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「キネマ51」:第30回上映作品は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
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印刷2014/10/04 00:00

連載

「キネマ51」:第30回上映作品は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」


 グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏が支配人を務める架空の映画館,「キネマ51」。この劇場では,新作映画を中心としたさまざまな映像作品が上映される。第30回の上映作品は,支配人とゆかりが深いというジェームズ・ガン監督の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(原題:Guardians of the Galaxy)
2014年9月13日 2D・3Dロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ
(C)Marvel 2014 All rights reserved.

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」公式サイト

ウォルト・ディズニー・スタジオ公式サイト



関根:
 今回,支配人がなぜこの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を選んだのか,実は分からないんですよ。

須田:
 ははぁ,そうなんですね。まぁ,端的に言うとジェームズ・ガン監督が遠い友達なんですよ。

関根:
 あーそうなんですか……えっ!? それって凄いことじゃないですか。念のためお聞きするんですけど,どのくらいのお付き合いなんですか?

須田:
 Twitterでダイレクトメールをやり取りするくらいですかね。

関根:
 凄い!

須田:
 念のためお聞きしますけど,

関根:
 はい。

須田:
 部長,確実に疑ってましたよね。

関根:
 はい!

須田:
 ……はっきり言いますねぇ。

関根:
 支配人のちょっとしたジョークかなぁ? なんてね,なんてね[1]

須田:
 そんな薬師丸ひろ子のモノマネをしたって今日のことは忘れませんからね。

関根:
 すみません……。

須田:
 なんてね,なんてね。

関根:
 もう,顔をぶたれるかと思いましたよ[2]

4Gamer:
 早く進めていただけますか? でないと機関銃で![3]

須田:
 TeTさん,マジメなんだかノッってるんだか分からないですよ。



支配人とジェームズ・ガンとロリポップ


須田:
 ジェームズ・ガン監督との出会いは「LOLLIPOP CHAINSAW」PlayStation 3 / Xbox 360)なんですよ。

「キネマ51」:第30回上映作品は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

関根:
 ほうほう,どういう関わりがあったんですか?

須田:
 参加してもらったんですよ,彼に。

関根:
 どういった形でですか。

4Gamer:
 ゾンビ役として。

須田:
 そうそう,ガーっと出てきてギャーってねって,違うでしょ。

関根:
 うわっ,まさかのノリツッコミ。

須田:
 なんかやれっていう雰囲気だったでしょ,今。

関根:
 で,本当のところは?

須田:
 えーっとですね,Warner Bros. Interactive Entertainmentから脚本を翻訳するならぜひ頼みたい人がいるのだけど,と言われまして。で,紹介されたのが彼だったんですよ。それで,ちょっと打ち合わせをしたら,メチャクチャいい人なんですよ。しかもゾンビ好きだし音楽も大好きだしで,波長も合いまして。

関根:
 「ドーン・オブ・ザ・デッド」リメイク版の脚本も手がけているんですよね。

須田:
 そうですよ。筋金入りですよ。そういったこともあって,こちらとしてもぜひ,ご一緒したいということでオリジナル脚本から参加してもらうことになったんです。

関根:
 どのようなやり取りをされたんですか。

須田:
 こちらで書いた第2稿段階くらいの脚本を彼に渡して,それを脚色してもらって日本に戻してっていうのをやって。

関根:
 じゃあガン監督の参加した脚本は,日本語バージョンにも反映されているということなんですね。

「キネマ51」:第30回上映作品は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

須田:
 そうですね。実はLOLLIPOP CHAINSAWって声優さんも豪華で,ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにも出演しているマイケル・ルーカーも参加してくれているんです。

関根:
 TVシリーズ「ウォーキング・デッド」でも活躍してましたよね。そう聞くと,LOLLIPOP CHAINSAWをやりたくなりますね。

須田:
 ん? ……もしかして,まだやってないんですか? あと,部長,ウォーキング・デッドは観てないですよね。

関根:
 ……お話の続きをどうぞ。

須田:
 帰ったらすぐやってくださいね! それで,彼が新作を撮るということで注目していて。彼のTwitterでいろんな情報がガンガン出ていて,調べたらMarvel Comics原作もので。

