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単体GPUを持たないRazer製Ultrabookは意外な優等生。「Blade Stealth」ファーストインプレッション
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印刷2016/05/30 13:09

テストレポート

単体GPUを持たないRazer製Ultrabookは意外な優等生。「Blade Stealth」ファーストインプレッション

Razer Blade Stealth
メーカー:Razer
問い合わせ先:お問い合わせ
メーカー直販価格:13万9800円(税別)
画像集 No.002のサムネイル画像 / 単体GPUを持たないRazer製Ultrabookは意外な優等生。「Blade Stealth」ファーストインプレッション
 既報のとおり,2016年5月26日にRazerは,Razer BladeシリーズのUltrabook(薄型モバイルノートPC)「Razer Blade Stealth」(以下,Blade Stealth)を国内発売した。
 Razer Bladeシリーズといえば,比較的薄型のボディに14インチまたは17インチサイズの液晶ディスプレイと単体GPUを搭載したゲーマー向けノートPCという製品で,薄型ゲーマー向けノートPCの草分けといってもいいものだ。ただ,そもそも価格が高価なことに加えて,初期の14インチモデルが冷却機構の能力が不十分といった問題を抱えていたこともあり(関連記事),日本市場に受け入れられるには至らなかった。

 それに対して新しいBlade Stealthでは,単体GPUを搭載しない代わりに,高速なI/Oインタフェースである「Thunderbolt 3」接続の別売り外付けグラフィックスボックス「Razer Core」にデスクトップPC向けのグラフィックスカードを差せるようにして,ゲームPCとしても使えるUltrabookという製品となっている。単体でゲーム用途にも十分な性能を持つノートPCという路線は諦めて,Ultrabookとしての実用性に重点を置いたのが,Blade Stealthであるともいえようか。
 そこで今回は,UltrabookとしてのBlade Stealthがどのような製品なのか,ファーストインプレッションをレポートしたい。ゲーマーとしては,Blade StealthとRazer Coreを組み合わせたときの実用性や性能が気になるところだとは思う。だが,現時点ではRazer Coreの国内発売時期も決まっていない状況なので,今後の課題としたい。

国内向けBlade Stealthの製品ボックス(左)。側面にある製品仕様を記したシールも日本版だ(右)
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製品ボックスを開けると,本体の入った黒い内箱と,付属品の入った横長の箱が出てくる(左)。本体は,明るい黄緑色の内箱に入っており,いかにもRazer製品らしい(右)
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Blade Stealthと同梱物。付属のACアダプターは出力45Whのコンパクトなもので,電源コネクタはUSB Type-C形状になっている
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シンプルなデザインのボディは悪くない

指紋や脂が少々目立ちやすい


 まずは外観から見ていこう。
 Razer Bladeシリーズは,比較的シンプルなデザインをしたノートPCであり,Blade Stealthのデザインも,従来の路線を踏襲したものだ。天板と背面はほぼフラットで,閉じた状態は1枚の薄い板を思わせる。全体はつや消し黒で塗装されており,手触りはなかなかいい。

Blade Stealth。タッチパッドはボタン部が独立していないタイプだが,ボタン部分はクリック感がある仕組みとなっている
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 実測のサイズは321(W)×205(D)×13.5(H)mm(突起部除く)で,重量は約1.25kg。筆者がこの記事を書いている13.3インチ液晶ディスプレイ搭載のUltrabook「VAIO S13」(サイズは322(W)×216.5(D)×17.9(H)mm)よりもやや小さく,重さ(同約1.06kg)はやや重いといったところか。クラス最薄最軽量というわけではないが,気軽に持ち歩けるサイズと重さだろう。

Blade Stealthの天面。トリプルヘッドスネークのロゴマークが目立つ
画像集 No.009のサムネイル画像 / 単体GPUを持たないRazer製Ultrabookは意外な優等生。「Blade Stealth」ファーストインプレッション
 天板は強度を確保するためにか,ロゴ周辺から左右両端に向けてわずかに傾斜していた。中央に配置された「トリプルヘッドスネーク」のロゴマークは,内部にLEDライトが埋め込まれており,動作中は明るいグリーンに光る。
 一方の底面は,前面側と奥側に横長のゴム足が貼り付けられていて,奥側左右に吸排気孔のスリットが開いているという作りだった。一般的なUltrabookに比べると,ゴム足はかなり大きめだ。これは,机上に置いた状態でゴム足により底面を浮かせることで隙間を作り,空気の流れを確保するためであろう。

