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マフィア梶田の二次元が来い!:第165回「ホットラインで繋がるサイコポップなXBLAZE」
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印刷2013/07/19 17:26

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マフィア梶田の二次元が来い!:第165回「ホットラインで繋がるサイコポップなXBLAZE」

画像集#001のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第165回「ホットラインで繋がるサイコポップなXBLAZE」

これはただのサイコ
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 ネタバレ滅びろ。……いやね,「ダンガンロンパ」のアニメが始まってしまったので,積んでいたゲーム版を急いでクリアしたんですよ。コレ系のアニメ化作品は,絶対にネタバレの危険性がつきまとうので,必ず視聴前にゲームをクリアするようにしているんです。サイコーにブッ飛んだキャラクター達やクレイジーな展開がツボで,とても楽しめました。
 こんなに面白いなら,積んでおくんじゃなかった……。セーブデータを確認したら,最後に保存したのがなんと1年も前のこと。寝かせすぎだろ……。でもアドベンチャーゲームって,いったん中断してしまうと,つい放置しがちになるんですよね……。
 ともかく,これで安心してアニメが見られる……と思ったんですが,続きが気になりすぎて「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」を始めてしまいました。ヤダ……メッチャ面白い……前作やってると初っ端からメッチャショッキング……! 常に「これからどうなってしまうん!?」とドキドキさせられちゃうハンパねぇゲームですわ。こりゃアニメと合わせて,しばらくはサイコポップ中毒で大変だぁ。


画像集#002のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第165回「ホットラインで繋がるサイコポップなXBLAZE」

 「RADIO 4Gamer」の第172回では,アークシステムワークスより7月25日に発売される,「XBLAZE CODE:EMBRYO」PlayStation 3 / PlayStation Vita)を特集しました。本作は同社が手がける大人気2D対戦格闘ゲーム「BLAZBLUE」(ブレイブルー)シリーズの世界観とリンクした,新たな“蒼の物語”を描いたアドベンチャーゲームです。
 番組ではゲストとして,本作のディレクターである増澤寛晃氏をお招きし,世界観の解説などをしていただきつつ,実際にゲームをプレイしてきました。



 本作の大元となったBLAZBLUEシリーズといえば,格闘ゲームでありながら重厚なシナリオを楽しめるという,エンターテイメント性の高さが大きな魅力。XBLAZE CODE:EMBRYOはそのスピンオフタイトルということで,ファンから高い期待を集めています。
 どうやらBLAZBLUEから150年ほど前の世界を舞台にしているようですが,どのようなリンクを見せてくれるのか非常に楽しみですね。番組では序盤の序盤しかプレイできなかったので,発売日まで蛇の生殺し状態です。あの死神のシルエット……いったい何ブラッドエッジなんだ……。


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 「Hotline Miami」ってご存じですか? 4Gamerでは過去に「インディーズゲームの小部屋」で取り上げられているんですが,動物マスクの主人公がひたすらロシアンマフィアを殺しまくるという,ブッチギリでイカれた殺人ゲームなんです。
 目が痛くなるような毒々しいグラフィックスとサイケデリックな音楽で表現された狂気的な世界観には,良識のかけらすらありません。だがそれがいい。そう思った人が多いからこそ,30万本を突破するセールスを記録し,Game of the Year 2012にまでノミネートされちゃってたりします。続編も発表されましたしね。

 なぜ今そんな話を始めたかというと,海外のゲーミングアパレルブランドであるInsert Coinが,本作の主人公が着用しているジャケットを発売したんですよ! 超欲しいのに売り切れてるんですよぉおおおおお!!!! これ着てニワトリとか豚のマスクかぶりたかったなぁ……。日本でも売ってくれませんかね。無理ですよね。

 まぁ,それで思い出したようにちょろっと本作について語ってみたくなったわけです。ただ,ゲームの概要については前述の通りインディーズゲームの小部屋でしっかり紹介されているので,今さらここで書くまでもない。というか,「殺人ゲーム」の一言で説明ついちゃう気がします。
 斬殺刺殺撲殺銃殺……やたらめったら殺す。「殺」という字がゲシュタルト崩壊を起こすくらい,バリエーション豊かに殺し殺されいっそ愉快な殺殺コミックですよ。よくもまぁこんな悪趣味なゲームを作ったもんだ。バカ! でも大好き……(ツンデレ)。

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画像集#007のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第165回「ホットラインで繋がるサイコポップなXBLAZE」
 そしてこのゲーム,とにもかくにもシナリオに謎が多い。サイコな世界観にドハマリしたファンが,こぞって主人公の動機や開発者の意図を絞殺……間違えた,考察しています。解釈は人ぞれぞれで,「これだ!」と万人が納得できるような答えは未だに出ていないんですが,個人的には「楽しくて殺っている」説が一番しっくりきますかね。
 恋人の仇討ちとか思想的なものだとか,一見主人公の殺人には理由があるようにも見えるんですが,それだけでは説明のつかない展開も多いんです。かといって,主人公が完全なサイコパスの殺人鬼なのかと言われると,罪の意識に苛まれているような描写もあって……これもう分かんねぇな。
 結局のところ,主人公は我々プレイヤーを投影しているんでしょうね。ほら,ゲームを遊ぶときって倒すべき敵に「悪の組織」だとか「親の仇」とか理由付けされていると,スッキリ殺れますよね? だからといって,本気で「正義のため」とか「大切な人の仇だから」という理由でゲームをプレイする人なんかいない。
 本質的には楽しいからゲームをやっている,楽しいから進んで殺りに行っているわけでありまして,本作の主人公もきっとそうなんじゃないかと。そういうメタフィクション的なアレなんじゃないかと,思うわけですよ。

 当たり前ですが,ゲームのコンセプト的に万人に向けて笑顔でオススメできるタイトルではありません。しかし,もし興味がわいた人がいるなら,プレイしてみては如何でしょう? 結果,自分が薄ら笑いを浮かべながら殺人を楽しめる人間だということに気付いちゃっても,俺には責任ありませんけどね!

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