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[インタビュー]新プロジェクト“怪綺的異類交遊ミステリ”「STRANGE EDEN」制作秘話――異世界を形にしたクリエイターたちの挑戦とは

 THINKRがおくる新プロジェクト「STRANGE EDEN」が注目を集めている。本作はヒトと異形の出会いを軸に,街が秘める謎に迫っていく「怪綺的異類交遊」ミステリ。豪華クリエイター陣が多数参加し,オリジナルMVやボイスドラマで物語が展開される。

 今回4Gamerでは,独自の世界観を作り上げる制作陣に話を聞いた。ストーリーやビジュアルなどがどのように作られているか,また本記事で初公開となるキャラクターの話などもたっぷりお届けしていこう。

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■インタビュイー
プロデューサー:全体の方向性やクリエイティブの監修など総括。
三田 誠氏:世界観設定およびシナリオ原案,監修を担当。
小路さこ氏:キャラクターデザイン・メインイラストレーション・イラスト監修を担当。
竹之内 雛氏:脚本およびシナリオ監修を担当。





「STRANGE EDEN」誕生の裏側と,
豪華クリエイター集結の理由


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。まずは本プロジェクトの立ち上げの経緯について教えてください。

プロデューサー:
 最初に弊社(THINKR)内で「女性をメインターゲットにしたプロジェクトを始めよう」という話が持ち上がりました。女性層に,THINKRに所属しているアーティストや“THINKRらしい”音楽やクリエイティブに触れて,知っていただく機会を作りたいな,と。

 そこで,弊社代表がかねてから親しくしているグラフィックデザインを中心としたクリエイティブチームのBALCOLONY.さんと一緒に何か作ろうということになりました。MV映像以外で皆さんの目に入るものは,現在もほとんどBALCOLONY.さんにご協力いただいています。

※株式会社THINKRは,花譜をはじめ多数のバーチャルアーティストが所属する「KAMITSUBAKI STUDIO」の運営のほか,次世代のエンターテインメントやオリジナルIPの創造・プロデュースを行う企業だ

4Gamer:
 公式サイトもすごくおしゃれな作りですよね。では,今日お集まりいただいているクリエイター陣については,どのような経緯で起用が決まったのでしょうか。

プロデューサー:
 最初にお声がけしたのは三田先生(三田 誠氏)でした。キャラクターIPを立ち上げるにあたり,骨組みのしっかりしたものを作りたいと考えたためです。そこで信頼と実績のある方にお願いしたいと考え,ご依頼しました。

※三田 誠氏は,「ロード・エルメロイII世」シリーズ,「レンタルマギカ」「Fate/Grand Order」のイベントシナリオなど多数の作品で知られる

4Gamer:
 となると,お声がけされた当初はどういった内容のプロジェクトになるかは,まだ決まっていない状態だったんですか。

三田 誠氏(以下,三田氏):
 そうなんです。そこで,どういったボリュームや速度,媒体で物語を展開したいかをお聞きし,「こういう形なら,こんな話ができますよ」と,過去から現代にかけての流行も踏まえつつ,5つから7つくらいアイデアを出しました。

プロデューサー:
 最初はカウンセリングをしていただいているような雰囲気でしたよね(笑)。先生はとても長い間活躍されていて知識量も豊富なので,そのご経験や優れたセンスにものすごく助けられています。

4Gamer:
 それでは,イラストとシナリオのお二方についてはいかがでしょうか。

プロデューサー:
 小路さんはBALCOLONY.さんが挙げてくださったイラストレーター候補の中にいらっしゃったのですが,以前別の現場でお仕事をご一緒したことがあったんですよ。そのときもすごく素敵なイラストを仕上げてくださったし,やり取りでも信用のおける方だったので今回もお願いすることになりました。
 また,シナリオの竹之内さんも別のプロジェクトでご一緒したことがあり,個人的なやりとりの中で今回の話をさせていただきました。すると「ぜひ参加したい」というお返事をいただいたんです。

4Gamer:
 そうなんですね。あとでまた詳しくお聞きできればと思いますが,いわゆる女性向けのコンテンツは,ゲームやアニメのほか,昨今はこうした“YouTube原作”とも言えるプロジェクトが多数ありますよね。本プロジェクトもこの展開を選ばれたことに理由はありますか。

プロデューサー:
 やはりTHINKRといいますか,KAMITSUBAKI STUDIOが最も得意としている領域だからという理由が一番大きいです。
 弊社にはYouTubeなどのインターネット上で観られる映像やクリエイティブに関する知見がありましたので,そこを活かしつつ新しいターゲットに向けて良いものを作ろうと考えました。
 基本的に本作では,YouTube上のドラマに加え,楽曲にMVをつけて多くの方に気軽に観ていただくところに力を入れていきたいと思っています。

4Gamer:
 では,そうした発表形式も含めて世界観を決めていかれたのでしょうか。

三田氏:
 そうですね。ボイスドラマはYouTubeで映像を使って届ける形になるということで,THINKRさんはそういうスタイルが得意だと聞いていましたし,同社が運営されているKAMITSUBAKI STUDIOの「神椿市建設中。」も独特で魅力的な街を作られていました。
 そこで,その伝統を受けた世界観を作り,「面白く恐ろしい街」に仕立て上げて,街そのもののファンができるようなものにしたいなと。この場合の「恐ろしい」は,「美しい」と同義でもあります。

プロデューサー:
 キャラクターは基本的に私と竹之内さんと小路さんで作っていて,彼らを活かす方法や,この世界の面白さをどう作っていけばいいかを三田先生に相談しています。

三田氏:
 それぞれの物語の原型やキャラクターの初期配置などの基礎部分をお手伝いしつつ,僕は皆さんが存分に力を発揮するための器,街や組織を作るというところに注力しました。

4Gamer:
 なるほど,まさに三田先生が創造神というわけですね!

