プレイレポート
「ボーダーブレイク」が“エアバースト”に本日バージョンアップ。でかい,硬い,強い! の三拍子が揃った新兵器ワフトローダーを見よ
エアバーストというサブタイトルが付くだけあって,現行のVer.1.53から一気にVer.2.0となり,数々の新要素が追加されるということ自体は,9月に開催された「第48回アミューズメントマシンショー」のレポートでお伝えしたとおり。全国のボーダー(※ボーダーブレイクプレイヤーのこと)はバージョンアップを今か今かと待ちわびていたことだろう。
今回は,アップデート内容の中でも多くのボーダーが気になっていると思われる,新兵器「ワフトローダー」を一足先に体験してきたので,そのレポートを中心に新要素をまとめていこう。
「ボーダーブレイク エアバースト」公式サイト
圧倒的な火力と耐久力を持つワフトローダー
ワフトローダーは,エアバーストから追加された大型兵器だ。戦闘の残り時間が360秒になると,マップに配置された施設「ワフトポート」の上に出現し,ブラスト・ランナー(※本作のロボットの名前)で近寄ってアクションボタンを押せば,機体ごと乗り込んで操作できる。
ワフトローダー操作方法
Lグリップ
ムーブスティック:ワフトローダーの移動
アクションボタン:ワフトローダーへの乗り降り
ジャンプボタン:上昇
ダッシュボタン:下降
Rグリップ
Aボタン:攻撃(チャージカノンは長押しでチャージ)
Bボタン:用途なし
Cボタン:席の移動,ダブルクリックでリロード
ジャンプボタンから手を離すと自動的に地面に降りていくが,ダッシュボタンを押せばブーストゲージを消費して素早く下降できる。上昇と下降はブラスト・ランナーと異なる独特の操作なので,最初は移動に戸惑うだろう。さらに,ブラスト・ランナーのダッシュに当たる操作がないので,移動速度も遅めとなる。
それほど高く飛べず,しかも移動が遅いとなると,なんだかあまり強くなさそうに見えるかもしれないが,ワフトローダーには低い機動性をカバーするだけの圧倒的な火力が備えられている。ワフトローダーには最大3体のブラスト・ランナーが搭乗可能で,それぞれドライバー,ボマー,ガンナーを担当する。
ボマーは,ワフトローダーの左前方に配置されたグレネード砲を発射できる。装弾数は6発あるが,1射で3連発するので,実際に攻撃できる回数は1マガジンで2回となる。1発の威力はワフトローダーの武装の中では控えめなものの,攻撃範囲が広いので敵の集団を一掃したいときや,瀕死の敵に止めを刺すときなどに有効だ。
ガンナーは,右前方に搭載されたチェインガンでの攻撃を担当する。チェインガンは非常に強力で,無傷のブラスト・ランナーが相手でさえあっという間に撃破してしまう凶悪な武装だ。撃ち続けているとオーバーヒートするという欠点はあるが,それでも圧倒的な威力は脅威となるに違いない。
しかも,ワフトローダーが登場するマップのプラント付近には「リペアポート」という施設があり,そこに接近すると自動で耐久ゲージが回復していく。硬いうえに回復するとなると,そう簡単には撃破できないだろう。
ちなみに,これだけ火力が高いのなら,コアへの直接攻撃に利用したいところだが,コアに到達しても屋根が邪魔で攻撃できないようになっている。敵ベースに侵入した場合は,味方の援護をするか,自動砲台やレーダーを片っ端から破壊するのがよさそうだ。
エアバースト最初のマップは「放棄区画D51 〜冷厳なる轟声〜」。ワフトローダー争奪戦は必至
エアバーストへのバージョンアップ後,最初にプレイできるマップは新たに実装された「放棄区画D51 〜冷厳なる轟声〜」だ。このマップは,「U」の字型の細長い地形の両端に,各軍のベースが配置されている。地形の幅は狭いものの,倒壊したビルや道路などによる高低差が多く,それらを利用した進軍が可能だ。瓦礫のせいで死角も多いので,油断しているとあっさりベースまで抜けられてしまうだろう。