Blade Stealthの底面(左)。前後に大きな横長のゴム足が貼り付けられている。吸排気孔に十分な空気の流れを作るためだろう。ゴム足は奥側のほうが背の高いものとなっていた(右)
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明るいところで撮影した写真では分かりにくいが,背面のロゴマークは緑色に光っている。設定で消灯することも可能だ
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 Blade Stealthを触っていて気になったのは,ボディを触ると指紋や手指の脂がとても目立つことだ。同様の現象は,2014年モデルのRazer Bladeでも確認していたので,これはRazer Bladeシリーズ共通の傾向といえようか。同梱物に小さなクリーニングクロスが付属してはいるのだが,指紋や脂が気になる人は,拭きやすいサイズの布を用意して,こまめに掃除したほうがよさそうだ。

 インタフェース類があるのは左右側面だけで,手前側側面には電源ランプのLEDが1つあるだけ,背面側にはなにもない。独立した電源コネクタもなく,付属のACアダプターは,Thunderbolt 3対応のUSB Type-Cポートにつなぐ仕組みとなっている。つまり,ACアダプターを接続した状態では,USB Type-Cポートでデータ転送ができない。

本体左側面。左からThunderbolt 3対応のUSB Type-Cポート,USB 3.0 Type Aポート,4極3.5mmミニピンのヘッドセット端子が並ぶ
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本体右側面には,USB 3.0 Type AポートとフルサイズのHDMI 1.4出力があるだけ
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付属のACアダプターは軽量コンパクト。ケーブルは布巻で扱いやすいが,ケーブルを束ねる幅広のゴム製バンドは,正直使いにくいように思えた
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 USB Type-Cポートを電源コネクタにしているノートPCといえば,Appleの「MacBook」がすでにあり,ACアダプターを使いながらUSBポートでのデータ通信や映像出力を行うMacBook用周辺機器も流通している。ただ,MacBook用のそうした周辺機器をBlade Stealthで利用できるかどうかは,試してみないことにはなんとも言えない。
 余談だが,Razer Coreを接続すると外付けグラフィックスボックス側から電源が供給されるので,付属のACアダプターは使わないで済む。

 液晶ディスプレイは12.5インチサイズで,タッチパネル機能を持つシャープ製のIGZO液晶パネルを採用している。Blade Stealthの大きな特徴の1つだ。評価機材は解像度2560×1440ドットで,Adobe RGBカバー率70%というスペックとなっている。なお,上位モデルは,4K解像度でAdobe RGBカバー率100%という,高精細広色域が特徴の液晶パネルを採用している。
 下位モデルであっても発色は良好で,ゲームやビデオ映像,写真を美しい色で楽しめそうだ。ただ,グレアパネルを採用しているので,外光の映り込みが気になるのは,痛し痒しといったところか。

液晶パネルの発色は良好だ。写真は最大輝度で撮影している。スマートフォン内蔵の照度計で簡単に計測してみたところ,最大輝度状態では220cd/m2程度となった
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キーボードのバックライトを点灯した状態でディスプレイを閉じ気味にしてみた状態。液晶パネルの表面にバックライトが映り込んでいるのが分かるだろう
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キーボードは15キー程度の同時押しに対応


 Blade Stealthのキーボードは日本語配列の85キーで,Ultrabookではよくある浮き石(アイソレーション)タイプとなっている。メインキーのキーピッチは約19mmを確保しており,1キーの縦幅に2つのキーを押し込んだ[↑][↓]キーを除けば,小さすぎたりするキーもないので,配列やキー形状に問題は感じない。
 キーストロークは1mm程度と非常に浅く,打鍵感にも欠けるが,薄さ重視のUltrabookではしかたのないところか。

キーボードは浮き石タイプ。配列に特殊なところはなく,タイピングもしやすかった
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 各キーは,約1677万色から任意の発光色を選んで光らせる「Razer Chroma」(以下,Chroma)機能に対応するLEDバックライトを搭載しており,Razer製品ではお馴染みの設定ソフトウェア「Razer Synapse」(以下,Synapse)を使って,色や発光パターンを設定できる。

Chroma機能対応のカラーLEDバックライトを搭載(左)。発光色や光らせるキーは,Synapseで任意に設定できる
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 また,Synapseの「ゲーミングモード」機能を使うと,[Windows]キーや「Alt」+「Tab」キー,[Alt]+「F4」キーといった,ゲーム中に不要なキーを無効化することも可能だ。ただ,ゲーミングモードで無効化できるのは上記の3種類のみ。[半角/全角]キーや[変換]キーの無効化は,各キーごとのキー割り当て設定で個別に行う必要がある。

ゲーミングモード機能では,[Windows]キーなど3種類のキーを無効化できる(左)。[半角/全角]キーや[変換]キーは,個別に無効化する必要があり(右)
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 さて,ゲーマー向けノートPCであるならば,キーの同時押しへの対応も気になるところ。Razerは,Blade Stealthのキーボードについて,複数のキーを組み合わせても問題なく入力できるAnti-Ghosting(アンチゴースト)仕様であると謳っているが,具体的な同時押し可能な数は明言していない。
 そこで,Microsoft製Webアプリ「Keyboard Ghosting Demonstration」を使って調べてみよう。いろいろな組み合わせで試してみたところ,15キー程度までは問題なく同時押しができるようだが,それ以上になると,入力されないキーが発生していた。