プロデューサー:
 三田先生が最初に「光あれ」と言ってくださったので,この世界があるんですよ(笑)。


人間と人ならざる存在“エコー”が物語を繰り広げる
「STRANGE EDEN」の世界観とは?



4Gamer:
 具体的な世界観について教えてください。

プロデューサー:
 本作は,怪綺的な現象が頻発する架空の都市「ミイツ市」が舞台です。そこには人間と人間ではない存在「エコー」がいて,その交流や絆,ぶつかり合いなどの関係性をメインに描く物語です。

4Gamer:
 先ほど三田先生との話し合いの中で世界観を決めていったというお話でしたが,その際のエピソードはありますか。

三田氏:
 比較的初期から,プロデューサーとの話の中で「異形と人間の話をやりたい」というアイデアがあり,これが主軸になりそうだなと感じていました。
 僕は過去に「魔法使いの嫁」のスピンオフをやらせていただいたのですが,それがまさに異形と少年の話で,それなら異形と青年の話もできるだろうと。そこでひとつの大きな街を舞台にし,その街で生きるいくつかのペアを作って,彼らの交錯する物語を楽しんでもらえれば……という大枠を練っていきました。

4Gamer:
 なるほど。おそらくこの記事で初めて「STRANGE EDEN」を知る方も多いかと思うので,このあたりに注目してほしい! といった点があれば教えてください。

竹之内 雛氏(以下,竹之内氏):
 STRANGE EDENは,先ほど話に出た「異形と人間」という部分を非常に大切に扱っています。まったく違う存在が出会ってしまうとどうなるのか。それぞれのペアが異なった関係値を構築し,辿り着く結末も異なっているので,そこを追っていただく楽しみがあると思います。
 また,物語が進むにつれて変化する関係値にも注目してほしいです。

4Gamer:
 いいですね。ちなみに,聞き手であるユーザーは世界観の中に何らかの存在として登場するのでしょうか? それとも,映画や小説を楽しむような神視点という感じなのでしょうか。

プロデューサー:
 後者です。YouTubeという媒体を選んだのもあり,そのスタイルがベストだろうと判断しました。ゲームなどのように「自分」がその世界にいるという没入体験を作るのは難しいため,登場人物同士の関係性に重点を置き,見る側が受け取る感情の情報量を補いました。
 キャラクターづくりのときも,個人というよりは「こういう関係の2人」という視点から出発しましたね。あくまでもそれぞれのペアなどのやりとりをとおして,十分楽しんでいただけるよう描いていきます。

4Gamer:
 三田先生が「魅力的な街を作る」とおっしゃっていたことも印象的でした。その点についてはいかがでしょうか。

プロデューサー:
 公式サイトにも掲載していますが,ミイツ市全体の地図を作りました。三田先生から各区の特色を頂戴して,それを基に「この区は歴史的にこういう成り立ちがある」「エコーと結びついた人間たちの力によって発展していった街は少し変わっている」など,街の発展や成長も見えるといいなと思いながら作っていったんですよ。

4Gamer:
 世界観に奥行きが生まれますね! また,プロジェクトのキービジュアルの中央にいるのは由良野千里と橘 孝星ですが,この2人はどちらも大学生なんですね。

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プロデューサー:
 はい。ただ,彼らが作品の主人公やメインというわけではなく,あくまでも“センター”というイメージです。

三田氏:
 わりと初期のころから,男性向けゲームにおける女性キャラクターと,女性向けゲームにおける男性キャラクターのセンターとの違いみたいな話はしていましたよね。
 こういう場合,少し隙があって感情移入しやすいキャラクターがメイン的ポジションになるのではないかと思いました。この作品に関わる前に,友人の朝霧カフカさん(「文豪ストレイドッグス」ほか)と,どんな風に作品づくりをしているか話をしたりしていたのが参考になりました。

4Gamer:
 それは興味深いですね! 私も三田さんの講義を受けてみたいです(笑)。

小路さこ氏(以下,小路氏):
 キャラクターデザイン面でお話ししますと,ストーリーのコンセプトとして複数のペアが登場するので,「2人が並んだときに一番美しくなるバランス」を強く念頭に置いて作り始めました。顔立ちや色味,服装の種類も含め,そのペア特有の調和と違和感を両立したいなと。
 ビジュアル面に関しては,かなり裁量大きめに任せていただいていたので,全キャラほぼ決め打ちでデザインをご提案しました。