関根:
 それはアガりますよね。

須田:
 アガりますよ。2010年の「スーパー!」という映画もいい作品で。特徴としては,面白くて,ちょっと切なくて人情味ある作風でしょうか。

関根:
 表現は過激ですけどね。

須田:
 そうそう(笑)。で,今回は,このガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを応援したいというのもあって,4Gamer読者の皆さんに紹介したいと思ったんです。

関根:
 なるほど,じゃあ今日はこの映画の魅力を支配人がガッツリ紹介してくれるんですね。

須田:
 もちろんですよ,でも原作読んだことないんですけどね。わははは。


関根:
 初出は1968年なんですね。ずいぶん古い作品ですよね。まぁ,ほかのスーパーヒーローはもっと古いですけれど。

須田:
 「スター・ウォーズ」の公開は1977年(※日本では1978年)だから,それより10年前に描かれた作品ですね。

関根:
 そうですね。

須田:
 じゃあ,スター・ウォーズの源流でもあるかもしれないなぁ。

関根:
 まあ,ひょっとしたらある程度は影響を与えてるかもしれないですね。
 といったところで,ざっとストーリーを紹介しましょう。

須田:
 お願いします。

関根:
 賞金稼ぎの主人公ピーター(クリス・プラット)が,ある星に眠っているパワースートンを探してほしいという依頼を受ける。彼はそれを手に入れることに成功したが,その石が実は強大な力を持つものだったことから,宇宙の支配をたくらむ巨大な悪の組織に追われることに。
 逃亡中に一癖ある仲間達と出会ったり,成り行きで黒い軍団が攻め入ろうとしている美しい星を守る戦いに参加したりと,ハチャメチャだけど魅せどころ満載のスペースオペラ! まあ,こんな感じです。

須田:
 ありがとうございます。

関根:
 主人公は小さい頃に宇宙の賞金稼ぎにさらわれた地球人で,大きくなってそこで同じく賞金稼ぎをやっている。とくになぜっていう理由はない。

須田:
 ほかのマーベル作品だと,主人公がなぜスーパーヒーローになったのか,けっこうていねいに描くじゃないですか。不幸な生い立ちとか宇宙から来た理由とか。でも,この作品って,そこらへんのところを10分も描いてない。

関根:
 確かに。

須田:
 それがね,潔いんですよ。気持ち良いんです。

関根:
 仲間達がこれまたね,凶暴なアライグマと歩く枯れ木みたいな人と美人ちゃんとプロレスラーばりの体格で暴れまくるおっさん。


須田:
 プロレスラーばりっていうか,この俳優さん,元WWEのスーパースター,デイヴ・バウティスタ(リング・ネームはバティスタ)[4]なんですよね。

4Gamer:
 タトゥーは見えました?

須田:
 いや,見えなかったです。全身が傷ついている特殊メイクを施していて。

4Gamer:
 腕に天使って描いてあるんですよ,漢字で。

関根:
 そうなんですか。

須田:
 最近,プロレスラーってハリウッドスターへの登竜門になってませんか? 毎年発表される,その年に稼いだ俳優ランキング[5]では,ザ・ロック(リング以外では本名のドウェイン・ジョンソンとして活動)が第2位になっていたんですよ。凄いですよね。

4Gamer:
 文字通り,ハリウッドでもスーパースターになっちゃいましたね。

須田:
 だからバティスタもこれからグイグイ来るんじゃないんですか。この体格ですからね。必要な役はゴロゴロありますよ。きっと,引っ張りだこですよ。このロディ・パイパー[6]からの流れのね,俳優への道。

4Gamer:
 ロディ・パイパーからの流れですか? バグパイプを吹きながら?