同時押し検証中の画面。13キーまでオンになっているが,[Print Screen]キーも押しているので,実際には14キーを押した状態である。おおむね15キーまでは,問題なく同時押しできるようだった
画像集 No.023のサムネイル画像 / 単体GPUを持たないRazer製Ultrabookは意外な優等生。「Blade Stealth」ファーストインプレッション

 両手指で同時に押せる10キーまでロールオーバーが可能なら,事実上のNキーロールオーバーといってもいいので,Blade Stealthでは,同時押しの問題は起こらないといってよさそうだ。

 キーボードに触れたついでに言及しておくと,キーボード左右にあるメッシュ部分には,ステレオスピーカーが内蔵されている。映像コンテンツを再生してみたが,音質は可もなく不可もなしといったところ。ステレオの定位がおかしいようなことはないし,音量を最大に上げたりしなければ音割れもしなかった。

キーボード左右にはステレオスピーカーを搭載。Ultrabookの内蔵スピーカーとしては,合格点を与えてもよさそうだ
画像集 No.018のサムネイル画像 / 単体GPUを持たないRazer製Ultrabookは意外な優等生。「Blade Stealth」ファーストインプレッション 画像集 No.019のサムネイル画像 / 単体GPUを持たないRazer製Ultrabookは意外な優等生。「Blade Stealth」ファーストインプレッション


CPUはSkylake世代のCore i7-6500U

NVMe SSDの速さが全体の性能を底上げ


 スペック面もチェックしていこう。
 Blade Stealthが搭載するCPUは,Skylake世代の「Core i7-6500U」。2コア4スレッドでTDP(熱設計消費電力)が15Wという,高性能Ultrabookでよく採用されるCPUだ。統合型グラフィックス機能は「Iris Graphics 520」となっている。
 メインメモリは,容量4GBのLPDDR3-1866メモリをデュアルチャネルで接続しており,総容量8GB。メインメモリの増設はできない。内蔵ストレージは,NVMe接続のSSDを採用しており,評価機は記憶容量256GBを搭載していた。

 内蔵するバッテリーは,定格容量3950mAhのリチウムイオン充電池で,バッテリー駆動時間は公称で最大8時間となっている。国内メーカーの製品では,同クラスのスペックで重量1kgを切り,バッテリー駆動時間がより長い製品もあるので,Blade Stealthのバッテリー性能は,特筆するほど優秀というものではない。

 今回はテスト時間の都合もあり,細かくベンチマークテストを行って性能を検証することはできなかったので,FuturemarkのPC総合ベンチマークソフト「PCMark 8」を使って,簡単なテストをいくつか行ってみた。比較対象として,Haswell世代の「Core i7-4500U」を搭載する筆者所有のノートPC「VAIO Fit 13A」(定格1.8GHz,最大3GHz,2C4T,メインメモリ容量4GB×2,ストレージ容量512GBのSATA 6Gbps接続SSD)を用意した。

 家庭でのPC使用シーンを想定した「Home 3.0」テストを実施したところ,VAIO Fit 13Aが「2199」なのに対して,Blade Stealthは「2573」という高いスコアを記録し,意外なほど大きな差が付いた。細目別に見ていくと,グラフィックス性能が重要な「Casual Gaming」が2.3倍も上回っているほか,「Video Chat encoding v2 Conventional」「Advanced Photo Editing1 Conventional」といった項目も3割近く高い。グラフィックス性能とストレージ性能が左右する項目で,高い性能を発揮したようだ。

PCMark 8のHome 3.0テストにおける,Blade Stealth(左)とVAIO Fit 13A(右)の結果
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 同じHome 3.0テストを使った,簡易的なバッテリー駆動時間計測も行ってみた。液晶パネルの輝度を約110cd/m2に設定した状態でHome 3.0をバッテリーテストモードで実行し,バッテリーを10%消費するまでの時間を計測する。この結果を10倍すれば,おおまかなバッテリー駆動時間が分かるだろうという簡単なものだ。テスト中は,無線LANも接続した状態にしておいた。
 結果は,10%消費するのに要した時間が23分。10倍すると約3.8時間となる。PCMark 8は,システム全体に持続的に負荷をかけるため,バッテリー消費の激しいテストであるが,Ultrabookとしては物足りない。持ち歩いて長時間使うときは,ACアダプターも合わせて持ち歩き,適宜充電しながら使う必要がありそうだ。