プロデューサー:
 でも,ほとんどリテイクはなかったですよね。一部のキャラでちょっと髪型を変えたり,少しだけ着替えてもらったりする程度で。

小路氏:
 はい,本当にありがたかったです。デザインをしながら彼らの生い立ちなどもお話ししていく中で,「このキャラクターはこういう生活をしているから,こんな着こなしを好んでこういうブランドの服を着ているはず」といった要素や,髪質,筋力,表情筋の動きなども細かくイメージしているので,ビジュアルと彼らの内面は,かなり密接に関係していると思っています。

4Gamer:
 すごいです。プロフィールには無いのですが,キャラクターには年齢の設定もあるのでしょうか。

プロデューサー:
 今は非公開ですが設定はあります。キャラクターデザインで一番最初に決めたのは身長や体重でしたね。名前よりも先に考えていました。

小路氏:
 当初,「このペアはこういう体格差がいいと思います」といった話もしていましたよね。身体の厚みによって似合う服も,声質も変わりますし。

三田氏:
 身長差と肩幅の広さは関係性を表しますしね(笑)。

4Gamer:
 たしかに。人間のほかに「エコー」と呼ばれる人ならざる存在が登場するのも本作の魅力ですが,こちらのデザインについてもお話いただけますか。

プロデューサー:
 エコーのデザインは鳥住ヨモさんにお願いしましたが,これも本当に素晴らしいんですよ。最初はエコーも小路さんにデザインしていただこうかと思ったのですが,もっと適役がいると紹介していただきました。
 妖怪や伝承を取り入れたデザインがめちゃくちゃかっこよく,それだけでも大満足だったのですが,鳥住さんのほうから「異形度を強めた別案があるんですが……」と提出いただいたデザインがさらに良くて。BALCOLONY.さんと相談する中で,全体のバランスを見つつそちらを採用させていただいたりもしましたね。

小路氏:
 まさに,ヨモさん作画の人外にしかできないデザインですよね。一緒に参加していただけて本当に嬉しいです!


人間とエコーのペアは5組!
それぞれの関係のエモさはどこにある?


「この秘密だけはお前に暴かれないように。」――
紫教区組,由良野千里(CV:吉川幸宏)と橘 孝星(CV:佐藤悠雅)の関係は?

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◆それぞれの性格と関係性について

竹之内氏:
 2人はミイツ市の大学生で幼馴染です。千里は負けず嫌いで効率的なことを好むキャラクターです。基本的にロジカルな考え方をするのですが,根は素直で優しいので,人の感情に寄り添った正しい行動を取ることができます。推進力と漢気もあるので,自然と周りに人が集まってくる人望が厚いタイプですね。

 一方で,孝星は冷静で落ち着いたキャラクターです。しかし中身は意外と情熱的で頑固。顔が整った“イケメン”キャラで周りから注目されるのですが,コミュニケーションが不得意なので,高嶺の花といいますか,意図せず距離を置かれてしまうタイプです。

4Gamer:
 なるほど。では,2人の関係性はどのようなものですか。

竹之内氏:
 親友なのですが,四六時中一緒というわけではなく,それぞれが割と自立して行動しています。片方が一方的に寄りかかることはなく,いいバランスで支え合っている関係ですね。

 余談ですが,2人は考え方が違うので意見の食い違いもあり,ちゃんと喧嘩もします。
 その場合は,千里が折れることがほとんどです。それは孝星のためというよりは,孝星を説得する時間を考えると折れて妥協点を探した方が効率的,という判断です(笑)。

◆キャラクターデザインについて

小路氏:
 いい親友同士という関係ですが,ビジュアル面では真逆の要素を押し出そうと思いました。服装や髪色などは意図的に補色を置いているため,色調反転するとお互いの色味になるくらい真逆なカラーリングになっているんですよ。
 また,明度やシルエットの重心などもそれぞれ逆になるよう設計しています。

 顔立ちについても,キリッとした王子様系なお顔と甘めのお顔とにして,色合いも含めて2人が並んだときに美しいバランスになるように意識しました。

4Gamer:
 本作はファンタジー寄りの世界観ですが,服装のリアル感についてはどう考えられましたか。

プロデューサー:
 日常の中に非日常が潜んでいるかもしれないというシナリオなので,BALCOLONY.さんとも相談して,人間キャラクターは現実のファッションとかけ離れすぎないようにしました。エコーはそれと差をつけて少し浮世離れした感じにして,見た目でもペアでの役割が分かるようにしたいなと。

◆人間&エコーの姿のビジュアル
複数の人の手を持つ虎のような姿をしている千里
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◆初公開◆制作陣が語るここだけのキャラ小ネタ
「喧嘩したときに面倒くさそうなのは千里くんかも。理詰めで来るので……」(竹之内氏
「孝星くんの趣味が釣りなのは,1人でできるものだからです。ゲームも2人で遊ぶものなら千里くんが相手してくれますが,それ以上の人数のゲームはできないかも」(プロデューサー





「カミサマ,だからオレはニンゲンが好きだ。」――
藍雲区組,慈樹修一郎(CV:高橋英則)と瑠何(CV:小松昌平)の関係は?

