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設立20周年を迎えたBungie。これまでファンと共に育ててきた「Halo」シリーズとの決別を正式に発表
Bungieのコミュニティマネージャーを務めるEric Osborne(エリック・オズボーン)氏の名前で公式サイトに掲載された記事には,「10年以上前から我々が築き上げてきたHaloユニバースですが,我々はその制作者からファンになる準備をしています。ファンの皆さんからのコメントを読むにつけ,これほどの支持を得てきたメーカーだったのだと改めて気づきました」とある。
Bungie公式サイト
Bungieは,2007年にMicrosoft Game Studios(現,Microsoft Studios)から独立したが,Haloシリーズを含む同社の知的財産権はMicrosoft Studiosおよび,ゲームの開発/コミュニティ運営のために新たに設立された343 Industriesに帰属しており,同社はこれまで第三者的立場でHaloコミュニティをバックアップしてきたことになる。
しかしBungieは,Activision Blizzardと10年間にわたる新たな開発契約を結んでおり,新プロジェクトの発表も近いとも噂される。こうしたことから今回,ついにHaloシリーズからのお別れを発表したのだろう。
Osborne氏は続けて,「ファンの皆さんの中には,今回の決定が我々にとって,消失と悲しみにあふれた苦い経験だとお思いの方もいるかも知れません。しかし,我々はまったくそのように受け取ってはいません。Haloは,これからもファンの皆さんと共に生き続けるのですから」と書き込み,Haloシリーズの将来について危惧していないことを強調している。
Bungieは2011年8月2日を以てHaloのサポートを正式に終了し,コミュニティサービスなどは343 Industriesに移管される予定だ。同社の公式サイトもそのときに大きく変更される見込みだが,同時に新作が発表されるのではないかという期待の声もある。もっとも,Osborne氏は「しばらく沈黙する」としているので,ある程度の期間がおかれるのかもしれない。
ところで,ちょっと気になるのはタイトルと最後に書かれた言葉だ。「Starsideでお会いしましょう」(See You Starside)というものだが,Haloシリーズのファンにもなんのことか分からないはず。これまで,「Dead Orbit」「Seven Seraphs」「Orisis」といった新作タイトルらしき商標登録を行っているBungieだが,このStarsideは初登場。果たして新作タイトル,もしくはゲーム世界の名称なのだろうか? Bungieの沈黙が破られるとき,我々はそれを知るはずだ。
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Halo: Reach
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