須田:
 そうですね。

関根:
 ……まあ,そんな5人の裏アヴェンジャーズが。

須田:
 くんずほぐれつの活躍をするというお話ですね。

関根:
 支配人,最後の表現ちょっと間違ってます。

須田:
 違いましたか。

関根:
 話しながら思ったんですけど,やっぱりスター・ウォーズに似てますね。

須田:
 あ,ハン・ソロ[7]だ,そうだ。この根はいい人だけどちょっと悪いこともしちゃってるうちになんだか全宇宙規模の大きな渦に巻き込まれて,しかも活躍しちゃうって。これ,やっぱりハン・ソロの原型なんじゃないですか?

関根:
 ここは言い切っちゃいますか?

須田:
 いいんじゃないんですか,言い切っちゃいましょうよ。この主人公はスター・ウォーズに登場するハン・ソロの原型です!

関根:
 言い切ったときの支配人の顔,今回もいい感じです。



まじめなシーンは笑いで落とす


関根:
 しかし,くだらないシーンもたくさんありましたよね。

須田:
 たくさんありましたね。しつこいしね。あれ大好物ですよ,僕。

関根:
 伝わりにくものもたくさんありました。

須田:
 伝わりにくいくらいがちょうどいいんじゃないんですかね。ジェームスはサブカルチャーもメインカルチャーも分け隔てなく愛せる人で,面白いものはなんでもかんでも入れちゃうっていう考え方なんですよ。そこは一緒に仕事していて感じてました。だから伝わらない小ネタも含めて全部入っていることによって,彼の,そして映画の全体像を感じることができるのかなと思いましたね。
 おそらく真面目なシーンはすべてネタで落としていた感じですよね。

関根:
 確かに毎回そうでした。支配人はツボにはまりまくってたみたいですけど。

須田:
 そもそも彼とは面白がるポイントも近いですからね。でも,思った以上に凄い映画だったんで嬉しかったですよ。全シーン隙がない。伏線の張り方もしっかりしてるし,なにより展開が速い。

関根:
 ノンストップでしたね。

須田:
 起承転結っていう物語の組み方って,もはや無いのかなって。序破急の三幕構成[8]がこれからの映画において一番合うスタイルなのかなとこの映画を観て感じました。

4Gamer:
 「アナと雪の女王」なんか,まさにそうですよね。

須田関根:
 あー,そうなんですね。

4Gamer:
 観てない?

関根須田:
 観てないっす……。

4Gamer:
 テンポは凄くいいですよ。

関根:
 ほかはちょっと言いづらいんですか?

4Gamer:
 いや,他意はないですよ! お二人が観ていない以上,話は膨らまないんで,本題に戻りましょう。

須田:
 いや〜,宇宙ものってやっぱりいいですね。好きですよ。この映画の戦闘シーン観ていたら「エルガイム」[9]を思い出して。

関根:
 あー,なるほど。

須田:
 ダバ達がポセイダル軍の星に突っ込んでいくシーン。海があって,陸があって,そこに突っ込んでいくあの雰囲気が,あぁ……いいなぁって。あれを思い出しながらこういうの好きだなぁって。SF好きだなぁ,宇宙好きだなぁって思いましたね。

関根:
 「俺,SF好きだなぁ」って。

須田:
 そう(笑)。そんな詳しくないですけどね。

関根:
 そういえば敵の戦闘機の形,ライディーン[10]の敵メカに雰囲気似てて。不気味でした。

須田:
 あの,皮をまとっているようなやつですよね。確かに妖魔帝国感がありましたね。あと,こっち側の国の戦闘機もカッコよかった。星形のやつ。

関根:
 ものすごい数の戦闘機が網状につながって大気圏外から来た巨大な移動要塞を包み込んで地上への攻撃を阻止しようとするんですよね。

須田:
 あれも格好良かったですよ。圧倒的でした。

関根:
 でも,あの機能,何に備えて作られたんでしょうね。そうそう使う機会はないと思うんですけど。

須田:
 僕はつながって,ソーラ・レイ[11]みたいに一斉に攻撃するのかなと思ったんですよ。そしたら巨大なネットになるなんて。でもあれがなぜ必要だったのか。それはたぶん「アクシズ・ショック」[12]の経験からですよ。

関根:
 うーん……なるほど。

須田:
 もしあの時に,ネットバリア技術があればアムロのサイコフレーム[13]もあんなに爆発しなくても済んだはずだし。でもまあ,あれがきっかけでユニコーン[14]が開発されたのかもしれないし,それはそれで良かったのかなぁ。アクシズの落下を食い止めるにはあの技術が必要だったわけだし……ブツブツブツブツ……。

関根:
 支配人,そろそろこっちの世界に戻ってきてくださいー!

