れ,決闘を挑んでくる。
 決闘は西部劇でおなじみの早撃ちのスタイルで,プレイヤーは相手よりも早く銃を抜かなければならない。ここで敗北すると悪夢の世界へと引きずり込まれ,脱出するには,牧師から特殊なアイテムを入手する必要があるという。

 今回の試遊範囲では確認できなかったが,本作には複数のオカルト能力を組み合わせるビルド構築や,敵に合わせた銃弾の選択マルチプレイ要素なども用意されているようだ。

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 開発中ということもあり,現時点ではカメラ制御や操作感などに,粗削りな部分が見受けられた。それでも,ソウルライクの設計をFPSに落とし込む面白さと可能性は,試遊から十分に感じ取れた。
 陰鬱な世界を背景にした物語も,この先どのような展開を見せるのか興味をひかれる。発売日は今のところ明らかにされていないが,今後の仕上がりに期待したい。

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    ガンズ・オブ・エスカトン

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