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◆それぞれの性格と関係性について

竹之内氏:
 慈樹はとある教会の聖職者で,絵に描いたようにしっかりした真面目な人です。作中で一番の堅物と言ってもいいくらいなのですが,そこに自由奔放で謎めいている瑠何という,言い方がおかしいかもしれませんが“ギャル”のような子が押しかけてくるんです。
 あえてこの2人の関係性を言い表すとしたら,ラブコメなんですよね。

4Gamer:
 このビジュアルでですか!?

竹之内氏:
 はい(笑)。「うる星やつら」や「ズートピア」を合わせたような関係性と言えば伝わりやすいでしょうか。しっかりしていて真面目なキャラクターのもとに,正反対の性格のキャラクターが押しかけてくるところから始まる関係です。
 実際に脚本を書いているときも,ある意味いちばん安心して見ていられる2人だなと思いました。

4Gamer:
 意外ですが,そう聞くと一気に親しみが湧いてきました。とはいえ,瑠何は人間ではなくエコーなんですよね。

竹之内氏:
 瑠何の特徴でもあるのですが,彼はエコーの中でも特に人間との生活にうまく溶け込んでいて,深夜のコンビニにもいそうなタイプです。ほかのエコーは売り場で迷うことがあっても,彼は迷いません。ただし,余計なものを「いいものがあったよ!」と言って買ってきたりします(笑)。

プロデューサー:
 人間の世界や感覚にどれだけ馴染んでいるか,彼らのキャラクター性を理解するために,エコーのキャラクターはそれぞれ「おつかいができるかどうか」を考えたりしました。

三田氏:
 「はじめてのおつかい」はキャラクター性が出ますよね(笑)。

プロデューサー:
 そうですね。みんな個性的です(笑)。
 ただ,人間らしさが行きすぎないようにするというこだわりもあります。ボイスドラマ#5のとあるシーンでは「悪魔の囁き」を意識しながら制作しました。真面目な神父様とのコンビなら,遊びも誘惑もなんでも知っている「悪魔」的なキャラクターが王道だろうという組み合わせです。


◆キャラクターデザインについて

小路氏:
 お互いにちゃんとコミュニケーションを取れる2人ですが,見た目の第一印象では「この2人がペア?」というくらいのチグハグ感を出したいと考えました。慈樹くんは聖職者らしいシックな服装な一方,瑠何くんはいくつものファッションジャンルがごちゃまぜになっていて,色合いもネオンカラーの鮮やかな印象を前面に出しています。顔立ちの要素も真逆ですね。

 そんなチグハグ感があっても調和を同時に感じられるように,2人に使っている色の彩度と暗さの最大値は揃えているので,並ぶと案外しっくりくるかなと思います。
 余談ですが瑠何くんの服装は一見はちゃめちゃでも,ネオンカラーを度外視すると意外とエレガントなスタイリングになっています。

◆人間&エコーの姿のビジュアル
エコーの姿の瑠何は,登場するエコーの中でもひときわ大きく異質な風貌
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◆初公開◆制作陣が語るここだけのキャラ小ネタ
「瑠何が最近買ったものの中で一番気に入っているのは食べられるシャボン玉」(竹之内氏
「慈樹の高校時代の部活は弓道部。生徒会にも入っていました」(竹之内氏





「すくいあげたのは傷だらけの産声。」――
橙骨区組,卯月雛太(CV:堀江 瞬)と桜仁(CV:前野智昭)の関係は?

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◆それぞれの性格と関係性について

竹之内氏:
 雛太は作中で唯一の高校生です。いろいろな事情があって,弟や妹の世話をしながら勉強している頑張り屋さんですね。絵を描くことが好きです。
 自分のことを犠牲にして家庭と学業を両立していて,なりたくてなったわけではないけど“しっかり”するようになってしまった子です。何かをしてもらったとき,感謝よりも先に申し訳なくて謝罪してしまうタイプです。基本は明るいけど,ふとした瞬間に子どもらしくない一面が見えるというか。

 桜仁はかなりどっしりと構えた人で,雛太がバイトする骨董店「深染堂」の店主をしています。エコーの中でも年長のほうで,すべてを受け止めてくれるような安心感と包容力があります。一方で長く生きている存在なので,時間の捉え方が人間とズレていて,すごくマイペースなんです。

4Gamer:
 関係性はいかがですか。

プロデューサー:
 この2人は「子育て」というイメージでしょうか。とはいえ桜仁さんのマイペースに,雛太くんが振り回されるような関係です。凸凹コンビですが,奥には優しさと寂しさがあって,雰囲気で言えば「ジブリ」をイメージしてもらえると分かりやすいと思います。
 キャラクターデザインにも関わる話ですが,年齢的にも体格的にも一番差が大きく,イメージも「今と昔」を表した2人かもしれません。

◆キャラクターデザインについて

小路氏:
 いまプロデューサーがおっしゃったように,あらゆる点での見た目の差が大きいですよね。でも関係値的にはお互いを理解し合っている状態なので,色味の調和は意識的にやっています。雛太くんはオレンジ系,桜仁さんは反対のブルーグレーをメインに置きつつ,2人とも少しくすんだアースカラーをベースにしてバランスを取っています。

 桜仁さんは和装に見えますが,古くなりすぎないようにバックキャッチのピアスを着用していたり,日常的な着脱もしやすいよう,プリーツズボンに巻きスカートを合わせるといった現代的アレンジになっています。

4Gamer:
 雛太くんの制服のサイズがあまり合っていないのは,もしかして買い替えられないからだったりしますか……?