 最後に,気になる放熱もチェックしてみよう。
 PCに持続的な負荷をかけるテストツール「Heavyload」を使い,CPUとグラフィックス機能に負荷をかけた状態で10分間放置してから,放射温度計を使って発熱の高い部分を探すという方法で調べてみた。測定時の室温は約25℃である。
 すると,キーボード面はメインキーの[4]キー周辺が約44℃,底面左側にある吸排気孔の右下部分あたり,本体中央寄りでゴム足の手前が約46℃にまで上昇しているのが確認できた。底面左側の吸排気孔周辺は40℃弱の熱を持っているが,低温やけどを生じる目安である44℃を超えている部分はない。最も高温な部分もゴム足のすぐそばなので,膝上で使っても直接肌に触れにくいところだ。
 左側吸排気孔以外の底面は30℃台で,膝に載せて使うと温かくはあるが,やけどを心配するほどではない。ファンの動作音はそれなりに大きくなるものの,筆者が今までに使ったことのあるUltrabookと比べても,とくに騒々しいわけではなかったように思う。

 内部の冷却構造を確認すべく,底面パネルを外して確認してみた。すると,筐体内には吸排気孔から見えるファンの隣,やや中央寄りに,もう1つのファンを内蔵しているのが分かった。動作中に空気の流れを確認したところ,右側の吸気孔から新鮮な空気を吸い込み,それを2基のファンで左側の熱源部に送り,左側の排気孔から排出するという構造のようだ。

Blade Stealthの底面パネルを開けた状態。外から見える黒いファンの隣に,もう1基のファンがあり,CPUから伸びるヒートパイプが,それぞれのファンにつながっている。赤い枠で囲まれている四角い4つのチップはメモリーチップのようだ。なお,言うまでもないが,分解すると製品保証が無効になるので,くれぐれも真似しないように
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 従来型Razer Bladeのノウハウが,この冷却構造にどれくらい生かされているのかは分からないものの,少なくともBlade Stealthは,底面を無理に塞いだりしない限り,高負荷でも放熱に問題を生じることはないのではなかろうか。


価格対スペック比は抜群に高い

Razer Coreとの組み合わせに期待が高まる


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 それではまとめてみよう。Blade Stealthは,今日(こんにち)のUltrabookとしては高い性能を,Razer Bladeシリーズの意匠を受け継いだ薄型ボディにうまくまとめた製品といえそうだ。単体GPUの内蔵を諦めて,Ultrabookとして使いやすい製品を構築してきたのは,間違っていなかったと思える。

 なにより,Blade Stealthはスペックのわりに価格が安いのが魅力だ。液晶パネル解像度2560×1440ドット,内蔵ストレージ容量128GBの最も安価な製品は,単純計算した税込価格が12万9384円。評価機の構成なら15万984円で,4K液晶と512GBの最上位構成でも19万9584円。大手PCメーカーのUltrabookと比べても割安な価格と言っていい。この価格対スペック比には,「Razer,ずいぶん頑張ったな」というのが正直なところだ
 個人的には,メインメモリ容量を16GBに増やせるとよかったのだが,分解したマザーボードの構造を見る限りでは,難しそうではある。

 この価格対スペック比に加えて,Razer Coreという周辺機器の存在を考えると,ゲーマーが選択するUltrabookとして,Blade Stealthはなかなか魅力的な製品といえそうだ。Razer Coreと組み合わせたときに,どれくらいの能力を発揮できるのか,なかなか楽しみになってきた。

●Razer Blade Stealth(評価機)の主なスペック
  • CPU:Core i7-6500U(2C4T,定格クロック2.5GHz,最大クロック3.1GHz,共有L3キャッシュ容量4MB)
  • メインメモリ:PC3L-14900 DDR3 SDRAM 4GB×2
  • GPU:HD Graphics 520(※CPUに統合)
  • ストレージ:SSD(PCI Express M.2,256GB)
  • 光学ドライブ:なし
  • サウンド:オンボード
  • 有線LAN:なし
  • 無線LAN:IEEE 802.11ac(Bluetooth 4.1対応)
  • 液晶パネル:12.5インチワイド,IGZO(IPS),解像度2560×1440ドット(235ppi),グレア(光沢),タッチ対応
  • 入力インタフェース:日本語キーボード(Anti-Ghosting対応),タッチパッド
  • 外部接続インタフェース:Thunderbolt 3(USB Type-C)×1,USB 3.0(Type-A)×2,HDMI 1.4b(Type A)×1,3.5mmミニピンヘッドセット入出力×1
  • 本体サイズ:321(W)×206(D)×13.1(H)mm
  • 重量:1.25kg
  • OS:64bit版Windows 10
  • 保証期間:未公開

Razer Blade Stealthの販売ページ

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