さらに,B,Cプラントにはリペアポートが配置されている。リペアポートは自軍が占拠しているものしか使えないので,ワフトローダーの運用には両プラントの制圧も重要になるのではないだろうか。ベース前にあるA,Dプラントばかりに目を向けていると,痛い目に会いそうだ。
21日に実装される新武器&新パーツはこれだ
強襲兵装のニュード兵器「VOLT」をはじめ,重火力兵装の新副武器「MLRS」,チャージ可能な狙撃銃「ブレイザーライフル」,支援兵装の主武器では珍しく連射が可能な「ネイルガン」など,気になる武器が目白押しだ。さらに,新軽量機体として「セイバー」シリーズも実装されている。
ちなみに,熱心なボーダーなら気付くと思うが,アミューズメントマシンショーで存在が明らかとなった重量機体「ディスカス」や,刀のような近接武器「リヒトメッサー」などが,今回はラインナップに含まれていない。そのあたりは今後のアップデートで登場すると思われるので,その日を楽しみにしておこう。
「ボーダーブレイク エアバースト Ver.2.0」新武器&新パーツリスト
クラン演習や素材の交換,通り名などのシステムが追加
ますますパワーアップしたボーダーブレイクを楽しもう
アップデート内容でとくに気になるのは,新兵器や新マップ,パーツといったゲームプレイに大きく関わってくる部分だと思うが,エアバーストではそれ以外にもさまざまな部分に手が加えられている。
・通り名システムや,新キャラクター,機体ペイントなどのカスタマイズ要素が追加
通り名のほかにも,新キャラクター「老練タイプ」「冷静タイプ」や,新たなキャラクターパーツ,8種類の機体ペイントなどが追加となっており,今まで以上に自分好みのキャラクター&ブラスト・ランナーを作り上げられるだろう。
・知り合い同士で戦場に出撃できるクラン演習モード
は,同じクランのメンバー同士で2チームに分かれて戦うか,もしくは違うクランを相手にする対抗戦だ。
なお,クラン演習モードでは,クラスC1までのプレイヤーだけが戦闘終了後にクラスポイントを獲得可能となっている。B5以上のプレイヤーは大人しく全国対戦モードでクラスアップを目指そう。また,レア素材が出現する確率が全国対戦と同じかは分からないが,報酬素材も取得できる。
・余った素材を有効利用できる素材交換システム
さらに余談だが,新パーツの必要素材を見る限り,ニュード融素子は今のところ使い道がない。この素材に関しては,今後追加される新パーツまで使わずに取っておくことになりそうだ。
・そのほか,ボーダーに嬉しい細かな調整も
地味ながら嬉しい調整となりそうなのが,クラスポイント評価システムの改良だ。この調整は,戦闘に途中から参加した場合でも最適なクラスポイントの査定を実施するというもの。以前までの評価方式では,戦闘に参加したときの残り時間によっては,戦闘結果に関わらずマイナス査定がほぼ確定ということがあったので,改善されるのはありがたい。
細かな調整としては,チャット機能の強化も見逃せない。エアバーストからのチャットでは,「攻撃」「防衛」「要請」といった項目ごとに細かな指示が出せるようになったので,味方との連携が取りやすくなるはずだ。
以上のように,新兵器や新マップ,新パーツにさまざまなカスタマイズ要素など,バージョンアップを迎えてますますおもしろくなりそうなボーダーブレイク。さっそく数々の新要素を体験するために,100円玉を握りしめてゲームセンターに向かうとしよう。プレイした後は,ICカードの回収もお忘れなく。
「ボーダーブレイク エアバースト」公式サイト
- 関連タイトル:
ボーダーブレイク エックス ゼロ プラス
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