イベント
豪華声優陣のサイン入り色紙をかけて熱い対戦が繰り広げられた,「TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS」店頭“対戦”会にはプロデューサーの新妻良太氏も登場
“ドリームタッグマッチバトル”と銘打たれた本作は,2Dタイプの対戦格闘ゲームで,2対2のタッグマッチ形式でバトルを行う。前作に引き続き,竜の子プロダクションとカプコンのキャラクターが激突する夢の競演が見られるのはもちろん,ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用したオンライン対戦,新キャラクター追加といった新要素も盛り込まれている。
なお,本作での追加キャラは,タツノコサイドが「宇宙の騎士テッカマンブレード」からテッカマンブレード,「科学忍者隊ガッチャマン」からコンドルのジョー,「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」からヤッターマン2号の3人。カプコンサイドが,「DEAD RISING」からフランク・ウェスト,「ロックマンX」からゼロの二人で,合計5人となる。ただし,「タツカプCGoH」に登場したハクション大魔王は本作には出演しない。
テッカマンブレード(宇宙の騎士テッカマンブレード) |
コンドルのジョー(科学忍者隊ガッチャマン) |
ヤッターマン2号(タイムボカンシリーズ ヤッターマン) |
フランク・ウェスト(DEAD RISING) |
ゼロ(ロックマンX) |
なお以前「こちら」の記事でお伝えしたように,勝ち抜きバトルで3連勝すると,販促用のポスターがもらえたほか,15:30頃から行われたサプライズイベントへの参加権利(10名限定)が獲得できた。
すでに「タツカプUAS」が発売されて約1か月が経過していることもあってか,勝ち抜きバトルの参加者はかなりハイレベルなバトルを繰り広げていた。また,勝っても負けても体験プレイ終了後に帰る人は少なく,再び列の最後尾に並ぶ人が非常に多く,オフライン交流会さながらの,店頭“対戦”会という感じのイベントになっていた。
勝ち抜きバトルに参加していた猛者達にとっては,持ちキャラで参加したらそれこそコンボを無限に続けられる(?)であろうことから,イベントでは使用キャラクターをくじ引きで決定する形が取られた。
ルールは,カード2枚を引いてメイン/サポートキャラを決定(どちらをメインにするかは自由),コンボゲージMAX&バロックコンボあり,相手キャラはリュウ/春麗に固定というものだ(ステージ選択は自由)。試行回数は2回でスコアの良かったほうを採用し,コントローラはWiiリモコン/クラシックコントローラPro/アーケードスティックから自由に選択できる。ちなみに,ゴールドライタン/PTX-40Aを引いた場合は,当然ながらパートナーはなしとなる。
結果としては,モリガンを使用したプレイヤーが,ダークネスイリュージョンを絡めたコンボを決めて優勝した。
イベント終了後,わずかな時間ではあるが新妻氏に話を聞けたので,最後にミニインタビューの模様をお届けしよう。
4Gamer:
「タツカプUAS」の体験会は久々となりましたが,今回は,発売から1か月後という,体験会としてはあまり類を見ない時期に開催したのはどうしてでしょうか?
本作では,ニンテンドーWi-Fiコネクションでのオンライン対戦に対応していますが,やはりゲームセンターや友達の家に集まってワイワイ盛り上がれるような,対戦格闘ゲームのアツさっていうのもあると思うんです。
以前からユーザーさんにご意見をいただいていて,また僕らも何かしらの形でやりたいと思っていました。イベントを行うことで少しでも盛り上がればとの思いから,今回は店頭体験会という形で実施させていただきました。
4Gamer:
「タツカプUAS」は,海外版の逆輸入という形で日本で発売されましたが,どういった経緯で実現したのでしょうか?
新妻氏:
元々は海外向けタイトルなので,国内で出す予定はなかったんですね。ですが,ここまでキッチリ作った物なので,日本のユーザーさんにも遊んでもらいたい,という思いがありました。
ユーザーさんから「日本で出してほしい」との声が多く,社内でも「どうにかして日本でも出せないか」という盛り上がりがあったんです。海外版なのでボイスも全部英語だったんですが,原作の声優さん達に収録していただいて,発売することができました。
「タツカプ」を支えてくれているユーザーさん達,また社内スタッフが原動力になったことは,非常に嬉しかったですね。
4Gamer:
今後,今回の体験会におけるコンボバトルのような,切り口の違った企画で,実施してみたいものはありますか?
新妻氏:
そうですね。コンボバトルのような形も面白いとは思いますね。純粋な対戦格闘だけじゃなくて,別なところで競い合ってもらうというのは,考えていきたいです。
4Gamer:
「タツカプUAS」でのターゲット層は,前作に引き続き若いゲーマー層に加え,ファミリー層を狙っているところもあるのでしょうか?
新妻氏:
国内では人気の「ヤッターマン」から入っていただく,というのはありますね。次世代ワールドホビーフェアにも毎回出展させていただいているんですけど,親御さんがやっても分かるし,お子さんもヤッターマンで分かりますから,現場で「もう発売されていますか?」といったお問い合わせもいただきました。僕らとしても,前作はそういうコンセプトで作ったので,届いた部分もあるかな,という風に考えています。
今作はもうちょっと,いわゆるメインのターゲット層であるゲーマーさん側に寄った感じで,対戦格闘ツールとしての部分を少し濃くした感じで提供したところがありますね。
4Gamer:
なるほど。オンライン対戦などは,確かにゲーマー寄りの要素といえますね。
新妻氏:
そうですね。やはりお子さんと親御さんであれば家で一緒にできますが,同年代で一緒に遊ぶ人が近くにいないという方には,ネットワーク対戦が必要になってくるでしょうから。より盛り上がってほしいという意図があったので,我々が場を用意するのは必須だと考えていました。
4Gamer:
4月4日には「ストリートファイターIV」の全国大会がありますが,今後「タツカプ」で大会が開かれるといった展開の予定はありますでしょうか?
新妻氏:
ぜひともやりたいんですけどね。海外ではVSシリーズがかなり人気で,ありがたいことに賞をいただいたりしています。国内でも次の展開があれば,何かやれることはないだろうかと,いろいろ考えています。
4Gamer:
最後に,まだ「タツカプUAS」を購入していない人に向けて,メッセージをお願いします。
新妻氏:
本作は対戦格闘ゲームですが,簡単に技が出せる「かんたん操作」であったりチェーンコンボであったりと,初心者の方でも遊べるようなシステムを用意しています。1本あると,ちょっとした時間でも楽しく遊べるゲームだと思います。値段も前作より安く,4000円以下で遊べるようになっていますので(笑)。
慣れてきたら,全世界のユーザーさんとオンラインで対戦もできますので,お手に取っていただければ幸いです。
4Gamer:
ありがとうございました。
- 関連タイトル:
TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS
- この記事のURL:
キーワード
(C)Tatsunoko Pro duction (C)SOTSU・Tatsunoko Production
(C)2005 TATSUNOKO Pro./KARAS Committee.ALL RIGHTS RESERVED
(C)CAPCOM CO., LTD. 2009, (C)CAPCOM U.S.A., INC. 2009 ALL RIGHTS RESERVED.
「タツノコVS. カプコン」は一部(株)竜の子プロダクションの許諾を受けて、カプコンが製造・販売するものです