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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」
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印刷2020/01/09 12:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」
 皆様,あけましておめでとうございます
 ……と言うには若干時が流れすぎてる気はするけど,まあ気分を一新して「今年も頑張るぞ!」と思うための儀式だからね,正月なんて。少なくとも1月中くらいは新鮮な気持ちで頑張りましょうやお互いに。

 さて,年末年始なんですが,私は相変わらずプロレスばっかりヤっておりました。年末年始だけで,格闘技の聖地・後楽園ホールで3試合ヤッてきたわ。ただ,久しぶりに全部納得のいく試合だったから気分はいいわね。ほとんど負けてるけど。
 私の場合,自分の力を出し切れないのが敗北よりも悔しく感じてしまうタイプなので(シチュエーションによるけど),そういう意味でスッキリはしている。でもそうは言っても負けるのはイヤなんで,勝敗の意味ではモヤモヤしてる。結果,差し引きゼロ。
 ついでに言うと,1月5日に板橋で行われた試合で,ゴージャス松野さんに完敗してしまったのでマイナス。ホント今年もお世話になりました。もう終わったようなもんです。残りはひっそりと生きていきます。来年もよろしくお願いいたします。では良いお年を。
 ……とまあ,本業的に2020年はこういう出だしだったんだけど,ゲイムのほうは絶好調よ。お仕事としましては1月11日に「三國志14」PC / PlayStation 4)発売直前公式生放送(関連記事)に出演させていただき,1月17日には「メタルマックス」のイベント(関連記事)に出演させていただけるという僥倖。ただのゲイム好きのおっさんなのに,ヘタにプロレスという人前に出る仕事に就いているがゆえに,ゲイムのお仕事もさせていただける。ありがたや。
 というわけで,ゲイムのお仕事で屈強なプロレスラーぶるために,プロレスでの勝率が低い事実は今後なるべく隠していこうと思います。……っていうのが今年の目標です。

画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」
 そして肝心のゲイムについてだけども。ついに向き合いました「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)」。ようやく面白くなってまいりました。以前の記事(関連記事)が,なんとまさか小島監督本人に見つかってRetweetされ,私がデス・ストランディングを起こしてしまいそうになる恐怖展開になってしまった経験を踏まえ,仮にご本人に見つかってもRetweetしにくい感想を書くことにするわ。
 まず,どのタイミングで面白い予感がする→面白いに変化したのか。これに関しては,序盤の訳の分からなさに慣れてからとしか言いようがないわね。要するに気付いたときには面白くなっていた,ということなんだけど。時間にして2〜3時間が経過したあたりかしら。
 何が面白いって,配達をすることそのもの。だからこれも説明しづらい。言葉にすると「え? それの何が?」って思ってしまうだろうけど,そこら辺がまさにこのゲイムを体現しているんだと思うわ。初めてゲイムに触れたときって,動かすだけで面白く感じちゃう部分があるじゃない? それが持続してる感じかしら。
 これは明らかに,作り手の意図によって持続させられているのよね。動かしているだけで面白いを突き詰めて,積み重ねるとこうなりました,っていうゲイム。いや,小島監督は天才だと皆さんよく言われますけどね。私に言わせりゃ天才を超えて変態ですよ。よくこんな面白がらせ方がイメージできるな,って話なんですよ。

画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」 画像集#005のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」
画像集#006のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」 画像集#007のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」

画像集#012のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」
 おそらく,ゲイムクリエイターの方は大なり小なり「プレイした人を楽しませること」を念頭に置いて作っていると思うんです。で,どうやって楽しませるかを予算や時間,規模などによって落としどころを決めて作っていくんでしょう。
 言うなればクリエイターの方々は“プレイした人が楽しむこと”に自身の快楽を覚えているわけね。だから私はゲイムクリエイターのそういうところを尊敬してやまないわけですが,このゲイムに関してはこういう“説明しづらい面白さをプレイヤーが感じる”ところまでイメージしているんだろうな,ってあたりに変態性を感じるわけですよ。
 もうね,ゲイムクリエイターとして求める快楽が,普通に遊ばせるだけじゃもう満足できないっていう感じに至っている雰囲気がひしひし伝わってきて。「ほーら,今までこんな経験したことがないだろ? 言ってみなさい。どう面白いのか言ってみなさい……うまく言えないのかい? 困った子だね。でも……悪くないだろ?」っていう。
 それほどこの面白さのつかみにくさは異常ってことですよ。配達が楽しいって。もうそれだけでマゾっぽいのに。もちろんね,ストーリーなんかも興味深いのですよ。ただ,私にとってはストーリー部分はこのゲイムを構成する要素の一つに過ぎなく。時間をかけて配達に行って,ほんの幾ばくかのご褒美をもらう。こんなフェティッシュな楽しませ方,変態じゃなきゃ思いつかない。もしくは,思いついても実行できない。
 ホント,このゲイムにあらためて向き合えて良かったと思う。年末年始というキリのいいタイミングでなければ,序盤2〜3時間の訳分かんないけど面白そうって部分だけを経験して,その後の面白さに触れずに生きるところだったわ。このゲイムならではの変態的な面白さに,出会えて良かった。そして,できるだけ多くの人にこの変態性を味わってほしい。2〜3時間の壁を越えてほしい。

画像集#008のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」 画像集#009のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」
画像集#010のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」 画像集#011のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第563回「小島監督の変態性」

 というわけで,今年はそんな感じの充実した正月ゲイムライフでした。考えてみると,一つ一つの出会いも似たようなもので。出会ってはいるけど,こちらの都合で深くまで交わらないってこと,よくあるんじゃないかしら。
 世の中は広い。その世界でつながりの糸は見えている。ただ,そのつながりをちゃんとつかむかスルーするかは自分次第。世界は,君と僕は,つながっているんだ。つながりを手繰り寄せるか見ないふりをするか。……!! こ,これって……まさに「DEATH STRANDING」の世界……!!

 ……あ,でも怖くて気が気じゃなくなるんで,Retweetでつながるのは許してください……。こういう感想もあったよって程度で一つお収めくだされば。では,今年もよろしくお願いいたします。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)
Nintendo Switch:「がんばれ!スーパーストライカーズ
iOS:「龍が如く ONLINE
iOS:「ハンドレッドソウル
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション
iOS:「マリオカート ツアー

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,1月12日に大阪・大阪市すみのえ舞昆ホール大会「レッスル塩昆布!2020」を,翌13日にも同会場で「レッスルとろろ昆布!2020」を開催します。ディーノ選手は12日に,“ポコたん with 男色ディーノ”として,HARASHIMA選手の持つDDT EXTREME級のタイトルマッチに出場予定。「ポコたんの戴冠劇を見事に演出すべく,軒並みぶっつぶす」とのことです。

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