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[COMPUTEX]ASUSから新型ノートPC登場。FPSゲーマー向け「SCAR II」とMOBAゲーマー向け「HERO II」の2製品
いずれも発売時期や価格は未定である。本稿では,事前に行われた報道関係者向け説明会で披露された実機の写真を中心に,その特徴をレポートしたい。
ROG STRIX SCAR II&ROG STRIX HERO II
ノートPCのROG STRIX SCAR II(以下,SCAR II)とROG STRIX HERO II(以下,HERO II)は,それぞれ先代モデルに相当する「ROG STRIX SCAR」「ROG STRIX HERO」から進化した二世代めとなる製品だ。進化のポイントは,最新CPUや技術の採用のほか,先代モデルに寄せられたユーザーからの要望を反映した点であるという。
発表会で紹介されたのは,上位モデルのSCAR IIばかりで,HERO IIについてはところどころで言及があった程度である。そのため,以降ではSCAR II中心で話を進めていくことをお断りしておく。
スペックで見た両製品の大きな違いは,搭載可能なGPUで,上位モデルのSCAR IIでは,「GeForce GTX 1070」が搭載可能であるのに対して,下位モデルのHERO IIが「GeForce GTX 1060」(※グラフィックスメモリ容量は未発表)までとなっていることだ。なお,搭載可能といってもユーザーが自分でGPUを取り付けるわけではなく,これらのGPUを搭載する構成で販売される可能性があるという意味だ。
なお,CPUについて具体的な説明はなかったが,Coffee Lakeこと,第8世代Coreプロセッサとなるようだ。
ディスプレイには,垂直最大リフレッシュレート144Hz対応で,応答速度3msという液晶パネルを採用。ベゼルの狭額縁化にもこだわり,先代モデルよりも約2.33cmもベゼル幅が狭いそうだ。
また,先代ユーザーからの改善要望の多かった冷却機構は,徹底して改善に取り組んだとのこと。具体的には,冷却ファンのフィン枚数と回転数を増やしたほか,騒音の削減,ヒートシンクデザインの最適化による冷却効率の向上などを達成したという。
そのほかの基本スペックやボディの形状は同じだが,ボディに描かれた模様は異なる。コアなFPSゲーマーをターゲットとしたSCAR IIは,キーボード周囲の天面に迷彩柄を施しているのがポイントだ。
一方のHERO IIは,MOBAゲーマー向けの製品に位置付けられているそうで,こちらのボディ天面は,幾何学的な柄があしらわれていた。全体のデザインから推測するに,HERO IIのデザインが標準で,SCAR IIはそれに迷彩柄を加えたバリエーションといったところか。
ROG Delta
続いては,新型ヘッドセットのROG Deltaを見ていこう。
ROG Deltaの主な特徴は4つあるという。1つは,見てのとおり,左右のエンクロージャを一般的な楕円形ではなく三角形にしたことだ。
2つめは接続端子にUSB Type-Cを採用しているところだ。
PCやスマートフォンはもちろん,Nintendo Switchにも接続できると,ASUSはアピールしていた。もちろん,既存のUSB Type-Aポートに接続するための変換アダプターも付属するので,USB Type-Cを持たないPCやPlayStation 4などとの接続も行える。
ROG Deltaが採用したESS Te
最後の4つめは,ROGらしい特徴で,左右のエンクロージャに組み込まれたカラーLEDイルミネーションだ。ヘッドセット単体で発光パターンを切り換えられるそうで,PC側に専用ソフトウェアを用意しなくても,イルミネーションを楽しめるということだった。
ASUSのRepublic of Gamers日本語公式Webサイト
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