ムービー
GameHi開発の新作「プロジェクトL」「プロジェクトE」のプロモ&プレイムービーを4GamerにUp!
ムービーは,韓国で人気のCGアニメ「ヴィキ アンド ジョニー」の,可愛らしい(というよりユニークな?)キャラクターが大暴れする「プロジェクトL」と,人間とモンスター化した生物との戦いを描いた「プロジェクトE」のものだ。各タイトルについては,それぞれのプロジェクトマネージャから話を聞いているので,同時にそれも紹介しよう。なお,発表会の記事ですでにムービーを掲載している「METALRAGE」についてもコメントのみ掲載しているので,ムービーを見て気になっている読者は確認してみよう。
プロジェクトL
――「ヴィキ アンド ジョニー」とはどういうアニメなのでしょうか?
カン・ドンジェ氏(以下,ドンジェ氏):3Dアニメーションで,韓国ではすでに放送されており,日本でも放送予定です。本作はそのアニメーションをベースにしたゲームです。
――アニメーションをゲームを持ってくるために苦労した点や,モーションを可愛らしく見えるように工夫したことなどはありますか?
ドンジェ氏:アニメーションの素材を貰ってからグラフィックスやデザインを制作しているので,苦労したということはありません。モーションに関しても2Dタイトルですので,ドット絵を作成するのに時間が掛かりますが,難しいというわけではありません。とはいえ,アニメーションのように,派手なモーションはできませんが,できるだけ動きを可愛らしくするように工夫しています。
――発表会では「メイプルストーリー」や「ラテール」に似ているとお聞きしましたが,「プロジェクトL」だけの特徴はありますか?
ドンジェ氏:ビジュアル的には似ていますが,実は90年代のメタルスラッグなどをモデルにして作ったゲームなのです。どちらかといえば,アーケードゲームのような要素を取り入れて,差別化を図っています。また,ゲームセンターでの操作感を再現できるように開発しています。
――スプリングを使ったアクションは,どのような形で使われるのでしょうか。
ドンジェ氏:スプリングは基本的に乗り物になりますが,モンスターを踏んだりという攻撃や,大ジャンプに使えたりできます。スプリングに乗ると武器は使えなくなりますが,それ自体が武器になるわけです。
――日本のプレイヤーに向けてコメントをお願いします。
ドンジェ氏:日本のプレイヤーに合わせたコンテンツを作り,日本に必ず持って行きますので,ご期待ください。
プロジェクトE
――本作ではキャラクターが成長したり,モンスターと戦うという要素があるとのことですが,ジャンルはMMOなのでしょうか?
キム・チョンヨン氏(以下,チョンヨン氏):プレイの詳しい仕様についてはまだお話できませんが,「DEKARON」や「サドンアタック」の開発を通じて,学んだものを盛り込んだタイトルになっています。ジャンルとしては基本的にはMOです。Co-opは8名でのプレイが可能で,PvPは8人 vs. 8人の計16人で楽しめます。
――キャラクターに職業はありますか?
チョンヨン氏:クラスとして五つの兵科を用意しています。現在は二つの兵科が完成しており,三つ目を開発中,残り二つは企画段階です。どのような兵科があるのかは,やはりまだ秘密ですが,今年の末に発表できればと思います。
――ストーリーがあるタイトルの場合,Co-opモードのストーリーを最後までプレイした時点で,プレイヤーは気持ちとして一段落ついてしまうかもしれません。そのあたりはどのように対応しますか?
チョンヨン氏:最初の段階ではストーリーはACT1だけで,その後はアップデートで追加していくことになります。そのアップデートまでの間にプレイヤーが楽しめる要素として,ミッションなどを用意します。
――ACT1の1回のプレイ時間はどれくらいになりますか。
チョンヨン氏:ACT1のプレイ時間は6時間くらいを考えていますが,難度やプレイする人数によってプレイ時間は変わってくるでしょう。また,ACT1を終えるとすぐにACT2に進めるというわけではなく,用意されたアイテムの強化のミッションなどで,キャラクターを成長させてからACT2に進むという感じのシステムを作っています。
――アイテムの収集要素があると聞きましたが。アイテム収集はどういった形になるのでしょうか。
チョンヨン氏:モンスターを倒すと,素材などがドロップします。そこからアイテムを作成していきます。
――どのようなアイテムが作成できますか?
チョンヨン氏:武器/防具といった装備や装備を強化するアイテムが作れます。またAという素材とBという素材を組み合わせて新しい素材を作ったりもできます。
――ストーリーについてお聞きしたいのですが,敵はどういった設定なのでしょうか。
チョンヨン氏:エイリアンが直接登場するわけではなく,宇宙からやってきたウイルスが人間に感染したため,体型が変わってしまったという設定です。そしてモンスターは,どんどん進化していきます。またウイルスは,人間だけではなく,動物や植物にも感染します。さらにある二つの感染したモンスターが合成して,別のモンスターに生まれ変わるという設定もあります。
――PvPは,プレイヤーがモンスターとして戦うこともできるのでしょうか?