プロデューサー:
 そうですね。成長を見越して大きめのを買ったけど,思ったより身長が伸びなかったんだろうなという(笑)。

◆人間&エコーの姿のビジュアル
エコーの姿の桜仁は,後ろの手が動くという
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◆初公開◆制作陣が語るここだけのキャラ小ネタ
「雛太くんは,生活は豊かではないけどおしゃれはしたいので,買える範囲で手に入れたピンバッジをつけて制服のアレンジをしています。ピアスも自分で開けたのかも……」(小路氏
「桜仁さんは見た目に反して結構柔軟な考えを持っているところもあって,雛太から現代の学生の事情などをよく教えてもらいます。雛太の弟や妹もときどき深染堂に遊びに来ますが,子どもには不思議と好かれる存在です」(プロデューサー





「永遠が,貴方を待っている。」――
赤豪区組,荊緋嵐(CV:小笠原 仁)と咬(CV:義村 優)の関係は?

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◆それぞれの性格と関係性について

竹之内氏:
 緋嵐は巨大財閥の有能な御曹司ですが,性格は作中で最も苛烈です。厳しく高圧的で,周りの人を見下しているところがありますね。部下を道具のように使ったり,簡単に入れ替えたりするんです。セリフを書くときは優しさや甘さを入れないよう,刺々しさを意識しています。
 ただ彼にもいろいろな事情や苦しい経験があり,弱みを見せたくないタイプで,ある目的を果たすために彼なりの努力をしているんです。

 一方の咬は非常に寡黙で,何を考えているのか分からないタイプです。「実は美しいものが好き」なのですが,それ以外に何もないんですよ。この手のキャラクターだといろいろな含みを考察したくなりますが,彼の場合はそれ以上でもそれ以下でもありません。

4Gamer:
 なるほど……! ある意味動物的なイメージでしょうか。

竹之内氏:
 そうですね。落ち着いた見た目ですが,エコーとしてはとても若いほうです。才能はありますが赤ちゃんみたいなものなので,感情や欲求の発露が単純なんですよね。
 それから,ほかのキャラクターは公式サイトの説明文に伏字がありますが,彼だけはないんです。隠すことがないので。嘘もつかないですね。きっと緋嵐にとっても初めて出会うタイプなのではと思います。

三田氏:
 蛇口やレンコンなど気に入ったものを蒐集するのも,子どもがきれいな石を持って帰るような感じですよね。そういう純真無垢なことを,もっと力の強い存在がやったらどうなるか……というところが原点にあるキャラクターです。

プロデューサー:
 関係性のテイストとしては香港映画でしょうか。ちょっと治安が悪いイメージの……。咬くんは緋嵐くんのボディーガードなので2人は雇用関係にありますが,お互いに利用し合っているようなところもあり,そこはキャラクターデザインにも大きく影響しています。

◆キャラクターデザインについて

小路氏:
 このペアは「雇用関係」という前提条件で,きちっとしたスーツ系でお揃いにしようと思いました。咬くんはジャケットを肩掛けにして,パッと見たときに威圧感が出るよう上半身をさらに大きく見せています。サングラスとカラーチップにあしらった牙で目元を挟み込む形で,「蛇の口」になるような表現も行っていますね。

 緋嵐くんはもともと細身な上に,意識的にタイトなシルエットを作っています。自身を過度に飾り付けるタイプではないので,彼のある種のストイックさも感じさせたくてアクセサリー類もミニマル寄りの形状に抑えています。

 咬くんが身につけているものは,自分で選んだわけではなくすべてオーダーメイドの支給品です。でも気に入らない装飾があると勝手に取り外してしまうので,緋嵐くん側から「じゃあもう好きなものを選べ」と提示された数ある選択肢から手に取ったブローチを着用しているイメージです。
 この2人は体格と関係性の対比として,色相面では赤と緑の補色,明度構成面では白と黒という強いコントラストをつけています。

◆人間&エコーの姿のビジュアル
たくさんの顔があるヘビだが,目だけがないデザイン。人間の姿になって初めて視力を得た?
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◆初公開◆制作陣が語るここだけのキャラ小ネタ
「全キャラクター中,アクセサリーを含めて一番高額な服を着ているのはおそらく緋嵐くんです。でも,桜仁さんの衣装もどんな値がつくのか分からないですね」(小路氏
「咬くんは蛇口やレンコンなら何でも好きなわけではなく,クリティカルヒットしたお気に入りが,とある蛇口,とあるレンコンの断面,そして緋嵐だった,というイメージ。手に入れること,眺めることが目的なので手入れすることは頭にありません」(プロデューサー





「心臓が、この掌で透き通る。」――
青灯区組,由良野道貴(CV:長岡龍歩)と鱗(CV:土岐隼一)の関係は?

