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[TGS 2008#094]シリーズ最高のプレイアビリティを実現。発売間近の「カルドセプトDS」,ステージイベントレポート
カルドセプトシリーズは,1997年に発売されたセガサターン用ソフトを第1作とする,大宮ソフトの看板ゲームだ。トレーディングカードゲームと,スゴロクのようなボードゲームを組み合わせた感じのゲームで,ダイスの目に従ってマップを回り,カードを駆使して領地を増やしていく。シンプルながらも奥深いゲーム性や,重厚な世界観やイラストレーションなどが好評を博しており,その後に発売された続編/移植作品も,ファンからの熱い視線を受けていた。
ニンテンドーDSならば,いつでもどこでも対戦やカード編集,カードのトレードが楽しめるし,上下2画面構成も,ゲーム中頻繁にデータを参照したくなる本作のようなゲームには適している。併せて,読み込み時間をプレイヤーに感じさせないニンテンドーDSというハードは,どうしても「待ち時間」が気になるカードゲーム/ボードゲームには,非常に向いていると言えよう。
さらにカルドセプトDSでは,ワイヤレス対戦やWi-Fi対戦にも対応。Wi-Fi対戦では,全国のプレイヤーと対戦できる「だれでも対戦」と,ともだちコードを交換した相手と対戦できる「ともだち対戦」に対応。対戦型ゲームのネックである「相手探し」も,従来作とは比べものにならないほどラクになりそうだ。なお対戦中には,ボイスチャットもしくはアイコンチャットで,相手とコミュニケーションが取れるという。
両氏ともに10年間もカルドセプトと付き合ってきた,同シリーズには欠かせないキーパーソンである。メインビジュアル(とくに“カルドラ”さん)にかける想いを,熱のこもった口調で語った加藤氏の真摯さと,軽妙な語り口で「単純計算すると10日に1枚カードを描き続けてきた」という苦労話をする中井氏のユーモアが印象的だった。
ステージイベントの最後には,3人の登壇者から一言ずつ,ファンに向けたメッセージが発せられた。「カルドセプトのイラストは,この先もずっとやっていきたい仕事です。この10年間はずっとカルドセプトの絵を描き続けてきました。カルドセプトは私の代表作です」(加藤氏),「今回は20枚くらい新しい絵を描きましたが,中には極めて変わった絵もありますので,楽しみにしておいてください」(中井氏),「ウリはいろいろありますが,ゲーム本来の楽しみみたいなものを,カルドセプトDSでぜひ確認してもらいたいです。発売日が近づいているので,ぜひ皆さんに見ていただければなと思います」(鈴木氏)。
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