チョンヨン氏:いえ,人間対人間だけです。PvPはライトな感じで,5〜10分で遊べるようなものにしています。
――ムービーでは,舞台がニューヨークのようでしたが,本編もそうなりますか?
チョンヨン氏:今回のムービーは,プロローグみたいなもので,本編が始まる前にニューヨークから脱出するという場面なのです。ゲーム本編は東南アジアからスタートします。次の発表会では,そこまでを繋げたムービーが公開できると思います。
――プレイヤーはどういう立場なのでしょうか。
チョンヨン氏:どこかの国に所属しているのではなく,傭兵の団体の一員です。
――ウイルスに感染してモンスターになるわけですが,ストーリー中もウイルスに感染するようなことがあるのでしょうか。
チョンヨン氏:物語上,ウイルスが現れてから40年後になり,その間にウイルスを防ぐ薬が開発されています。しかしモンスターも進化しており,直接人間をモンスターに変貌させてしまう……そんなモンスターも登場する予定です。
――課金方式はアイテム販売になるのでしょうか。またどういったアイテムを販売しますか?
チョンヨン氏:アイテム課金となりますが,アイテムについてはまだ検討中です。
――グラフィックスやキャラクターのアクションに,「Gears of War」に近いものを感じましたが,意識や参考した部分はありますか?
チョンヨン氏:TPSというジャンルを選んだ理由として,「サドンアタック」は人気がありますが,キャラクター性が物足りないということがありました。そこで,今回のようなTPSという形にしました。また,もともとGameHiの開発は「サドンアタック」のようなハードコアなタイトルが多く,その流れで現在のグラフィックスになっており,特別「Gears of War」を意識したり,参考にしたというわけではありません。
――日本の読者にコメントをお願いします。
チョンヨン氏:オンラインシューティングでシナリオをベースとしてしているタイトルは初めてだと思います。アクション性とシナリオ性を両方楽しめるように開発を頑張ります。今年の年末や来年には,また発表会を準備しているので,続報に期待してください。
METALRAGE
「METALRAGE」のムービーは,こちらの発表会記事にて
――METALRAGEの世界観を教えてください?
キム・テフン氏(以下,テフン氏):2070年代を背景としており,3か国がせめぎ合っています。二つの国は巨大国家で,一つは小さな自由国家になります。
――3か国での戦いということはRvRタイプのようなMMOになるのですか? それとも協力プレイが中心のMOタイプでしょうか?
テフン氏:MMOというよりも,FPSなどのジャンルに近いです。
――ゲームモードはどのようなものが用意されていますか?
テフン氏:陣地の取り合いや,アンテナを設置するミッション,AIのボス戦などを考えています。
――ボス戦というのは,どういったものでしょうか。
テフン氏:新兵器の巨大ロボットをボスと言います。それぞれの国にボスの基地があり,ロボットで直接戦うこともできますし,エネルギーの供給源を遮断したりといった外部からの攻撃方法もあります。
――巨大ロボットといえば,ムービーに登場した巨大ロボットはプレイヤーが操作できるのですか?
テフン氏:まだそこまで詳細は決めていませんが,いろいろな意見を取り入れながら試行錯誤している状態です。
――シングルプレイのモードは用意されますか?
テフン氏:はい。プレイヤー1人とCPU1体との戦いもあります。またチームは7〜8人が理想的だと思いますが,本作は30人以上でもチームを組むことができます。
――プレイヤーのロボットは何種類用意されていますか?
テフン氏:8種類を用意しています。
――それは,それぞれまったく性能が違うのでしょうか。
テフン氏:8機体ともそれぞれ職業を持っていると考えてください。大きく分ければ,戦闘部隊と支援部隊の二つになります。
――ムービーでは,スナイパーや接近戦タイプが見られましたが,本作ならではの職業はありますか?
テフン氏:1対1で戦えると言いましたが,8体のロボットそれぞれに役割があるので,それぞれの役割分担をしながら,共同で作戦を組み立ててプレイできるのが面白いと思います。たとえば工兵型ロボットなどは,地雷の設置や,ムービーの最初にもあるように,拠点を防御するために敵の攻撃を防ぐシールドを展開したりといったことが可能です。
――ロボットのパーツは組み替えて強化できたりできますか?
テフン氏:キャラクターと武器の組み合わせしか考えていません。実は日本人のプレイヤーとは違い,韓国のプレイヤーはパーツごとの組み合わせを面倒がるところがあります。なので,パーツごとの取替えを取り入れるのは難しいと思います。
――キム・ゴンイル会長から,本作はかなり日本市場を意識していると聞きました。
テフン氏:メカニックなゲームは,韓国ではあまり人気のない分野ですから,最初から日本を視野にいれて制作しています。
――では最後に日本の読者に向けてコメントをお願いします。
テフン氏:本作は日本のメカ好きの開発者が制作しています。日本の方に韓国のメカ好きが作ったロボットゲームがどんなものなのか,ぜひ楽しんでいただければと思っています。
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鉄鬼
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