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◆それぞれの性格と関係性について

竹之内氏:
 道貴は最初に紹介した千里のお兄さんです。医師として働いていて,笑顔が爽やかで人当たりの良い人ですね。頼り甲斐があって,スマートに手助けをしてくれるような,自然と周りに好かれる理想的なお医者さんというイメージです。いい意味でフラットなキャラクターと言えるかもしれません。

 そんな彼が一緒に暮らしているのが鱗なのですが,鱗もエコーの中ではかなり年配のキャラクターになっています。彼は人間生活でできないことが多いので,普通に過ごせるよう道貴がフォローしています。
 鱗も1人でおつかいに行くことはありますが,人間界からは一番遠いキャラクターなので,「ネギ買ってきて」って言われてニラを買ってくるみたいな(笑)。

プロデューサー:
 今の道貴くんがどうしてこういう人間になっているかに鱗くんが関わっていますが,なぜこの2人がこういう関係になったのかはお楽しみに……というところです。
 イメージとしては「深海」で,謎も多いですしストーリーの根幹に関わる部分になると思います。

 どのペアも人間とエコーの関わり方がテーマにありますが,人間性が確立されるまでに“人間ではないもの”と深く関わったらどうなるのか? というところにこの2人の面白さがあるのかなと。

◆キャラクターデザインについて

小路氏:
 この2人がある意味一番日常生活で仲が良いし,関係性も2人で完結しているんですよね。「ずっと2人一緒だね」というような。そして先ほどもあったように「海」にまつわる形で,白浜や波,水面,という色感イメージも強いです。なので,色調は「クリアで清潔感のあるトーン」で揃えることを念頭に置いています。

 一方で,鱗くんのほうに唐突なメタリック質感を入れるなど,素材感や着こなしを異なるものにしています。色相設計はかなり意識的にやったところですが,一部の大きなズレで2人の関係性の調和と,ある種いびつな不協和音を表現できるように考えました。

 ちなみに,鱗くんの服は道貴さんのお買い物の際,一緒に購入しているものです。なので,ブランドは道貴さんの好きなもので揃えていますね。入っているロゴもまったく同じではないですが,きっと同じラインの服だろうなという感じです。しっかりとしたいい生地を使っています。

◆人間&エコーの姿のビジュアル
海洋生物と獣,人間の体が混ざりあった姿。複数ある目のいくつかは閉じられている
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◆初公開◆制作陣が語るここだけのキャラ小ネタ
「鱗くんはゲームの配信をしているのですが,一番人間離れして時間感覚もおかしいので,根性系のゲームも時間の経過を感じずに遊べてイライラしません」(プロデューサー
「道貴の鱗に対する感情はシンプルです。ただ鱗が幸せであればいいだけなので,鱗を幸せにできるなら,彼を支えるのも隣にいるのも自分じゃなくていいと考えています。非常に献身的な愛情です」(竹之内氏





楽園を気ままに闊歩する猫――
真夜(CV:重松千晴)はどんなキャラクター?

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◆性格について

竹之内氏:
 真夜はほかのエコーとは立場が違い,エコーによって作られた管理統制組織「存在規制局」の一員です。「レガシー」と呼ばれる存在の回収を指示したりするのですが,見た目はキュートでもかなり年上のエコーです。

プロデューサー:
 性質としても気ままな猫に近く,自分がかわいい自覚はありますが,当然のことだと思っているのでとくにそれを鼻にかけるタイプではありません。猫らしく自由なので面倒なことをしたくないし,言い回しがキツいときもありますが,嫌な子ではなく周りをしっかり見ている……というイメージですね。

三田氏:
 このキャラクターは当初から「猫でいきましょう!」と話していましたよね。

4Gamer:
 かわいいキャラクターですが,プロフィールに「飲み歩き」とあるんですね!

プロデューサー:
 見た目は子どもですが,そもそも人間ではないのでお酒の楽しさをすでに知っています。意外と人間たちに混じって楽しんだりもしていますね。とはいえ,人間とエコーが違う種族であるという視点は厳しめに持っています。

◆キャラクターデザインについて

小路氏:
 全キャラクターの中で一番ファンタジー寄りになっています。物語全体のページをめくる役回りでもあるので,明らかに周りとは異なる存在である,という意識を持ちながらデザインしました。
 足元にも半ズボンやガーターにニーハイ,ストッキングといった複数の要素をアシンメトリーに組み込んで,普通の人はまずしない服装,という印象を作っています。

 髪が猫耳のようにはねていたり,瞳が猫目のようになっていたり,ブーツの先が爪のように見えるデザインや,尻尾のようなベルトも混ぜて,とにかく「猫感」を随所に入れていますね。


◆初公開◆制作陣が語るここだけのキャラ小ネタ
「おつかいはちゃんとできる子です(笑)。数も間違えませんし,おつかいを頼まれるとプンプンしながらもきちんとやってきてくれるタイプですね」(プロデューサー
「感覚が人間と遠いエコーほど,ヒトとは少し雰囲気の違う瞳をしていると思います」(小路氏




