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[TGS 2012]すでにバッチリ日本語化されていた「DUST 514」のプレイアブル版に挑戦
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印刷2012/09/24 20:33

プレイレポート

[TGS 2012]すでにバッチリ日本語化されていた「DUST 514」のプレイアブル版に挑戦

 広大な宇宙空間を舞台にした,PC用SF MMORPG「EVE ONLINE」の開発/運営で知られるアイスランドのCCP Gamesが,東京ゲームショウ2012のSCEブースに「DUST 514」の日本語版を出展していた。

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 「EVE ONLINE」の世界とゲーム内でリンクしたFree-to-Play型のPlayStation 3用FPSとして,世界中から注目されているDUST 514。今回,SCEブースではなくCCPのプライベートルームにて日本語版を遊ぶことができたので,その模様をレポートしよう。

 なお,今回の日本語版はTGSのために用意されたプライベートサーバーで稼働しており,SCEブースの試遊台とCCPのクローズドルーム,そして開発スタジオがつながっていたとのこと。

見てのとおり日本語版だ
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 ゲームは,MERC QUARTERと呼ばれる専用のSFチックな部屋から始まる。この室内にホログラフで投影される,インスタントバトル用(即席戦)の端末を操作することで,激しいバトルが展開されている戦場へと移動するのだ。今回の東京ゲームショウバージョンでは,「アンブッシュモード」(いわゆるチームデスマッチ)を体験可能であった。敵を発見次第,センターに捉えて射撃するだけ。より多くの敵を倒したチームが勝ちという,いたってシンプルなルールだ。

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 マップのロードが完了すると,現在行われている戦闘地域を見下ろしたトップビューのマップが表示され,プレイヤーの降下位置を選択できるようになる。降下するポイントを指定すると,次は使用する装備を選択する画面が表示され,これも選んだらいよいよ地上へと投下されるカウントダウンが始まる。ゼロになると同時に一人称視点へと画面が切り替わり,いよいよゲームスタートだ。

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 今回のビルドで登場したマップは,まるで地球の衛星である月のように,灰色の世界が広がっている。しかしいくつもの地上施設があり,この施設周辺では兵士だけでなく,軽車両や戦車といったビークルが入り乱れての,激しい戦いが発生していた。

 最初は操作方法を確認せねば! ということで,筆者が操作したときのボタンレイアウトを記述しておこう。

Lスティック:キャラクターの移動
Rスティック:キャラクターの視点操作
R1ボタン:射撃
R2ボタン:武器変更
L1ボタン:視点ズーム
L2ボタン:投擲武器の使用
×ボタン:ジャンプ
○ボタン:インタラクト
□ボタン:リロード
△ボタン:姿勢変更
L3ボタン:スプリント
R3ボタン:近接格闘
方向キー上:プレイヤーリストの表示
方向キー左:チャットボタン
方向キー右:ビークル要請
方向キー下:オーバービューマップ

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 といった感じだ。おおまかなボタンレイアウトは一般的な家庭用ゲーム機のFPSと大差ないが,武器チェンジをR2で行う点と,方向キーでプレイヤーリストの表示やビークル要請を行う点は,Dust 514ならではのレイアウトとなっている。ちなみに,[○]ボタンを押すことで使用できる“インタラクト”は,設置物や施設,ビークルをハッキングするために使う重要なボタンだ。

 まずはアサルトタイプの装備を選び,前線へと突撃したのだが,早々に出会ってしまった敵戦車にあっさり藻屑とされ意気消沈。と,そこへCCPのスタッフが装甲車両に長けた装備の選択をオススメしてきたので,さっそく使ってみることに。

 オススメされた装備のメインウェポンは,チャージショットが可能で,かなり重量がありそうな武器。実際に敵装甲車両に対して射撃してみたところ,ものの数発で破壊できた。その圧倒的な火力に酔いしれつつ,ふと「各種ビークルを搬送してくる輸送機(NPCユニット)も,これで墜とせるのではないか?」という考えが浮かんだので,実際に挑戦してみることに。ビークルを投入するべく上空から出現した敵の輸送機に対し,チャージショットを2回撃ちこんだところ,輸送機は墜落して爆発。これはかなり気持ちが良い光景だった。

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 ほかの装備も試してみようと思い,リスポーンのタイミングでミニガンを所持した装備を選択。重い武器を持っているため,移動速度は遅いものの,バリバリバリという炸裂音にも似た射撃音とともに射出される無数の弾丸が,敵をなぎ倒していく様は圧巻。脅威的な火力で敵を倒すことができるので調子にのっていたところ,後ろから接近してきた軽装甲車に気付かず,後方からの接触事故が発生(戦場なので事故ではないだろうが)。プレイ中は画面左上に表示されるレーダーをマメに確認し,索敵を徹底したほうがよさそうだ。


 今度は遠距離からの狙撃を得意とした装備を選択。前線の近くまで移動し,崖の上から索敵。発見した敵を[L1]ボタンでズームし,狙い撃つ……が,これがなかなか難しく,移動しながらでは照準が大きくブレる。試しに静止状態で射撃してみたところ,照準のブレ幅が少なくなり,さらにしゃがみ状態ではブレをかなり抑えることができた。しかし,それでも敵を倒せなかったのは,銃の性能ではなく,おそらく筆者の腕の問題だろう。

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 では最後にビークルを呼びだそう! と思った矢先,筆者の参加していたチームが敗北を喫する形でゲーム終了に。そのまま試遊時間もタイムアップとなってしまった。取材のためにいろいろと試していたとはいえ,もうちょっとチームに貢献していれば……と,悔やんだところで後の祭りではあるが。

 さて,実際にプレイしてみた感想だが,まだ開発途中とはいえ,かなり激しい戦闘が楽しめるゲームであった。表示される文字のローカライズだけでなく,音声もちゃんと日本語になっているあたり,CCPの本気度もうかがえる。今冬に実施が予定されているβテストを楽しみに待とう。

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