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[GDC 2013]「Unreal Engine 4」最新アップデートが明らかに。最新デモ「Infiltrator」をビデオでチェックしよう
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印刷2013/03/30 21:42

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[GDC 2013]「Unreal Engine 4」最新アップデートが明らかに。最新デモ「Infiltrator」をビデオでチェックしよう

 Epic Gamesは現地時間の2013年3月29日,Game Developers Conference 2013の会場で行われたメディアブリーフィングで,新世代ゲームエンジン「Unreal Engine 4」のアップデートと,最新版における変更点を発表するとともに,あらたなテクノロジーデモとなる「Infiltrator」と,E3 2012で披露されたデモ「Elemental」の完全版を公開した。

 過去15年以上にわたって開発され続けているEpic Gamesの「Unreal Engine」は,毎年採用タイトルの数を順調に増やしてきた。年間トップ10に入るAAAタイトルの中に,Unreal Engineで制作されたアクションゲームが含まれるというのは,いまや当たり前のことになっている。
 2013年春に欧米市場で発売され,高い評価を得た「BioShock Infinite」PC / PS3 / Xbox 360)や,国内でも1月にコンシューマ版,2月にPC版が発売となった「DmC Devil May Cry」PC / PS3 / Xbox 360)が,現行世代のUnreal Engineたる「Unreal Engine 3」を採用する,直近の代表例だ。また,インディーズ市場でも,「Unreal Development Kit」(UDK)を採用して開発された「HAWKEN」PC / PS3 / Xbox 360)や「Antichamber」といったタイトルがファンの間で話題になっている。

 もう1つ,今回のメディアブリーフィングでEpic GamesのMark Rein(マーク・レイン)副社長が解説していた大きな話題としては,Mozillaとの提携により,Unreal Engine 3で制作したブラウザゲームを,プラグインなしで表示することが可能になったことが挙げられる。
 この点については,GDC 2013でMozillaが開いたセッションのレポートが詳しい。そのため,興味のある人はぜひそちらをチェックしてもらえればと思うが,JavaScriptやHTML 5,WebGLに対応し,実質的に,Internet Explorer「以外の」ほぼすべてのWebブラウザで,Unreal Engine 3で開発されたゲームをプレイできるようになるというのは,なかなか強烈だ。

 もちろん,読み出しなどさまざまな制約があるため,それこそBioShock Infiniteのような大作タイトルをWebブラウザゲームをブラウザで遊ぶのは,現時点では現実的でない。しかし,こうした取り組みはゲーム開発技術や産業そのものにも新しい道筋を立てることにもなるだろう。


UE4ベースの技術デモ「Elemental」最新版が公開される


 さて,Unreal Engine 3の現状がRein氏によって紹介されたところで,Epic GamesのテクニカルアーティストであるAlan Willard(アラン・ウィラード)氏にバトンタッチ。Willard氏による,Unreal Engine 4の解説が始まった。

 Willard氏の解説を具体的に紹介する前に,まずは技術デモであるElementalの最新版を見てほしい。内容は,E3 2013で公開されたデモ(関連記事)に,2月の「PlayStation Meeting 2013」で公開されたシーンが追加された,言わば完全版だ。


 GDC 2012で,Unreal Engine 4のデモが初公開されていたときにも紹介されていたが,「Kismet」に変わるビジュアルスクリプティング言語環境として,Unreal Engine 4には「Blueprint」というツールが新しく採用されている。
 Unreal Engineのスクリプティングツールでは,ゲームデザイナーやアーティストらがレベルやミッションを作成中,ツール内にある[Play]ボタンを押すことにより,いつでも開発の進行状況を確認できる。
 Blueprintで最も特徴的なのは,その動作の確認中に,処理の各記述や,それをつなげていくノード,そしてライン上で実行されている部分が,開発スクリーンに合わせてハイライトされることだ。

 ゲームが何も問題なく実行されていればハイライトが緑で,指示がうまくつながっていなければ赤く表示されるといったように,処理に問題がある部分が一目瞭然で分かるようになっている。複雑なスクリプトでも,プログラマーの手をかけることなくデバッグが行えるようになっているため,デザイナーやアーティストが,自らの手でさらに細かいチューニングを行えるというわけである。

 また,物理ベースの照明システムは,北米照明学会(Illuminating Engineering Society of North America,以下 IES)が提唱するスタンダードに則ったものとなった。標準イルミナント(※標準化された人工光源のこと。物体の色を評価するときに使用される)が採用されるなど,細かい仕様も加わっている。
 もちろん,光源の質や色,範囲などは,リアルタイムで自由に調整することも可能。数百万に及ぶGPUパーティクル1つ1つが照明光を発するといった,すでに公開されている機能も再度紹介された。

 また,

  • リアルタイムでコンテンツのテクスチャを変化させる「Unreal Content Browser」
  • さらに進化したとされるAIアルゴリズム
  • 「NavMesh」を用いたパスファインディング機能
  • Epic Games自社開発となるユーザーインタフェース開発ツール「C++ Unreal State UI」
  • 樹木生成機能「Unreal Landscape」

などもフィーチャーされる予定とのこと。開発環境としてのUnreal Engineが持つ価値は,Unreal Engine 4でさらに上がりそうだ。

Unreal Engine


新公開の技術デモ「Infiltrator」が登場


 冒頭でも紹介したように,Epic Gamesは,GDC 2013のタイミングで,3分40秒ほどの長さがある新しい技術デモ・Infiltratorを公開した。これは,仮面のようなマスクを付けたステルス兵士が,敵の地下基地のような場所から脱出するという内容のデモだ。
 下に示したのはそのビデオで,無数の照明に加えて,水面から金属までの異なる材質に反射する光,細かなパーティクル効果や蒸気など,Unreal Engine 4の性能を物語るには十分のデモになっていると述べていいだろう。


 Willard氏によれば,Elementalデモの初出時がそうだったように,「GeForce GTX 680」搭載グラフィックスカードを1枚だけ差したPCで動いているものとのこと。氏は,リアルタイムデモであることを示すため,会場内でワイヤーフレーム表示に切り替えたり,照明の反射をすべて無効化したりして見せていた。

Unreal Engine

 このInfiltratorデモは,前段で紹介したIESスタンダードの照明効果なども実装した,最新版のUnreal Engine 4を用いて作成されたものだ。また,Willard氏は「進化版(advanced)のDirectX 11を採用する」と述べていたので,DirectX 11.1への対応も実現しているのだろう。

 Epic Gamesが自社開発しているCo-op型オンラインアクション「Fortnite」を始めとして,PlayStation 4で発売されることがアナウンスされたばかりの「Primal Carnage: Genesis」(PC版「Primal Carnage」移植作),そしてロボットアクションの「Heavy Gear: Assault」,Zombie Studiosの新作「Daylight」などなど,Unreal Engine 4対応ソフトが次々と発表されてきている。2013年内には,この新世代ゲームエンジンの恩恵を受けた,さまざまな新作が体験できそうだ。

「アンリアル・エンジン4」公式サイト

Game Developers Conference公式サイト

  • 関連タイトル:

    Unreal Engine

  • 関連タイトル:

    ミドルウェア/開発ツール

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