ストーリーやMVに込めたこだわり,
今後の展開について


4Gamer:
 キャラクターのお話,すごく解像度が上がりました。あらためて,この作品で注目してほしいポイントについて教えていただけますか。

竹之内氏:
 ドラマや楽曲の演出がとても素晴らしいので,シナリオ部分に関しては,テンポよくストレスなく楽しんでもらえることを意識して制作しています。キャラクターをとても大事にしたプロジェクトですので,キャラクターの言動や反応に迷ったときは,すぐ皆さんに相談させていただき丁寧に意見をすり合わせて調整していますね。

 まだ詳しくはお話できませんが,今後,それぞれのペアの関係値の変化がポイントとなっていきます。それぞれのキャラクターがどのように変化し,成長していくか楽しみにしていてください。

4Gamer:
 では,今後はどのようにストーリーを展開していかれますか。

プロデューサー:
 各ペアの物語を順番にお届けします。そのワンセットになったものを繰り返していく,という形を予定していますね。
 ただ,真夜などペアではないキャラクターもいますので,そこはそれぞれのストーリーに登場したり,エクストラのようなスタイルで物語が挿入されたりということもあるかもしれません。


4Gamer:
 楽しみです。キャストも新人さんから著名な方までバラエティに富んでいますね。

プロデューサー:
 そうですよね。オーディションで募集したのですが,皆さんのいろいろなパターンを聞いて,キャラクターを決定していきました。当初は違う役で音源をいただいていても,別のキャラクターがしっくりきて,改めてセリフ収録をお願いした場合もありましたね。歌を聴かせていただいて判断したキャストさんもいます。

4Gamer:
 楽曲もこれからたくさん出てくると思いますが,制作についてもお聞かせください。

プロデューサー:
 本プロジェクトでは,大きく分けて「キャラクターソング」と「イメージソング」を制作しています。前者はお馴染みの,CVを担当する演者さんに歌っていただくものですが,後者はシナリオやキャラクターからイメージした楽曲を作家さんに作っていただき,歌を生業にされている方に歌っていただくものです。

4Gamer:
 なるほど,そこがこのプロジェクトの特徴のひとつなんですね。

プロデューサー:
 そうです。弊社はアーティストやクリエイターが多数所属している会社なので,楽曲づくりについてはかなりこだわりがあるんですね。「こういう曲を作ってほしい」という依頼の仕方ではなく,「このキャラクターをイメージして,あなたの作家性に沿ったものを作ってください」とオーダーすることもあって,このプロジェクトもその形に近いです。

三田氏:
 世界観を制作する際も,そういう感じのお話は多かったですよね。「それなら,こうすればYouTubeで展開しやすくなると思います」といった形のアドバイスもよくさせていただきました。

4Gamer:
 なるほど。この手のプロジェクトですと,世界観の監修チームがあり,ビジュアル制作や音楽のチームがあり……といった感じが多いと思いますが,本プロジェクトではプロデューサーがそのあたりを一手にまとめておられるのでしょうか。となると,かなりミニマムなチーム体制ですよね。

プロデューサー:
 ミニマムですね(笑)。本当に,今いらっしゃる方をはじめとした皆さんがプロのクリエイターだからこそ成立しているプロジェクトだと思います。とはいえ,KAMITSUBAKI STUDIOでは意外と普通なんです。いろいろなクリエイターと直接やりとりして,アーティスト本人の性質や作家性を重視した作品を作り上げていくという。

4Gamer:
 そういう意味では,ほかのキャラクターIPと少し異なるかもしれません。最初のほうで少し触れましたが,今はYouTubeで展開するプロジェクトが数多くあります。その中で,本作はここがすごい! というアピールポイントを教えてほしいです。

プロデューサー:
 やっぱり,関わってくださるクリエイターの作家性や個性が出ているコンテンツというところですね。なので,イラストだけとか,MVの単品だけ見ても絶対に楽しいですし,シナリオだけ見ても「もっと知りたい!」と思える作りになっていると思います。

4Gamer:
 なるほど。ドラマは1本が5〜6分程度とかなり短いですが,そこも意図して作られているのでしょうか。

プロデューサー:
 はい。YouTubeの,しかもボイスドラマを進んで見てくださる方って本当に限られているんですよね。

4Gamer:
 あらゆるところでこの話が出るのですが,非常によく分かります。

プロデューサー:
 なので,1話はスナックをつまむような感覚で見られる長さにして,スパンは比較的短めに作っています。

三田氏:
 もちろん原案の段階でもある程度までは考えますが,実際のシナリオにするときに「続きが気になるタイミングで終わらせる」というのはすごくご苦労をおかけしていると思います。

竹之内氏:
 いえいえ! 削りたくない展開もあるし,でも長くしすぎると聞いてもらえないし……というジレンマがありますね。

プロデューサー:
 ユーザーさんの反響を見ていると,ちょうど良かったようで安心しました。我々としては,サクッと見てみんなで感想を話し合ったりしてほしいなというのが理想です。