須田:
 はっ,あやうくSFダークサイドに引き込まれるところでした。

関根:
 支配人の頭のSF引き出しは,まったくもって未整理状態なんですね。すべてのSF作品がサーガとして繋がっちゃってますよ。

須田:
 だって本気も本気なSFでしたもん。

関根:
 チラシや予告なんかを見るとコメディタッチだしどうなのかなって思う方もいるとは思うんですけど,実際に観るとド本気ですよね。

須田:
 スター・ウォーズ以降,いろんなSFものが公開されてきましたが,技術,脚本,音楽諸々が自分にマッチするものって,ほとんどなかったんですよ。

関根:
 なるほど。

須田:
 そういった中ではドンピシャな作品に出会ったという感じですね。

関根:
 大絶賛じゃないですか。

須田:
 この作品はCGに関して何の疑問も持たずに観ちゃったんですよ。あ,これCGなのかなっていう,ゲームの作り手としての自分が出ずに最後まで。

関根:
 たしかに今作に関して,VFX凄いなってあんまり思わなかったかも。

須田:
 そうなんですよ,あまりにも自然すぎて。このアライグマ,少しはCGも使ってるわけじゃないですか。

関根:
 いや,全部CGでしょ(笑)。

須田:
 え,ホントですか! アライグマが演技しているわけじゃないんですか? マジですか,凄いなあ,CGって。

関根:
 ひどい棒読みでしたけど,まぁ,そのぐらい自然でしたね。



そろそろゲームのお話……といっても作品はきっと……


須田:
 チームで闘う,SF,アライグマっていうキーワードでたどっていくと……。

関根:
 ほうほう,そんなゲームあるんですか?

須田:
 うーん,そこで考えていくとやっぱり「LOLLIPOP CHAINSAW」かなぁ。

関根:
 まあ,どんなキーワードであってもそこにいくんだろうなと思ってましたけどね。

須田:
 バレてましたか。

関根:
 当たり前でしょ!

須田:
 まあね。ジェームズ・ガン監督が関わったゲームですから。

関根:
 じゃあLOLLIPOP CHAINSAWが映画化されるときには,監督をお願いしたいですか?

「キネマ51」:第30回上映作品は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

須田:
 もちろんですよ! そういえば,もう一つ共通点があったんですよ。それは,音楽。

関根:
 映画では,ウォークマンとその中に入った母親の作ったミックステープが地球人である主人公とふるさとをつなぐアイテムとして登場するんですよ。それが1970年代のダンスミュージック&ヒットチューン満載で。

須田:
 1988年に子供だったという設定だから,お母さんは1960〜1970年代が青春だったんでしょうね。いかしたナンバーを聞かせてくれるんですよ。
 で,歌っているミュージシャンは違うんですけど「cherry bomb」っていう曲がどちらにも使われていて。映画とゲーム,使われ方の違いみたいなものも楽しんでもらえたらいいなと思いますね。

関根:
 どちらにしても思いっきり暴れられるシーンなのかな,きっと。

須田:
 無理やり締めるみたいに言いますけど,本当に面白い作品だと思うので,4Gamer読者の皆さんには楽しんでいただきたいですね。

関根:
 これで皆さんに観ていただけたら,支配人がTwitterでしたっけ? DM? で監督に報告できますね。

須田:
 部長,実はまだ疑ってるでしょう。

関根:
 はい,あっ,いや,そんなことは決して。

須田:
 TeTさん,機関銃持ってきてー。

関根:
 ウギャーー!

「キネマ51」:第30回上映作品は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
 

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」公式サイト

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