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ラストウィンドウ 真夜中の約束
  • 任天堂
  • CING
  • 発売日:2010/01/14
  • 価格:4800円(税込)
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読者の評価
85
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ラストウィンドウ 真夜中の約束

ラストウィンドウ 真夜中の約束
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発売元・開発元
発売日 2010/01/14
価格 4800円(税込)
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このゲームの読者の評価
85
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  • Pages: 1
  • 自分で動かす、次世代小説的な。 85
    • 投稿者:ゆのひと(男性/30代)
    • 投稿日:2010/01/31
    良い点
    ・売りは"中身"
    実にシンプルなインタフェース。基本的にプレイヤーの操作は移動、調べる、話す、持ち物、メモぐらいで、たまにタッチパネルを使ったミニゲームがある程度。
    外見に当たるこれらの要素は、おそらく"中身"を引き立てるために、あえて控えめに落ち着いているのだろう。

    主人公は普段あまり自宅にいることがない。知らない間に取り壊しの決まったアパート、その中で改めて(今更)出会う人々は、誰も適当ではなく根本からしっかりとした設定、性格付けが行われていて、ただのモブキャラは一人もいない。
    話を進めて行くにつれて、ただ単に同じアパートに住んでいるだけだった人たちの魅力や人物像が明らかになってゆく。
    もちろん主人公のカイルにも、ただ単なる操作キャラにはとどまらない魅力を感じられるようになっていく。

    基本的にストーリーは、小さな伏線を元に周囲の人々の持つ小さな謎を解き、次第にそれは作品全体の大きな伏線となり、大きな謎へ迫ってゆく…という形になる。
    ただ単純に伏線をため込むのではなく、小さい謎が少しずつ解けて、かつ新しい謎が出てくるというプレイヤーを飽きさせない展開になっている。
    話を読み解き、少しずつ核心に迫っていくのを実感できるため、なかなか止め時が見つからない。「先が気になる」の気持ちがおさまらないからだ。

    ・キャラクターの魅力を引き立てるグラフィック
    単純に綺麗な絵というのではなく、鉛筆描き風の絵がアニメーションする。
    それはただ単に雰囲気を作るだけでは終わっていない。
    決してコマ数は多くないそのアニメーションには、キャラクターの動作や表情がしっかりと描かれていて、喜怒哀楽や態度、リアクションを見ることが出来る。
    キャラクターそのものがしっかりと作られているだけでは得られない魅力を、この作品の登場人物は一人の例外もなく獲得している。

    ・難易度はやさしい
    ミステリー物ADVとしての、ゲーム的な難易度はあまり高くない。
    時たまプレイヤーの推測を元に答えなければならない質問が出てくるが、それはそこまでに現れた伏線をたどることで答えられる。決して無理な質問はなく、「これはもしかして、こういうことなのか…?」と考えながら進めていれば特に間違いなく進めることが出来るようになっている。
    DSの持ち方からして、動かす小説のようなものを目指しているように思うことも含めると、ADV的な選択肢やミニゲームは、物語の理解を促進するために用意されているのではないかと思う。
    また、たとえゲームオーバーになっても、そのミスの取り返しがつく時点までしか戻されないようになっているため、選択肢や調査を誤っても、たとえ謎解きが上手でなくても、何度かやり直すことで進められるようになっている。

    ・おまけの"小説"で話を振り返ることが出来る
    章立てで進むこの作品は、その章が終わると、とある人物が書いた小説という形で綴られるようになっている。中身は本当に小説風で、文字だけが並ぶ。ゲーム中でいくつか自由に選ぶことの出来る選択肢も内容に反映され、ストーリー上の流れは自分がたどったそのままが書かれるようになっている。
    各巻(章)末には、袋とじという形で、主人公の人物像を、主人公の周囲の人物へのインタビューという形で知ることが出来る。そして、主人公の人物像に迫るという形で、その次の章の謎解きのヒントが書かれている。
    全部終わってからまとめて袋とじを開封する、なんていう楽しみ方もできるし、困ったときのヘルプにもなる。
    悪い点
    ・移動の不満
    実際に主人公が移動しているという設定もあって、マップ上での移動速度が控えめ。そこそこ広いアパート内を歩き回らなければならないので、もうちょっと速くてもよかったかも。

    ・ミニゲームにヒントが足りない
    DSの機能を使ったギミックも多く、初見では「その発想はなかった」と言いたくなるギミックもある。凝ったものは袋とじにヒントがあったようだが、自力で気づくまでに結構悩むことに。
    また、ギミック抜きの普通のミニゲームにも発想の能力を求められるものがあり、うまく思い浮かばないと、謎解きではスムーズに進められるようになっているのに、ミニゲームで時間を取られる、なんてことも。

    ・若干、前作のネタバレ要素がある
    前作プレイ済みなら問題ないのだが、この作品を機に前作にも触れてみよう、という人に問題になるかもしれない。
    ほんの数名、登場人物の紹介で触れられたり、前作での出来事を振り返る程度なので、人によってはむしろ、その紹介を元に前作を楽しむことができるかも。

    ・ボリュームは控えめ
    そこそこ時間をかけて、およそ10時間ほど。
    もともと、やりこむタイプのゲームではないので、自分は前作の経験もあり承知の上で充分満足したが、人によっては不満を感じるかもしれない。
    総評
    丁寧な設定と展開で、飽きさせない作品でした。
    基本的に前作抜きでも楽しめると思います。ですが、この作品をプレイする前・後を問わず、前作も合わせてプレイすると、より楽しめると思います。
    ゲーム経験を問わず、万人にお勧め出来るタイトルです。
    プレイ時間
    5〜10時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 3 5 3
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