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[Gamescom]発売日も明らかになった「Rage」は,id Softwareが長い期間をかけて開発する意欲作。荒廃した地球で生き残りをかけた戦いに挑め
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印刷2010/08/22 15:01

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[Gamescom]発売日も明らかになった「Rage」は,id Softwareが長い期間をかけて開発する意欲作。荒廃した地球で生き残りをかけた戦いに挑め

会場内,Bethesdaブース
画像集#002のサムネイル/[Gamescom]発売日も明らかになった「Rage」は,id Softwareが長い期間をかけて開発する意欲作。荒廃した地球で生き残りをかけた戦いに挑め
 テキサスのid Softwareは,1991年に設立された開発会社だ。設立以来長い間,独立を保ってきたデベロッパだったが,2009年6月にZenimax Mediaの傘下に入り,それ以降は「The Elder Scrolls」シリーズで知られるBethesda Softworksのサポートを受けてゲーム開発を進めることになった(関連記事)。
 そんな彼らの制作する近未来FPSが「Rage」PC / PlayStation 3 / Xbox 360)だ。本作の最初のアナウンスは2007年8月のQuakeConでのことなので,今回のGamescomの段階で,すでに3年の開発期間がかけられていることになる。発売は2011年とされていたが,今回,初めて正確な発売日が告知され,北米では2011年9月13日,ヨーロッパでは2011年9月15日になるとのこと(1年以上先だ)。日本でのリリースについては現在のところ発表されていないが,いずれにしろ,そのとおりに発売されるとすれば,実に4年の歳月をかけて制作されたタイトルということになる。

画像集#001のサムネイル/[Gamescom]発売日も明らかになった「Rage」は,id Softwareが長い期間をかけて開発する意欲作。荒廃した地球で生き残りをかけた戦いに挑め

 本作はもともと,id Softwareの創設者であり,カリスマ的なプログラマーでもあるJohn Carmack氏が制作した五つめのゲームエンジン,「id Tech 5」の技術デモとして制作されたゲームだったのだが,技術革新の早い分野だけに,4年も経ってしまうとなかなか厳しいものがあるのではないだろうか。Epic Gamesの「Unreal Engine 3」やCrytekの「Cry ENGINE 3」などライバルも多いし。とはいえ,Gamescomで紹介されたプレイシーンを見る限り,それらと比較しても見劣りしないほど,グラフィックスのクオリティは高いものだった。

 というわけで,Bethesdaブースのシアターで公開されていたRageのプレイデモの様子をお伝えしよう。基本的には,6月に開催されたE3の展示と一緒なので,そちらのレポートも参考にしてほしい。

画像集#006のサムネイル/[Gamescom]発売日も明らかになった「Rage」は,id Softwareが長い期間をかけて開発する意欲作。荒廃した地球で生き残りをかけた戦いに挑め

 ゲームの舞台となるのは,小惑星の衝突によって文明が一瞬にして崩壊し,生き残った人々がコロニーを築いて細々と暮らしている世界だ。いわゆるポストアポカリプスものというわけで,核戦争と小惑星衝突の違いはあるが,舞台設定は「Fallout 3」と少し似ている。ちなみに,Bethesdaブースで同時に展示されていた「BRINK」も,地球温暖化で海面が上昇し,人々がわずかに残った海上都市で暮しているというポストアポカリプスものなので,もうBethesdaってばポストアポカリプスを独り占め! という感じだ。
 Rageの特徴の一つは,レーシングゲームの要素が取り入れられているところ。そのへんにある車やバイクに自由に乗ることができて,人の乗っている車を奪うことも可能だ。車両としては,前方にノコギリ状の金属がついたものや,銃をくっつけたものなどが登場する。映画「マッドマックス2」を思わせるゴテゴテぶりがそれっぽい。走行シーンは三人称視点になるので,レーシングゲーム部分は比較的カジュアルな雰囲気だ。今回はプレイアブル展示ではなく,実際に操作していないのであくまで印象だが,車の挙動もアーケード寄りに見える。

画像集#004のサムネイル/[Gamescom]発売日も明らかになった「Rage」は,id Softwareが長い期間をかけて開発する意欲作。荒廃した地球で生き残りをかけた戦いに挑め

 車を使ったチェイスシーンのデモプレイのあと,プレイヤーはWastelandと呼ばれる街に向かった。ゲームプレイは基本的に,このような町でさまざまなミッションを請け負って,目的の場所まで移動するという具合に進んでいく。それだけ聞くとRPGっぽいが,RageはあくまでFPSであり,ミッションでやるべきはほとんどの場合,敵を撃ち倒すことのようだ。
 そして肝心のシューター部分だが,プレイデモを見る限り,一人で突入するランボータイプの戦闘が中心のようで,FPSとしては王道的な感じ。武器をさまざまに持ち替えて,次々に現れる敵を片っ端から撃ち倒していく。スペシャルなウェポンとして,左手にもった刃物を投げつけることができ,かなり距離があってもちゃんと命中する。マガジンを交換しているときに敵が現れ,とっさにそれを投げつけて事なきを得る,というシーンが何度が見られた。
 使用していた武器はショットガン,アサルトライフル,ロケットランチャーなど,スタンダードなものが中心。「DOOM 3」でやたらと頼りになったセントリーロボットのようなアイテムも使用可能になっていた。こうしたアイテムにはさまざまなものが存在し,入手したいろいろなパーツを使ってカスタマイズできるほか,ブループリントを得ることで,一から組み立てたりもできるらしい。このへん,ちょっと面白そうだ。

画像集#003のサムネイル/[Gamescom]発売日も明らかになった「Rage」は,id Softwareが長い期間をかけて開発する意欲作。荒廃した地球で生き残りをかけた戦いに挑め

 敵となるのは盗賊や人間型のミュータントが中心で,クリーチャーっぽい相手は確認できなかったものの,デモの最後にはビルと同じくらいの高さのモンスターが出現しており,プレイを進めれば変わり種の敵も出てくるのかもしれない。ともあれ,それぞれの敵に応じた戦い方が要求されるのは,間違いないだろう。あくまで印象だが,AIの行動は単純で,直線的に向かってくるヤツが多かった,かも。

画像集#005のサムネイル/[Gamescom]発売日も明らかになった「Rage」は,id Softwareが長い期間をかけて開発する意欲作。荒廃した地球で生き残りをかけた戦いに挑め

 id Softwareが長い期間をかけて開発するRageは,QuakeやDOOMといった同社おなじみのシリーズとは異なる,久々の新IPだ。オープンエンドなマップや,アイテムコレクション,レーシングといった新システムに挑戦した意欲作で,FPSファンにとって気になるタイトルであることは間違いない。発売日が決まり,今後はさらにさまざまな情報が出てくることだろう。
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    RAGE 日本語版

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