4Gamer:
 かなり考察したくなるコンテンツですしね。

三田氏:
 原案の設計レベルから,「これらの都市伝説はこの頃にブームになっていたから,ここから考察してもらえるだろう」といったポイントを考えたりしていました。
 たとえば孝星のストーリーでは,団地の都市伝説的なものをテーマに扱いましたね。映像でもそのあたりがいい感じに醸し出されていたので,スタッフの方に汲み取っていただけているなと感じて嬉しかったです。

プロデューサー:
 そうですね,背景の描写や映像演出もあわせてこの世界観を作り上げています。三田先生がこの作品の形に合わせた世界観や設定を作ってくださっていて,“映像映え”的な視覚情報がたくさん含まれているのでありがたいです。
 そのほか公式サイトなどもこだわっていて,現状ではこちらが意図しないところまで皆さんに想像を膨らませていただいたりしていますね。すごく熱量があるユーザーの方ばかりでありがたく思いつつ,そんな見方もあるんだ,と興味深いです(笑)。

竹之内氏:
 言い方が拙いのですが,異形がちゃんと「異形している」ので,そこに興味がある方にはとても刺さるのではないでしょうか。

プロデューサー:
 実は異形の姿に注目してくださった方の中には,TRPG界隈の方も多かったんですよ。

4Gamer:
 たしかに! そちらの人にも刺さりそうです。

プロデューサー:
 もともと意識していたわけではなかったのですが,変わったフックやデザイン,先生に作っていただいた舞台設定など,結果的にTRPGっぽくなったところはあるかもしれません。

三田氏:
 僕は出身がTRPGですしね(笑)。

プロデューサー:
 そうですよね! ぜひTRPG界隈の皆さんにも二次創作を作っていただきたいです(笑)。

 デザインコンセプト的に海外の方にも注目していただけるかなと思いましたが,反響も想像より早かったです。テーマソングMVでも「このコンテンツ何!?」っていう反応が国内外からありました。異形や異質なイメージを前面に押し出していたので。
 あのMVはRIBBONさんというクリエイティブチームに作っていただいたのですが,「異質だけど美しい」という感覚をお持ちなので,コンセプトにぴったりな作品になりました。




4Gamer:
 今お話いただける範囲で,今後の展開について教えていただけますか。

プロデューサー:
 今は自己紹介のような形でそれぞれのキャラクターとペアのストーリーを展開しているので,しばらくはそれが続きます。そこに何かを感じていただいたり,考察を深めていただいたりするために,MVなども出していく予定です。

 あとはメインシナリオの続きの前に,ミニシナリオ的な,メインでは拾えないようなストーリーや設定を楽しんでいただけるものを出せたらと思っています。
 そのあとも,まだボイスドラマの動画内でしか披露していないシナリオイメージソングなど,いろいろな施策を計画していますので,ぜひ期待していただけたら嬉しいです。

4Gamer:
 楽しみにしております。では最後に,一言ずついただけますか。

三田氏:
 このプロジェクトのお話をいただいてから,もう3年くらいになるでしょうか。複層的な面白さがある作品だと思います。人間と異形のペア,ミイツ市という不思議な舞台,彼らを表現するドラマや楽曲,それぞれに魅力があるはずです。
 皆さんも「なんだか気になるな」と思ったところから入っていただいて,さらにその先の面白さを知っていただけたらと。ぜひ,これからもよろしくお願いします。

竹之内氏:
 まだ始まったばかりですが,ここからキャラクターたちがどう成長して,それぞれのペアがどのような形に落ち着き,どう決着するのか。一緒に彼らの成長を見守っていただけたらと思います!

小路氏:
 この場にいる皆さんと一緒に,常にキャラクター一人ひとりに強いリスペクトを持って制作しています。これから出されるドラマやMVもぜひご覧になって,もっと彼らのことを好きになっていただけたら何よりも嬉しいです。

プロデューサー:
 チームとしてはミニマムですが,関わってくださる方はとてもたくさんいらっしゃいます。いろいろな方に協力していただき,能力を発揮していただいて作品が作られています。そうした方々や,ユーザーとして楽しんでくださる皆さんなど,作品に関わるすべての人が幸せになるといいなと願っています。
 幸せにはいろいろな定義がありますが,ユーザーの皆さんにはぜひ「感情」を動かしてもらえたらなと。これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきますので,どうぞよろしくお願いいたします。

4Gamer:
 本日はありがとうございました!

――2026年3月13日収録


今後の公開スケジュール

■5月13日(水)〜5月15日(金)
ボイスドラマ 第7〜9話公開
雛太と桜仁の物語を3日連続で公開予定。
2人のストーリーのイメージソングと,小路さこ氏描き下ろしスチルイラストも劇中で公開されます。

■5月20日(水)
キャラクターソング 卯月雛太(CV:堀江 瞬)リリース&ミュージックビデオ公開

■5月27日(水)
キャラクターソング 桜仁(CV:前野智昭)リリース&ミュージックビデオ公開
2週連続でキャラクターソングをリリースし,リリース同日にYouTubeでオリジナルミュージックビデオを公開します。

「STRANGE EDEN」YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/@strange_eden_pj




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