連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第216回「ついに最終章を迎えるエルダイスのアオイホノオ」
このアバター,現在公式サイトで確認できますが,放送記念のコラボアイテムとして実際にゲーム内に登場する予定です。ファンタジー世界で俺だけ革ジャンに鉄パイプとか違和感バリバリなんですが……サービスがスタートしたら,ぜひとも使ってやってください!
「RADIO 4Gamer」の第225回では,MAGES.より昨日(2014年7月24日)に発売されたPlayStation Vita用ソフト「コープスパーティー BLOOD DRIVE」を特集。ついに“天神小学校”と“Book of Shadows”に関する謎が明らかになる,「コープスパーティー」シリーズの最終章です。
「コープスパーティー BLOOD DRIVE」公式サイト
番組ではゲストとして「コープスパーティー」シリーズの原作者である祁答院 慎氏に来ていただきました。アニゲラでは準レギュラー化しているくらいおなじみの祁答院氏ですが,ラジガメには2012年8月に特集した「コープスパーティー -THE ANTHOLOGY- サチコの恋愛遊戯♥Hysteric Birthday 2U」以来,2年ぶりの登場となります。
本作は「コープスパーティー ブラッドカバーリピーティッドフィアー」(PSP / iOS)のようにキャラクターを操作して天神小を探索するタイプの作品となっており,システム面で原点回帰をしながらもグラフィックスが3D化されたほか,さまざまな新要素も追加されています。
それによって,よりホラーゲームとして進化したものになっていました。真っ暗な天神小をスマホや懐中電灯の光を頼りに探索しなければいけないので,従来のシリーズ作品とは,また違った恐怖を味わわせてくれそうですね。
長きにわたる凄惨な物語が一体どのような終焉を迎えるのか……“外道”院のことですしイヤな予感しかしませんが,俺も覚悟を決めてプレイしようと思います!
島本和彦先生の同名コミックをドラマ化した「アオイホノオ」(公式サイト)の放送が始まりましたが,第1話を観た限りでは滅茶苦茶良くできてますねコレ……。
多くのオタクがそうだと思うのですが,基本的に漫画原作の実写化ってファンにとっては大きな不安がつきまとうものじゃないですか。そりゃまあ,二次元の世界で繰り広げられている物語を三次元に持ってくるんですから,役者にせよ演出にせよ,大概は“イメージ”に相違が生じてしまうんですよね。
だからアオイホノオも実際に観るまでは,島本作品特有の暑苦しさや絶妙な“間”を実写で表現できるものなのか……と,いちファンとして心配ではあったんです。
しかしながら,前述したようにコレがよくできてる。具体的には,二次元から三次元にコンバートする際に生じるイメージの相違がほとんど無いんですよ。演出もファン泣かせで,初っ端に「DAICON FILM」の映像を持ってきたり,庵野秀明監督が学生時代に制作した「帰ってきたウルトラマン」を絶妙なチープさで再現していたりと,「ああ,このドラマは“分かってる人”が作ってるんだな」と,観ていてたいへん嬉しくなりました。OPの“金田動き”なんか,知ってる人なら大爆笑間違いなしなので必見ですよ。
そして実写化における最大の壁とも言える役者陣ですが,これまた素晴らしい。少なくとも第1話時点では,個人的に文句無しの再現度でした。
とくに注目なのが,やはり主人公である「焔モユル」役の柳楽優弥さんです。演技云々というよりも顔,濃すぎィ!! 以前はアンニュイな青年というイメージだったんですけど,役柄によって表情の作り方がここまで変わるものなんですね……。あらためて,役者って凄いんだなと思わされました。ホント,ヘタすりゃ原作よりも濃ゆいですよ,この顔。
……でも,俺ってわりとなんでも甘々で評価しちゃうんですよね。よっぽどのモノでも無い限り「『つまらない』より『面白い』で語る」のがポリシーなんです。悪いところよりも,良いところを見つけるほうが楽しいじゃないですか。
そんな俺の個人的な評価だということをあらかじめお断りしておきますが,ドラマ版アオイホノオは原作ファンのみならず,島本作品への入り口としても大変オススメできる作品だと思います。願わくば最終回までこのクオリティで続いてほしいものです! とりあえず,今夜放送の第2話が楽しみですねぇ。
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コープスパーティー BLOOD DRIVE
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