PCメーカー13社が新OSの門出を祝福。Windows 8の発売記念発表会レポート

　日本マイクロソフトは本日（2012年10月26日），Windows 8の発売記念記者発表会を東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催した。
　同社の樋口泰行社長や藤本恭史Windows本部長がWindows 8の魅力を改めてアピールし，PCメーカー13社の代表者が登壇して新OSの門出を祝ったステージの模様をレポートしよう。

日本マイクロソフト 代表執行役 社長 樋口泰行氏

　最初に登壇した樋口氏は，まず10月25日に秋葉原で行われた前夜祭や，世界各国におけるWindows 8発売の模様を紹介し，好感触を得ているとアピールした。

　続けて，タブレット端末向けのタッチ操作と，従来のマウス操作双方に対応するWindows 8を「オンとオフの両方をカバーする理想的なソリューション」と表現。より幅広い場面での使用に期待を示した。

　続いてステージに登場した藤本氏は，タブレット端末によるWindows 8のデモンストレーションを行い，従来のWindowsから大きく変わったユーザーインタフェースを紹介。検索や共有といった作業がより手軽になっていることを，実際の操作を通して説明した。

ログインはパスワードだけでなく，「表示された写真上における特定の場所をタッチする」といった方法でも可能になる	Windows 8最大の特徴とも言える，タイトルが並んだスタート画面
従来のデスクトップ風画面も用意されている	Webブラウザーから，閲覧中の記事がクリップされた状態のメール画面を呼び出せるなど，共有がより簡単に

　デモンストレーション終了後は，質疑応答時間に。その中で，Microsoft製タブレット端末「Surface」の日本販売予定を尋ねられた樋口氏は「ノーコメント」と返答した。
　北米ではWindows 8と同時発売され，話題となっている製品だけに，今後の情報が気になるところだ。

　発表会の最後には，Windows 8搭載PCを発表したメーカーの代表者13人が登場し，ディスプレイを使った「デジタルテープカット」でWindows 8の発売を祝った。


　まずは無事にスタートを切ったWindows 8。ゲーム業界にはネガティブな意見を持っている人もいるようだが，Xbox 360と連携する「Xbox SmartGlass」など，ゲーマー注目の機能もあるので，今後の展開を見守りたいところだ。

発表会場には各メーカーが発表したWindows 8搭載PCが展示されていた。Windows 8の機能を使い切るため，デスクトップ機もタッチパネル対応ディスプレイを備えるものが主流。ノートPCでは，タブレット形状への変形ギミックを備えるものが目を惹いた